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ザッハトルテとエリザベートを訪ねて2

前日譚はこちら↓

2022年6月28日
昨晩寝たのは遅かったですが、朝はすっきり起きました。
バスルームの電灯の修理、早朝に来るかも!?という話もあったけど、さすがに無かった。良かったw

朝食付きにしていたので、ダイニングへ。
ヨーロッパのホテルはコンチネンタルなことが多いけど、野菜や果物、ケーキ!もあったので良かった嬉しい!
ジャースイーツというか、ヨーグルト×チアシード×フルーツってコジャレたものもあり、色々試したいけどそんなに食べられない!(1週間ほど滞在するのだから慌てない)

アメリカンブレックファスト寄りのコンチネンタルかな?
シリアル用のドライフルーツをむさぼるw

まずは、エリザベートコンサートのチケットの引き換えに、エージェントのチケットオフィス(と言うか)のあるマリアヒルファー通りへ。
西駅からNeubaugasse駅までUバーンで2駅。
Uバーンとトラムに乗れる乗車券を買います!
1回券と1日券、3日券etcといくつか種類があるのだけど、今回は3日券を購入。
券売機を英語表記にして…(英語にしても割と勘で触る)クレジットカード投入してPINコード。買えた!!

最初に乗る前に、改札(と言うか)近くにある打刻機で日時の打刻を忘れずに。これやらないと罰金。日本のような改札はないのだけど、駅構内結構あちこちで抜き打ちチェックしてる。

書店(兼文具店)にチケットカウンターがあって、そこで予約番号ほか伝えて発券してもらえました。私突っ立ってただけ。友だちがお話してくれた。

そして、未だネットが開通していないワタクシ。同じくマリアヒルファー通りの携帯ショップでSIMカードを購入。
これで初めて、海外旅行の為に購入したあいぽんちゃんを使ってあげることが出来ました!お待たせだったね!

無事に引き替えられた、3年越しのチケット!お待たせだね!やっと出会えたねw
マリア・ヒルファー通り
一応車も通れるみたいだけど、ほぼホコ天。幅広い。ごみ1つなくキレイ。
あと、ヨーロッパ!って感じのパン屋さん。お腹いっぱいじゃなきゃ何か買ったんだけどね。


目下の用事を済ませたところで、いつも通りにノープランの私たち。
とはいえ、まずはウィーンの大聖堂にご挨拶に向かわねばと、またUバーンに乗って、Stephensplatzへ。
西駅の方にはあんまり人が居なかったのに、さすが中心地、外に出たらすごい人人人。
堂々たるシュテファン寺院(大聖堂)。12世紀(1137年)から建設が始まり、長い年月をかけて建てられた聖堂。サグラダファミリアもそうだけど、ヨーロッパの大聖堂は途方もない年月をかけて建築されるから、時代によって建築様式が違うそうだけど、その辺りに明るくないので(ゴニョ)
でも、荘厳で素敵な事にはかわりはない。
数年前から修復工事が行われていて、ほぼ完了(南塔があと少し?)しているので、壁面が白くキレイになっていました。

外観はゴシック様式で、内部の祭壇はバロック様式だそうです(ウィキ)
パリのノートルダムとかサントシャペルのようにステンドグラスでは有名ではないけど、光差し込むステンドグラスはやっぱり美しかったです。

ハプスブルク家の墓所で、地下のカタコンペには王族の心臓以外の内臓が納められているとか。カタコンペの見学したかったのだけど、チケットの売っているところとか色々調べてなさ過ぎて不明だったので(北塔に昇るEVのチケットオフィスでは扱ってない)、カタコンペに降りるのはまた後日。

シュテファン寺院
祭壇正面に入れるのは信徒のみのようで、正面入り口から入ったところに鉄柵があり、向かって左側の通路のところに、係の人がいました。私たちはキリスト教徒ではないので、柵の後ろと、回廊から見学しました。

