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【kindle本】ランキング入りができたのでその感謝の気持ちをお伝えします


私の書いた過去からの手紙、未来への約束ー時空を超えた二人の物語ーがkindleの無料ランキングで2ジャンルで1位となりました。

たくさんの方にダウンロードをいただき、感謝しています。短編小説だし、本より動画全盛のこの時代、どうせそんなに読まれないだろうななんてちょっと悲観的になっていましたが、重ねて感謝申し上げます。

読まれることがうれしい

「無料ランキングは比較的簡単に取れるよ」っていう話も聞きますが、同時に2ジャンルで1位になったのは驚きでした。一人でも多くの人に思いを伝えたい、その思いでいっぱいでした。

メッセージ

 この本は過去の戦時下の日本へ迷いこむ1人の女性の物語ですが、「なんかよくあるタイムスリップSFじゃん!」「興味なし!」で終了になるかと思っていました。
 ただ、私がメッセージとして込めたかったもの、それは「あの戦争で自分の家族や友人を守ろうとして亡くなった人がたくさんいたということ。そしてそうした人たちがたくさんいたおかげで今の私たちがいる」ということ。しかし、それは現代を生きる人々にはなかなか伝えにくい。伝わらない。戦後80年も経つと特に。そんなことを思いつつ書いた本になります。
 「国を守ろうとした」って言ってしまうとふわっとなり、現代を生きる私たちには余計に伝わらない。そんな思いもありました。でも本当に「お国のため」に命をかけたという人たちもたくさんいたと思います。当時の価値観を今の価値観で語ることはできません。当時の教育であったり、世相はそのようなものだったということも尊重したいと思います。

忘れられていなかったメッセージ

 一つ、私の中で思い違いをしていた面があり、感謝と同時にお詫びしたいと思います。
 それは「日本人の自己犠牲的な面というのはすでに忘れ去られてしまっていた」という思い違いをしていたことです。
 どちらかというと自分を守りたいとか、自分の生活とか、そういったものが世の中を支配しているという思い違いでした。
 しかし、これは前回の記事にも書いたのですが、そんなことはなかったんですね。例えば、東日本大震災で多くの人が示した行動を思い出すと分かります。地域の人のために、みんなのためにという思い、大切な人を守りたいという思いはしっかり根付いていました。何かがあった時、きちんと表に現れてくる、そんな一面でもあると思います。
 過去においても、現在でも、その守りたいという意志はしっかり受け継がれている、そんなことを思っています。

これからも 伝えていきたい その思い

 そのような訳で、今後も、いろいろな作品にその思いを込めていけたらと考えています。
 本日まで無料でダウンロードできるようです。GW中、家でくつろぐ際のお供として、またはお出かけの際にもお読みいただけると幸いです。



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