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少女漫画にみる認知科学コーチング


さて

私が今学んでいる認知科学基づくコーチングでは

いろいろな専門用語がたくさん出てきます。


この辺りが敷居が高いというか

とっつきにくいし、

なんだかよくわからないですよね。


今日はその辺りの用語を解説したいと思います。

用語がわかると

コーチングがなんとなくわかるということになります。


私が勉強中の認知科学に基づくコーチングの

概要は前回のnote記事にも書いてあります。

ぜひ読んでみてください。

https://note.com/kaori_kunito/n/n9f9083a34fcc


コーチングとはゴールを設定し

達成することです。

それをクライアント(コーチングを受ける人)が設定、達成できるように

伴走するのがコーチという仕事です。


エフィカシーって?

このゴールを設定したり、達成したりするのには

高いエフィカシーが必要になります。

エフィカシーとはゴールを達成する自己能力の自己評価のことです。

敵が強くてもなぜかワクワクする孫悟空も、

なんの根拠もないのに海賊王になる!と言っているルフィも

代表的なエフィカシーの高い人たちです。


なんなら少年漫画にはこの類の主人公が多い。


このエフィカシーを考えた時

私も少女漫画の主人公に誰かいないかと探したのですが、、、

あんまりいない、、、冴島翠?(『天使なんかじゃない』古い!)

いやーでも翠ちゃん、エフィカシー高いわけじゃないか。。。


アラレちゃんくらいかな?

いや、これ少年漫画?

と言った具合に、少女漫画には例が見つからず、、、


根拠のない自信!これがエフィカシーです。



スコトーマとRAS

続いてはスコトーマとRASについてです。


スコトーマというのは心理学的用語で

心理的盲点という意味です。


私たちは自分で重要と認識していないものに関して

目に入ってこないということです。


例えば日頃から

鼻の頭は見えてますか?


みようと思えば見えるものなのに

いつも見えると邪魔くさいので

スコトーマにしてみないようにしているのです。


いつもしている腕時計の
文字盤のデザインを正確に書くようにと言われても
案外書けない人は多いのではないでしょうか?

一度文字盤を確認して
紙に書いてみたとして
ではその文字盤を見た時刻を書いてと言われたら
いやいやそれは見てないよ、、、と。

目にしているはずなのに
知りたい情報以外は見てないんですよね。


次にRASについてです。

RASとは脳の脳幹にある網様体賦活系のことで

RASはスコトーマの逆で

重要性を活性化しているものです。


例えば妊娠したり、子供が生まれると

街で子どもを見る機会が増える。

これは子どもが増えたわけではなく

こちらの重要性が変わったから目に飛び込んでくるようになったということです。


カクテルパーティー効果と呼ばれるものは

人混みの中でも

話している相手の声だけを拾うようにRASが機能しています。

なので喫茶店で取材したりした音声データを再度聴いたりしたときには

周りの音でかなり聞きづらいと思いますが

音声データ(機械)はRASの機能がないので

このようなことが起こります。


私たちがゴールを設定するときに

まずスコトーマだらけなので

コーチングによってそれを外していきます。


そしてゴールを設定すると

ゴール以外のことがスコトーマとなり

周りに影響されず、ゴールに進んでいけます。

またゴールが設定されると

RASが発火し、重要だったり必要なことが次々舞い込んでくるようになります。


このあたりが

認知科学に基づくコーチングという所以であり

脳の機能をうまく使って、
またしっかりと認知科学のエビデンスを基に
構築されていると言えます。


コンフォートゾーンについて


人は今の自分のいる環境に戻りたいという力があります。

例えば平熱があるように

熱いところでは発汗により熱を下げようとするし

寒いところでは鳥肌(立毛筋の収縮)により発熱しようとします。

このように自分の心地よい範囲に戻りたいというのは

体だけでなく脳にも起こります。


なのでゴールを達成しようとするとき

行きたくない、という反応も同時に起きるということです。


現状の外のゴールとは

それを断ち切り大きなジャンプをするために

ゴールは現状の外に設定することになります。

ポイントはコンフォートゾーンを現状の外のゴール側へずらすということ。

例えば受験生は勉強しながらも

未来に楽しいキャンパスライフを送っている自分を想像しながら目標に向かいます。


臨場感高くその姿を考えれば考えるほど

RASが発火し、ゴール以外がスコトーマとなり

未来のゴールにコンフォートゾーンがずれれば脳はそちらに戻ろうとします。


自分はその未来にいるのが当然だと。

脳がそちらに導いてくれるのです。


ネガティブセルフトーク

ネガティブセルフトークとは
自己対話のことです。

人は頭の中で毎日何万語も
自分で自分に語りかけています。

大概は『無理だなあ』とか
『私にはできない』など
ネガティブなものが多いと言われています。

でもこのネガティブセルフトークが
自分を縛り付け
自信のない私を日々作り出しているのは
他でもない自分自身なのです。

なのでコーチングではこのネガティブセルフトークに関しては
介入して止めていきます。


現状の外のゴール設定のための3つのポイント

この現状の外にゴールを設定するポイントは3つあります。

ゴール設定のポイント①

ひとつ目はそのゴールが本音であることです。
want toであるとも言えます。

私たちは大人になるにつれ
日々、have toにまみれています。
なので純粋にwant toの洗い出しをします。

ゴール設定のポイント①

子どもの頃から夢中でやってしまっていること
親に期待されて、誰かが喜ぶからなどは除きます。

得意なこと、夢中になれること、繰り返していることに
隠れている可能性があります。

ゴール設定のポイント②

二つ目はゴールが現状の外側であることです。

ゴール設定のポイント②

未来のゴール達成している自分にコンフォートゾーンがずれることによって
無意識に脳がスコトーマをはずし
RASを機能させてくれます。

今どうやってそれをやるか『how』がわからなくても大丈夫。
自分のゴールが大きければ大きいほど
howはわかりません!
でも大丈夫!
『what』や『why』だけ考えて
理想を頭に叩き込んで進みましょう!

ゴール設定のポイント③

三つ目はオールライフで設定することです。
ゴールは例えば仕事だけ成功して
家族が不幸ということのないように
このバランスホイールというものを使って8つの領域で
それぞれゴールを設定します。

以前友人が
人生は『success or happiness』ばかりだと嘆いていました。
獣医師として成功している先生たちも
家庭はボロボロという人をたくさんみてきました(当時)。

友人は『success and happiness』を探しにいくと言って
その後アメリカに渡りました。

このバランスホイールのことを知っていれば
そんなことにならなかったのにと
今では思います。

ゴール設定のポイント③

8つの領域の内訳は下記になります↓
仕事:自分のやりたいことであり人の役に立つこと
   社会への機能提供のこと
趣味:自分のやりたいことであり人の役に立たないこと
家族:家族とはどのような関係でありたいか
人間関係:未来の自分はどんな人と繋がっているだろうか
社会貢献:利益0で自分が関わっていない世界への貢献
知性:仕事とは関係なく、深めたい知識
健康美容:ゴールを達成するための体力や健康
ファイナンス:全てのゴール達成に必要な収入と資産

どこかが伸びれば他の領域も共に伸びていく
そういう関係性です。

実際のコーチングでは

今までご説明したようなことを使って
皆さんのゴールを設定することを伴走します。

この記事をを読んで

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