次に、そこからほど近くにあるペーター教会へ。
街中の建物の間を通り抜けていったのだけど、一方通行の狭い道を馬車と、バスと走っていて、え?バスこんな狭いところ通るん!?とビックリした。
外観は地味な、というか普通の教会(失礼)なんだけど、中に入ると、小ぢんまりとしていながらも豪華というか装飾が細かくて美しい・・・
建物は、ベルヴェデーレ宮殿を手掛けた建築家と同じで、天井のフレスコ画はカールス教会の天井画も描いたロットマイヤーの手によるものだそう。

教会の入り口のところで、今晩のコンサートのチケットを売っていたので、購入。ウィーンのあちこちの教会では、夜にクラシックコンサートが開催されていて、スケジュールも各教会のHPにあったりするので、是非是非。
ペーター教会では、平日の昼間にパイプオルガンの演奏もあるそうなんだけど、それはタイミングが合わず残念。(パイプオルガンに多大な幻想を抱いています)

ペーター教会
天井画の一番高いところ(明り取り?)に描かれた鳩!

ウィーンの街のあちこちに、観光馬車が客待ちしていたのだけど、待っている間のお馬ちゃんたちの足がね。後ろ足が、休めしていて可愛かったという。

そうこうしていたら、お昼時になったので、ランチ!
シュテファン大聖堂の正面広場からグラーベン通りの方に向かって、Seilergasseに入ってまっすぐ行ったところにある、OBERLAAへ。
ここは食事と言うよりは、ケーキが美味しいという評判の菓子店なんだけど、食事もできるというので。
最初、ドイツ語のメニューを渡されて、ふぇっ…となるも、英語のメニューもらって。でもなんかちょっとよくわからない(想像ができないのね)。
さんざん悩んで、友人はホットサンド的な。私は、ハムとポテトサラダの何とか…と、アイスレモンティーを頼んだのだけど、

葉っぱの上に乗ってる、ひょろっと長い黄色いやつ。唐辛子系のなにかに見えて警戒したけど、辛くなかった。ナニモノ?!

レモンティーが想像の斜め上だった!(瓶のラベルを剥がして持ち帰る)
紅茶の色してないのに、ちゃんと午後ティーレモンの味がした。なんで!?
私が頼んだものは、ハムでポテトサラダがまかれてたの。あれ?ロールサンドだと思ったんだけど、ロールはハムだったのね
メニュー解読はなかなか難しかったけど、美味しかった。

午後は、墓地ラーの友人のリクエストで、ジンメリンクにある中央墓地に。
ここに巨匠たちのお墓があるので、お墓参り。
シュテファン大聖堂の駅からU3線に乗って終点の”Simmering”まで行きます。降りたら、目の前のトラムの乗り場から、11番か71番のトラムに10分ほど揺られて、”Zentralfriedhof 2.Tor”で降ります。ツェントラルフリードホフの入り口は、1・2・3とあるのだけど、巨匠たちのお墓に一番近いのは2番の入り口。

新しい車両だと、電光案内板で次の停留所の名前が出るのでわかりやすい。
人が多くて見えなかったら、グーグルマップ開いて眺めていれば、乗り過ごすこともないよ

事前に調べたところ、入り口脇のガラスの守衛室?で墓地の地図が貰えるとか云々てあったのだけど、誰も居ず?
中に入ったところに、管理人室兼お土産屋のような建物があったけど、まぁ地図はなくとも、入って直ぐに看板あったので問題なく。

目指すは32A区。現在地は赤丸。地図で見ると近そうだけど、前庭と言うか前広場、かなり広いのよ。入口から300mくらい先。

墓地の地図のあったあたりに、観光馬車が停まっていたのだけど、墓地の中を走るのかしら???
良いお天気の中、気持ちよく散歩して32A区に。区画ごとの標識はあるのだけど、ぼけっとしてたら見落としそう。
手入れの行き届いた植栽に芝生。墓碑も彫刻作品か?っていうものが多くて見飽きない。ピクニックが出来そうよ。
墓地の入り口横にお花屋さんが数軒あるので、そこでお花を買い求めれば推しのお墓に供えることができます。友人はそうしてた。

