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子ども相手に名詞限定しまくってみた

コーチングには名詞限定という技があります。

例えば
『私、仕事が今すっごく楽しいんだよね。』と言われた場合、
仕事とはどの仕事のどのような業務のこと?
今っていつからいつまでのこと?
楽しいって具体的にどういうこと?

など因数分解していけば
このワードの中にはたくさんの言語化できる種があります。

でも普段の人との会話の中で
『私、仕事が今すっごく楽しいんだよね。』と言われたら
『へえ〜、そうなんだ、いいね。』
くらいにしか返答しないし
そのくらいにしか思わないのではないでしょうか?

私たちってそのくらい
人との会話をふ〜んわりしているんですよね。

コーチはそれでは務まらないので
意識的に練習する必要があります。

でも日常生活の中で
ずっとこれをやると
全然話が進まない&うざがられますよね。

というわけで
もっぱら一番私の相手をしてくれる
末っ子の年長娘にお相手願います。

話題は習い事の話。

小4長男と小2長女は水球をやっています。
基本は3年生から受け入れてもらえるのですが
兄妹がやっていると2年生くらいから始める子もいて
小2長女はその流れで
秋口から始めました。

でもまだ小学生でない末っ子は
1人だけ水球を始めることができていません。
今の習い事の話をしているうちに
水球の話になりました。

娘『〇〇ちゃん、今いちばんやりたいのは水球!』
私『へー、どんなところがやりたいと思うの?』
娘『だって、巻き足の練習(水球の立ち泳ぎのこと)とかしたいし。』
私『そうなんだ、巻き足が好きなの?』
娘『違う、みんなできるし、楽しそうだから。』
私『何が楽しそうだと思うの?』
娘『みんなでワイワイ試合やるところ。』
私『みんなで戦ったりするのが好きなの?それとも協力して得点を取ったり?』
娘『同じチームの人と協力して、勝ったり喜んだりしたい。』
私『そうなんだ。そうしたら今〇〇ちゃんはどうしたい?』
娘『小学生になったら入れますか?って監督に聞いてみたい。』
 『いま習ってるスイミングで、2年生には黄色帽子になりたい!』
(ちなみに長男は小4の現時点で黄色帽子の下の級)
 『見学に行くときは、一緒についてきてね!』

とまあ、こんなわけで
なんとなく発した言葉でも

丁寧に思いを聞いて
本当はどういう意味でその言葉を言っているのかを突き詰めると
今やれることや、その目標設定が浮かんできたりして

年長の娘でもこんな風に
想いを口にできるのです。

コーチになるには
こういうことをしっかり練習を積み重ねる必要があって
これからも末っ子にたくさんお相手いただこうと思います。

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