このシリーズ、最新刊が出たので、早速読みましたー。この本はあすみさんが主人公ではなく、シリーズに出て来た印象的な女性を主人公にした短編集です。スピンオフ、ですね。
シリーズとは少し違う味わいですが、若い女性たちの生き方を現代の風俗を交えながら描いています。イキイキというより内省的でドラマチックだと私は捉えました。どう捉えたらいいか、悩んでいる人たち、が自分の悩みに区切りをつけ、成長していくし、希望を持って生きていくステップが描かれています。
本編シリーズとは違った元気をもらえるそういう小説たちです。
あすみはその中でキーとなる女性として登場してきます。
色々な断面を通して新しい魅力を見せてくれるあすみさん。
新しい本編ではどうなるのでしょう。私は1人で生きて行くという選択をしたんだと3まで読んで思いました。新しい本編で、丸切り違うのもいいなあと期待しています。
おもしろかったーそして考えさせられる小説でした。