キャッツ Cats オリジナルバージョン

キャッツ 英語版

面白かった。なぜ評価サイトが散々なのか。ストーリーがない?これはコーラスラインの猫版だよ。ダンスと歌を楽しむものだ。設定がファンタジーなのは原作が子供向け詩集だから。

特殊メイクはもっとネコっぽくしたほうが良かったかもね。CG部分の不気味の谷みがすぎる。ミュージカル見たときの「ホントにネコみたーい!」という感動がなくて、あくまでもネコのコスプレした人間みたいな感じになっちゃったと思う。

グリザベラのキャスティングは微妙と思った。衰えた猫が最後魂を振り絞って歌うのが良いとこなのに。脂乗ってるガチ猫に衰えたフリさせてどうすんだよ。隠しきれないパワーがにじみ出てんの。余裕こいて歌う歌じゃないよなあ。元娼婦猫を元女優猫という設定に変更しちゃって、ポリコレとかいう現実逃避システムが幅を効かせてるおかげで、ガスが前座みたいになったじゃないか怒。

ガスと長老と気弱なミストは最高だった。歌がカスカス?うるせーすっこんでろぃ。味つーんだよ、そこが良いんじゃねーか、こんちきしょう。

白猫は子猫らしいピュアな優しさや戸惑いが良かった、主役のようでいて空気、観客の代弁者みたいな立ち位置なのかも。吹き替えも見たかったけど、公開がおわってしまった。

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