利尻島の旅館の住み込みバイトの体験記を4000円で売ってラフターナイト（賞金が上がった今年）2回優勝した以上の手取りをゲットしたガクヅケの木田さん。

その相方の船引さんは、8月からコンビのネタ活動休業中は1人でネタ無しトークのみの形で月1の事務所ライブに出ています。

船引さんが何を話すのか気になって、あと告知をいっぱいしていたので、ガクヅケ専用Googleフォームから予約して行きました。

出演者3人の中MCで、木田さんがnoteで荒稼ぎして10万寄付したという話の流れだったと思うのですが、そこで船引さんがまとまった話をする時間がありました。

“そう、木田ご祝儀くれてなくて、こないだ会ったときにご祝儀くれたんですよ。10万寄付して、10万のコート買って、13万の電動自転車買って、ご祝儀、「くしゃくしゃの5」でした。、、、はぁい。”

なぜこんなにもウケてないのだろう？10あれば2くらいのウケ。内容的には、8くらいのウケがあってもいいと思うのですが、あと船引さんの置かれている状況的にも、8のウケの内容だとは思うのですが、実際の体感として2でした。何を隠そう私も、バッと笑えなかったのです。お客さんの入りは25人ほどでした。

私なりに、なぜあんなにもウケなかったのか、船引さんの今後のために考えてみました。

まず、「くしゃくしゃの5」というオチです。船引さんはそれを言ったあとに、「綺麗なご祝儀袋用意して、中くしゃくしゃの5枚入ってて」みたいに慌てて小さい声で補足していたような記憶があります。そんなわけないと思ったのでしょう。おそらくその「くしゃくしゃの5」というのが、情報過多だったんだと思われます。高額な買い物、10万、10万、13万の買い物をしたというフリに対して、ご祝儀が5万であるということの非常識さが、そこまであるあるではないというか、相場がいくらなのかって意外とわからないものです。船引さんが、「（これくらいの買い物をした木田なら）最低10はもらえると思ってたんですけど」と前置きをするだけで、だいぶ共感しやすくはなったと思います。なんなら「5」は「5千円」と思う可能性もあるし…（ないか？）

あと「くしゃくしゃ」に関しては、手渡しだったのかご祝儀袋に入ってたのかも分からない段階で、あまり共通のイメージが浮かびにくかったのではないでしょうか。「すごい豪華なご祝儀袋に包んでくれて、中見たら」のように大袈裟なお膳立てを多少の脚色でもいいのでしていれば、一気にイメージが共有されたのではと思います。船引さんはおそらく「くしゃくしゃの5」というワードの強さを信頼していたのでしょうが、やはり情報過多で見ている方にはもっと丁寧に慎重にここ段差ありますとペンライトを照らしながらオチという指定席に案内する必要があるのだと思います。

船引さんには一度、ライブスタッフのお手伝いをしてみることをオススメします。