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動物園が好き? 好みは結局、人生経験 (特に子供時代) に影響されてる 078/360

今日のまとめ:****************************************************************子供の頃、よく連れられて行った動物園。楽しい思い出ばかり。ところがイギリスにヨメに来てみたら、婚家は「動物園は残酷な場所だ、行かない」という文化でした。
確かに一理ある、でも教育的意義もあるよなぁ、と思っていたのですが・・
ここ1年半ほど、コドモたちと楽しく動物園通いをしてきて「オリに閉じ込めてるのは、やっぱりかわいそうかも」という思いも強くなってきました。**********************************************************************************

本編の前の、つぶやき:
毎日投稿!が途切れてしまいましたが、原因は「珍しく旦那込みでコドモとお出かけしたこと」?

普段は「ブログ書いてからしか出かけない」または「ブログを書く時間までには帰宅する」など、「完全に自分のペース」で24時間のスケジュールを組めるのですが、旦那が絡んでくるとそうはいかない、と改めて思いました。

もちろん、旦那のせいにするのは安易なハナシで、本当は「毎晩真夜中に投稿するスケジュールにしておけば、日中の出来事に左右されない」「原稿をストックしておけば、このような際に対処できる」など、至極理論的な解決策はあるんです、もちろん・・

前置きは以上です。
では本題の「動物園」について

1. 幼少期に動物園に通った楽しい思い出


バタコの祖父は、孫が全国に13人居ましたが、みんなを訪問するのが楽しみだったようです。数県隣からやってきて、バタコや弟を動物園に連れ出してくれた写真が残っています。

バタコは割と幸せなコドモ時代を送ったヒトで、そのコドモ時代に好きだったこと楽しかったこと親とやったことなどを、子持ちになった今も「なぞりがち」なことは自覚してます。

動物園通いは、明らかにその例です。


2. 生物学や動物行動学に興味がある

バタコの父親は海洋生物学者または魚類学者で、でも仕事の鬼というよりは割と家庭的なヒトで、週末はコドモとしっかり出かけては野外メシしてくれたし、バタコの母も植物が専門の生物学者なので (←マインドが、という意味です。「職業」は主婦・パートです) 、家庭では生物学関連の話題は日常生活の一部でした。

バタコは生物学とは無縁の人生を送っていますが、歴史や政治・経済など、かなりの教養がないと語れなそうな分野とは違って、生物学においてはファクト (事実) はファクトなので、スッキリしてる感はあり、トピックとしては好きです。旦那も同様に、文系だけれどダーウィンさんの進化生物学が好きなので、家族全員、行くたびに知識が増えて、どうぶつ大好き「どうぶつはかせ」の7歳長男、「お兄ちゃんが好きなことが僕もスキ!な」5歳次男も、みんなが満足できるエンタメです。

3. イギリスは動物園が日本よりも流行らないのか?


ただし、上述のように「婚家の文化」として、旦那の息子フィリックス (バタコの義理の息子) は、ほぼ全く動物園経験ナシで育っています。(学校の遠足くらいは行ってるかも)
なぜなら養育責任者として発言権を持つ義母 (旦那の母)が「動物園なんて興味ない、あんな残酷なトコロ」という見解だったからです。

あくまでもいち家庭のエピソードではありますが、イギリスでは「(犬猫など一般的ペット以外の) 動物を飼うなんてかわいそう」という意見が、もしかしたら日本より多数派なのかもしれません。
または、単に、バタコが子供だった1980年代の日本と、バタコが成人してから渡英した2000年代を比べると、時代が進んで「動物愛護」の機運が高まっているのかも。

4. イギリスの動物園は、身障者が多い

動物園自体は、特に陽気のいい日などは、子連れやデートのカップルでにぎわってるから、全く人気がないわけじゃありません。

また、「車いす」率がとても高い!のは行ってすぐ気づく点です。

断然、日本よりもイギリスに来てから、たくさんの「車いす利用者」を見かけるようになりました。「世の中にはこんなに車いす利用者が居たのだな~、日本では、車いす利用者が出かけにくい雰囲気がもしかしたらイギリスより強いのかもしれない」と思ってます。

単純に「足を怪我したから今、車いすに乗ってる」というよりは、先天障害などの結果、いわゆる「障がい者」として、おそらく一般の公立学校には通わずに、現在も施設で暮らしている (多分)、そして車いすを押しているのは、親御さんの場合もあるけれど、多分プロの介護者、という例をよく見かけます。

郊外の大ショッピングモールみたいに、駐車場が完備されていて、狭い通路や段差がなく広々としてるし、コンサートホールのような「行儀よく座って静かに鑑賞してください」的な縛りもない、と条件が出そろっているためでしょうか?

5. 動物園のミッションは「社会啓発と動物保護」


バタコも、コドモ時代の「お出かけルンルン楽しいな~どうぶつえんだいすき」というレベルや「いままで知らなかったことを学べる、知的好奇心が満たされる場所」というレベルとは別に、

「う~ン、確かに・・大自然の中で暮らしているべきものを、こうやって狭い空間に連れてきてしまったのはかわいそうだな」
と思う瞬間も増えてきました。

1980年代から時代は移って、現在の動物園の「ミッション」は「本施設は慈善団体であり、収益の一部は、世界各国での動物保護や生育環境保全に寄付されます」となっています。動物の「エサの時間」にマイクを付けた飼育員が解説する内容も、動物の知識プラス「ご来園ありがとうございます、入場料の一部は、世界で動物を助ける資金になります。こちらの寄付金箱、そしてグッズ購入もおわすれなく」という流れです。

ムカシは「動物を捕獲して、連れてきて、見世物にする」という発想だったのでしょうし、あまりそのこと自体が「虐待だ」と言われるようなことは少なかったのかなとおもいますが、今では、動物園は研究や教育の場でもあり、交流ネットワークが確立され「この園では手狭になったので別の園に移す」「繁殖可能な年齢の個体を貸し出す」などが盛んにおこなわれており「飼育下での繁殖成功!」の例も多いようです。

動物園で生まれた個体はおそらく、動物園で一生を過ごすことになりがち (野生に帰すには、捕食や身を守るスキルが、おそらく足りない) 。
目の前のオリに居る動物たちは、「無理やり連れてこられた」存在ではないのかもしれません。

でもやっぱり、檻をせわしなく歩き回っている動物を見ると、閉じ込められてるんだなぁという気持ちはぬぐえないですね。

というわけで、あまりバシッとした結論が出てるわけではないのですが、今の心境を書いてみました。


アナタはお子さんを動物園に連れて行きますか?

ではまた明日!



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■関連時期:前回のお休みにも、動物園に行ってました、そういえば・・

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