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ブログを出してから半年経ちました、バリでぼんやり考える。

10月ですね。バリ島にいます。ブログを出してから半年経ちました。普通にやるべきことやりながら、穏やかさと生きています。が、9月は振り幅すごい月でした。

9月の初めは韓国女性人権振興院の文化芸術集中サポートチームの方にご招待いただきスピーチさせていただきました。人生で初めての経験でしたが、被害者に向けてということだったので、どうして16年もそこから離れなかったのかという気持ちのことを中心に、お話しさせていただきました。

この少し前に、私が割と好きだった小説家の方が、私について書いた文章を読んで、割とショックを受けていたので(どちらかというより、内容より、きちんと読まないでただの憶測だけで書かれた文章、言葉だったことが、びっくり悲しかったかな。)無視され続けてはいるものの、自分にできることはやったし、こうやっておかしな方向に持っていかれてしまうなら、これ以上外に出ないほうがいいのかなあと思っていたのだけれど、韓国のみんなに励まされて、自分なりのやり方で新しさに向かって、できることにはきちんと取り組ませてもらおうと思いました。それに、こうやって他者と関わって問題を冷静に見つめることは、自分自身の治癒にもなる。

話は変わって、バリ島では、悪霊にも同じように毎日毎日神様と同じようにお供え物をして、祈りと感謝を捧げます。みんながいて完璧な世界。でも、必要以上に悪さしないでね!っていう意味を込めて平等に感謝します。負を過剰に捉えない、この世界観が好きです。どんな存在も、互いに認めあえば、平等さと思いやりで向かい合えば、それが均衡のとれた完全な世界。だから悪いことが起こっても受け止められる。諦観と、諦めの差は大きいな。そんなことを、ぼんやり考えています。

それにしても、日本は、私もだけど「国民性の違いだよねー」という言い訳でなんでも無関心におとなしく通り過ぎすぎてしまって、気づいたらとんでもないことになっていた。海外にいると本当に個々の社会に対する意識の高さではなく、自分のこれまでの意識の低さを突かれるばかりです。反省ばかり。もっともっと、勉強したい。社会は所有されるものではなく、みんなのものだ。

10月6日、こちらのイベントで少しお話しさせていただきます。興味のある方はぜひお越しください。

それからこちらは、韓国で受けた取材の一つ、ハフポストコリアの記事です。面白い質問もたくさんあったし、記者さんがとても勉強してきてくれて、ただただ真摯に私の声に耳を傾けてくれたという印象でした。国の違いを大きく感じながら、3時間くらいの取材もあっという間でした。長いけれど、翻訳使うと割とちゃんと読めました。よかったら。

スタジオの生徒と初めてのリトリート(合宿)をしました。体に溜まっていたものをたくさん踊って笑って汗で流してスッキリです。本当にみんなと一緒、楽しかった。今までだったら、みんなを連れて海外なんて、したいと思えなかったのに、私はずいぶんこの半年で変わったな。抑圧されない心でいるという状態の影響を感じながら、それを踊りや旅とともに伝えて行きたいなと気づいた日々でした。だからまず、自分の身の回りからだけでも社会をより良くするための問いかけをしてゆかねばね。

それでは、10月の毎日も大切に。

ごきげんよう。


KaoRi. with Love

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