左上から、ベートーベン、シューベルト、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス(父)、ブラームス。モーツァルトは墓碑だけで、ここには眠っていません。どこに眠っているか…は不明。
(そして私は推しがモーツァルトを演じたというだけでモッちゃん推し)

墓碑の前の、鉄の輪がついた石というかコンクリの塊…は蓋よね。この下に…眠っているのよね。と考えてしまった。火葬と土葬。文化の(というか宗教)違い。
散歩がてら、サリエリ先生のお墓を探したのだけど(0区画にある、は、ず)、見つからず残念(多分見落とした。)

またトラムとUバーン乗り継いで、リンク内に戻ってお買い物。
ウィーン唯一のパッサージュFreyungへ。パッサージュ大好き人間としては、行かねばならぬ場所。と言うわけではなく、ここにあるチョコレート屋さんに行きたくて、調べていたらパッサージュだったという後付け。
でもパッサージュ大好きなのはホントよ。

Xocolat(クソコラ)という名前のお店です。
ショコラのお店。ガイドブックに載っていたのだけど、Katzenzungen(猫の舌)と言う名前のチョコレートのパッケージが可愛くて&友人がネコ好きなので是非是非と訪れたのだけど、板チョコからボンボンからココアとかetcetc様々なチョコレートが沢山あって、Katzenzungenも2~3種だと思ってたんだけど、いやいやいや7種類くらいあってファー!?(喜)となった。同じくパケ買いで、インコの描かれたパッケージのココアを買った。お母さんへのお土産。

パッサージュってガラスの天井と勝手に思っていたのだけど、必ずしも。
細い路地が別世界のよう

あと、会社のばらまき用にMannerのウエハースを買った。
マンナーは全然知らんかったんだけど、1つが1€くらいだし、1890年創業のウィーンの伝統お菓子だし。そしてなによりも、ピンク色のパッケージが可愛い。
フレーバーの種類がいくつかあって悩む。オリジナルとチョコとココナッツとシトロン。シトロン絶対美味しい。ウエハースの他にも色々←
シュテファン大聖堂の隣の店舗(本店?)ではグッズも売ってて、ショッピングバック可愛い。


夜のコンサートに備えて、夜ごはんを駅のスーパーで買ってホテルに帰宅。
ごはん、外で食べないんだ?(円安節約術)

海外に行ってフルーツを買う、は結構恒例化しているように思うわ。ヨーロッパはベリー類がお安めな印象。

20時半~のコンサートなので20時前にいそいそ出かける。昼間に何度も通った道なのでこなれたもの。
そういえば、どの土地でも夜の教会って行ったことないけど、昼の陽の明るさと違って、重厚感とか存在感が増す感じ。今は電気だから明るいけど、一昔前だとろうそくの光とかだから、いや増して敬虔にならざるを得ない雰囲気だったんだろうな、と。

今夜は弦楽四重奏のコンサートで、クラシックには造詣が深くないワタクシ。ヴィヴァルディの四季しかわからなかったわ。テヘペロ
教会内部の音の響きが心地よくて、ちとzzz…してしまった。1時間くらいのコンサートでした。

座席のカテゴリーはⅠ~Ⅲまでで、まぁ後ろでいいのでⅢ(34€)にした。その範囲での席は決まっていないので好きなところに座ってOK


22時前くらいだったんだけどグラーベン通りに出たら、まだ宵の口よ?ってくらいの賑わいでした。
カフェでお酒飲んでる人もいれば、夜ケーキとか夜パフェとか。いいな。
なので、地下鉄に乗る前に夜アイスした!美味しかった!

ダブルで3€だったか?そのくらい。安定のストロベリーと、スイカかチーズケーキかを悩んでチーズケーキにした。


コンサート終了後、夜のペーター教会


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