先日、もと大津市長をされていた弁護士の越直美さんが共同代表をされている、役員紹介会社　OnBoardさんのセミナーを拝聴しました。

現役女性・独立社外取締役の「ありのままの姿」をアンケート方式でまとめたこちらの本には関心があり、既に買い求めていたところでしたが、500ページもあって飛ばし読みしていたのでした。

まさに今こちらのnoteで言及しているような論点についての声が満載です。
ただ、なにぶんボリュームがあるので、最初から最後まで読もうとすると挫折しがち。買ってお守り代わりに家に置いておき、悩んだときに参考にするのがよさそうです。
別にOnBoardさんとは何らかかわりはないですが、その意味では上記動画はコンパクトにまとまっていて大変聴きごたえがありました。

なかには、取締役会でまっとうなことを言っても女性だからスルーされた(男性取締役が言ったら同じことを言ってもさすがです！といってありがたく聞いてるのに！）といった悔しい経験をされた方や、
男性社外取締役が、コーポレートガバナンスコードなんて金融庁がまた余計なことを言って困る、とかいう問題発言をしている！などの暴露赤裸々トークもあり。（もっと言っちゃえ！）

みなさん口をそろえて、研鑽が重要、CGネットで勉強すべきとおっしゃっていましたので、CGネットについて調べました。宣伝か。
結構有用そうなセミナーが開催されており、知識取得以外にもネットワーキングの場としても機能していそうです。

同じ役員でも、監査役だと任期4年、取締役監査等委員で2年と任期複数年に対して、社外取締役(監査等委員以外）は任期が短い。また、監査役だと取締役会における議決権がないですが、取締役となると議決権がある、つまり意見を言う機会があるため、よりお悩みも深く、社外にネットワーキングを求める傾向が強いのだと推察しています。

類似の会に日本取締役協会がありますが、そちらのサイトにアクセスすると、どうもおじさんおじさんしている・・・冨山会長が、ばばーん！と出てくる上に（？）会費が高いんですよね。監査役協会と会計士協会だけでも相当数のセミナーがあるので、こちらまでなかなか手が回らないのですが、資格者ではない方にはCGネットはいいかもしれません。女性多そうですし。