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カラブリア料理って?

カラブリア地方の州都、カタンザーロからの発信。 ボンジョルノ。

火曜日から旅に出て、呟くだけで終わっていました・・・。
最近ずっと放置していたお絵描きを再開したので、ホテルの部屋にいる時にパソコンを開くよりもお絵描きを優先になっています。

私の旅の絵日記

子供のお絵描き程度でありますが、楽しいです。

それはともかく、ここ数日何を食べているかというと・・・
何だかカラブリア料理がまだわかっていない(汗)。
普通に海の幸は豊富で、ボンゴレパスタ、ムール貝、海の幸のサラダ、魚介のフリット・・・・。
でもこの辺は全て南イタリアならばどこにでもありますから。

旅行6日目の今日、今までの食事を振り返ってみると、初日の夕食が一番カラブリアっぽかったと思います。
泊まったレジデンスのおねぇちゃんお勧めのお店、La Bettola。

とにかくカラブリアでの最初の食事だから、何かこの地方の物を・・・と思ったらどうもどこにでもあるような、つまり上記した南イタリアならどこにでもあるようなものばかり。
それは一言で言うと、「シチリアでも食べることができる物」であったわけ。
唯一カラブリアっぽい物はパスタだったので、私も相方もパスタをオーダー。
彼はともかく、私がパスタ、しかも夕食にパスタ???

前菜を待つ間、お店の人が出してくれたのがこれ。

ンドゥイアのクレスペッレ

シチリアでもカターニアではこのクレスペッレと出会うことができます。
カターニアでは中身はリコッタ、もしくはアンチョビ。
天ぷらの衣をもう少し硬くしたような、と言ってもかなり柔らかくベトベトした生地を直接大量の油に落としてあげていく代物。
カラブリア地方ではンドゥイアを入れて揚げます。
何それ?って感じでしょう?

ピリ辛料理が有名なカラブリア、唐辛子の生産量も高いです。
そしてこのンドゥイアなる物が有名。

これは豚の脂80%、肉や時には内蔵なども含めて20%、それを大量の唐辛子と混ぜ合わせて腸詰めにした物です。
サラミよりはずっと柔らかく、これをそのままパンにスプレッドしてブルスケッタにもなります。


肉屋で見つけた巨大なンドゥイア

辛いだけではなく、深い旨味もあります。

と言うことで、このクレスペッレはとても美味しく、白ワインが進みます。

私は前菜にサラダ、あまりにつまらないので画像なし。
相方はタコとポテト。


以前も書きましたが、タコとじゃがいもの相性はとても良いです。

そしてパスタ。
私は玉ねぎとンドゥイアのスパゲッティ。


実はカラブリアは玉ねぎも有名なんですよ。
トロペア地方で栽培されるとても甘い赤玉ねぎ(紫玉ねぎ?)が有名。
このパスタ、玉ねぎの甘さとンドゥイアの辛さが絡み合って、なかなか美味しいではないの。

相方のパスタはシャラテッロと言う名のパスタ、カラブリア地方のパスタです。

もちもちした食感

普通にありそうで、ないパスタでした。
結構厚みがあります。

隣に座ったドイツ在住のイギリス人の女性と話が弾み、楽しい夜となりました。

今日がカラブリア最終日、明日の朝にはシチリアへ戻りカターニアで一泊するのですが、本当に今だにカラブリア料理がどんな物なのかわかっていない私。
謎のままに終わりそうです(笑)。

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