2024年2月17日

とても久しぶりに、劇場にいることが自分にフィットしていると感じられた。たぶん、2021年に無観客で高校演劇の審査をしたとき以来かもしれない。
もちろん面白いとか、観てよかったと思うことは少なからずあったけど、作品の中身以前に、劇場に来て時間を過ごすことが空々しくなっていて、でもそのことを上手く説明できなかった。
自分と舞台芸術の関係はもうずっとこうなのかと困っていた。
だから今日は安心した。
懐かしい感じもした。

観ながら、Xの株クラの人のことを考えていた。
投資をしている人がやたらFIREと言っていて、何じゃいなと思って調べたらFinancial Independence+Retire Earlyで、資産運用によって早くに給与に依存した状態を抜け出すことだった。
でも、働くことはそんなに嫌で仕方のないことなのか?

FIREした人(なんかずいぶんいっぱいいるように見える)が何をしているか気になるけど、「よくカフェにいます」とか「今日はちょっといいご飯を食べながら投資仲間と情報交換」とか、消費行動と投資活動が主に思われて(自由になった時間で社会貢献的な活動をしている人もたまに見かけるけど)、地獄だ、と思う。
それは、嫌で仕方ないけどお金のためにしょうがなくやっていた仕事を辞められたら、今度は自分がお金でサービスを消費する側に回って、それでいいのか、というようなこと。
自分は働かず、他人が働いたところから益を得て暮らすのが賢いこと、というのは、何かが狂ってる感じがする。
(でも実際、労働でお金を得るより、運用を上手いことやる方が効率よくお金が増えるんだろうことは感じる。)

パレスチナに対する虐殺が続く中で、世の中すべてカネに覆われていると感じる。
人権も言論や思想の自由もなにもかもどうでもよくて、カネが最上位に置かれている。

働くことによろこびがないこと。

パフォーマーは尊い、と思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?