今日のアウトテイク#160「「Coworking Fes Setouchi 2024」で再確認したこと」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-26)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

地方でどんどんイベントやるべき。あ、5月末には東京でもある。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"新しいアイデアがほしいのなら、古い本を読め。"
(イワン・パブロフ)

#「Coworking Fes Setouchi 2024」で再確認したこと

昨日は松山で「Coworking Fes Setouchi 2024」に参加した。

岡山、広島、山口、香川、そして愛媛のコワーキング関係者が集い、『瀬戸内から見えるコワーキングのトレンド』を皮切りに、『瀬戸内コワーキングよろず相談所@小料理屋 なつみ』のコーナーでコワーキング運営のぶっちゃけたところを共有しつつ、『コワーキングスペース未来予想図』を描くところまで、とても充実したイベントだった。

各県の現在位置のお話で、中四国のローカルにもどんどんコワーキングができていることを確認。都市圏だけでないことが地方の未来を感じさせる。いずれコワーキングツアーでおじゃましよう。(実は山口と岡山はまだ行けていない)

以下、ノートしたところをかいつまんで。

青木さんの言う「無理しない≒自分たちのスタイルで運営するコワーキング」が増えるという意見には全面的同意。むしろ、それでこそローカルならではのコワーキングになる。都市型の(というか東京の)真似する必要は皆無。というか、意味ない。コワーキング自体にも属人性が求められる。

吉永さんの言う「ハレとケのケ(日常)の部分をどれだけ充実させるかがマネージャーの仕事」にも両手を上げて賛成。ややもすると派手派手しいことを期待しがちだが、コワーキングマネージャーの仕事は地味で地道で愚直なもの。主役はコワーカーなので縁の下の力持ち的存在が本当。

一番ビビビときたのは「他のコワーキングのイベントで良さそうなのをパクる、それは、日本中のコワーキングがナレッジを積んでるということだから」という話。コワーキングて、相互扶助だからそれでいい、というかパクってどんどん広めるべき。

それと、人をつないだ、で終わらせず、つながりから成果(稼ぎ)が発生している、というところまでサポートするのがコワーキングマネージャーの本分、というのもハゲしく同意。

もうひとつ、時間帯で運営スタイルを変える、というのは先日も書いたけど、全然あり。ワーカーによって就労時間帯は違うので、分けるほうが実は合理的。というか、そうすると、ひとつのスペースでパターンの違う運営ができる。一粒で二度美味しい。

で、やっぱり、コワーキングはハコよりヒト、それとコトだ。それがマチをイキイキとする。

オモシロイなと思ったのは、会場でイベントが進行するのに合わせて、副音声(というのか)で、オンラインのトークも流していたこと。

通りかかったら呼ばれたので、ぼくもちょっとお話させてもらった。

ところで、やっぱり後藤さんはもうすぐリリースするスマホアプリ「cosac」のTシャツを着てきてくれた。本当に有難うございます!(あ、陽気な背後霊が)

ひとつだけ言っときたいのは、ローカルでコワーキングを運営しようと思えば、施設のこともだけど、それより、ヒトがどう反応しているか、動いてるか、をウォッチすることが大事。改めてそう思った。

で、やっぱりこれからはインディー・コワーキングだ。ぼくはこれをテーマにカツドウする。

皆さん、いろいろ学びと出会いを有難うございました。
また、お会いしましょう。
って、来月、また来ますけど。

#生活圏内のCoworkingは「みんなのカツドウ拠点」

コロナ禍を経てリモートワークが市民権を得るようになったものの、在宅勤務が難しいのは洋の東西を問わない。

そこで、自宅近くのコワーキングが脚光を浴びるようになったのは何度も書いてる通り。要するに、生活圏内にコワーキングが必要になってきている。

で、この記事だが、共用ワークスペースにも「パーソナライゼーション」が必要、と。ここでいう「パーソナライゼーション」とは、ワーカー個人個人にマッチした環境の提供の意。

ちょっと引用すると、

より パーソナライズされた ワークエクスペリエンスを提供することで、社員はオフィスで過ごす時間を増やすことができる。 パーソナライゼーションとはそのスペースに愛着を持つことを意味する。

パーソナライズされたスペースは愛する人の写真やお気に入りのマグカップなど個人的なものを飾る場所からオフィスデザインに社員が参加するものまでさまざまです。

パーソナライゼーションを高めることで、社員は(企業への)帰属意識が高まり、仕事への満足度や生産性の向上につながるという研究結果もあります。

ふむ…。

「自宅のようなワークスペースにする」ことが有効であることは確かだが、「オフィスやフロアスペース全体が自分のものであると認識する必要がある」というのはどうかなぁ。自分のもの?

それが愛する人の写真やお気に入りのマグカップって、国民性もあるかもしれないが、ちょっと子供じみてると思うのだが違うのかなぁ。それで、「社員は(企業への)帰属意識が高まる」というのも、なんとも安易な感じがする。

まして、今や帰属意識は会社にではなくて、価値観や世界観を共にするコミュニテイに向けられている。企業ではなくて「人」。特に「所有」や「消費」よりも「体験」に重きを置くミレニアル以下、Z世代はその傾向が強い。

自宅近くにコワーキングがあれば、企業人であろうがフリーランサーであろうが、そこに集まるうちに仲間意識が芽生えて、ときに協業、協働することもあり、同時に、これまで昼間は顔を合わせることなかった人たちが毎日会うようになって、町内コミュニティも活性化するという、一石二鳥が起こる。これを日本でも積極的にやるべき。

実は昨日の「Coworking Fes Setouchi 2024」でも、「うちは田舎で住宅街だから…」と言う方がおられたが、むしろこれからはそういうロケーションのコワーキングが求められるはず。かつての公民館の現代版をコワーキングがすればいいのだ。

共用ワークスペースであるコワーキングには「自分のもの」という感性は働かない。そうではなくて、「みんなのもの」。Co=共同だから、Coworkingは「みんなのワークスペース」。

ただし、「ワーク」は仕事に限らない。利用者のあらゆる目的と課題が対象。なので正しくは「みんなのカツドウ拠点」。

はい、ここで毎度おなじみの「コワーキング曼荼羅」。いろんなカツドウのテーマがコワーキングにはある。

そこのところはキッチリ抑えておきたいと思う。

では、次の目的地に参る。

ということで、今日はこのへんで。


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