株式会社imago 代表 濱中香織

組織の中で右から左へと流れてくる仕事をこなすことに違和感をおぼえ、東京の下町で小さな編…

株式会社imago 代表 濱中香織

組織の中で右から左へと流れてくる仕事をこなすことに違和感をおぼえ、東京の下町で小さな編集プロダクションをはじめました。小説の編集やWEB記事の制作といった仕事の中で、伝えることの難しさを感じる今日この頃。ここではそんな「伝える」を中心に私が感じたことを書いていきたいと思います。

最近の記事

書くことを仕事にするには

我が社は小説の編集やWEBや雑誌の記事の執筆をしているため いろんな原稿が持ち込まれる。 ライター見習いの人、作家の商業デビュー作など新人の原稿を預かって赤字を入れて戻すという仕事も多く、そこで気づいたことがある。 それは、編集や校正者の赤字に素直に向き合う人は、その後、プロとしてきちんとやっていける可能性が高いということ。 よく、 「私は雰囲気のある文章が書きたいんです」 「小説投稿サイトで書いているときは、こういう表現が人気でした」 などと、赤字に向き合えない人がい

    • はじめに/伝えるということ

      私は、20代の終わりにOLをやめてフリーのライターとなり、紆余曲折を経て、今は小さな編集プロダクションを経営している。 自分で取材をして書くこともあれば、書籍(主に小説)の編集をすることもある。文字を使って人に「伝える」のが私の仕事だ。 その私が、世界が新型コロナウイルスによって危機に陥って思うことは「伝えること」の大切さと難しさ。 小さい頃から私の周りは本を読むのが大好きな人であふれていた。でも、ある時、10歳以上年下の女性に「本って、文字ばっかりでつまらくないですか

    書くことを仕事にするには