見出し画像

(メモ)TOLAND VLOG浦島太郎考察(2)〜浦島太郎と桃太郎

こちらからの続き。


https://www.youtube.com/watch?v=3qmih9FSNTM

浦島太郎伝説。
の本初期、万葉集、丹後国風土記などに記される。

関連する神話が海幸彦と山幸彦。

海幸山幸

山幸彦と海幸彦(やまさちひことうみさちひこ)は『記紀』において、天孫族と隼人族との闘争を神話化したもの[1][2]。主に「海幸山幸(うみさちやまさち)」と呼ばれる。古代日本において、南九州にいたとされる熊襲の平定服従を元に説く日向神話(ひむかしんわ)に登場する[3][4][5]。海幸彦が隼人の阿多君の始祖であり、祖神ホデリ(火照)の末裔が、阿多[6]・大隅[7](現在の鹿児島県本土部分)に居住した隼人とされる[8][9]。また仙郷滞留説話・神婚説話・浦島太郎の話の元になっているとされる[1][2]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E5%BD%A6%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%B9%B8%E5%BD%A6

記紀の名称表記
山幸彦 - 火遠理命(古事記)・彦火火出見尊(日本書紀)
海幸彦 - 火照命(古事記)・火闌降命(日本書紀)
名前のごとく、山の猟が得意な山幸彦(弟)と、海の漁が得意な海幸彦(兄)の話である。兄弟はある日猟具を交換し、山幸彦は魚釣りに出掛けたが、兄に借りた釣針を失くしてしまう。困り果てていた所、塩椎神(しおつちのかみ)に教えられ、小舟に乗り「綿津見神宮(わたつみのかみのみや)」(又は綿津見の宮、海神の宮殿の意味)に赴く[10]。

海神(大綿津見神)に歓迎され、娘・豊玉姫(豊玉毘売命・とよたまひめ)と結婚し、綿津見神宮で楽しく暮らすうち既に3年もの月日が経っていた。山幸彦は地上へ帰らねばならず、豊玉姫に失くした釣針と、霊力のある玉「潮盈珠(しおみつたま)」と「潮乾珠(しおふるたま)」を貰い、その玉を使って海幸彦をこらしめ、忠誠を誓わせたという[1]。この海幸彦は交易していた隼人族の祖と考えられる[1][9]。

その後、妻の豊玉姫は子供を産み、それが鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)であり、山幸彦は神武天皇の祖父にあたる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E5%BD%A6%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%B9%B8%E5%BD%A6

失くした釣り針を巡って兄弟が争う話は東南アジアでも見られる。

この話から読み取れること
弟・山幸彦は天皇家側。
兄・海幸彦は隼人族。
海神族の王はワタツミ。
豊玉姫と玉依姫はワタツミの娘。
山幸彦(天皇家)と海神族は国交断絶した。


浦島太郎

本名:浦の嶋子/筒川嶋子 丹後出身
古墳時代478年(大化の改新の200年前=出雲族の時代)の話

釣り上げた大亀が美女に変身。
美女はワタツミの娘(万葉集)、亀姫(丹後風土記)。
亀=龍宮の乙姫。
龍宮城=海中の蓬莱山。

→ 亀は出雲族の象徴。龍も出雲族の象徴。
つまり亀姫とは出雲族(正統竹内文書では出雲族の巫女とされる)

日向族が作った神話に龍は登場しない。
出雲大社は龍神信仰。大国主の息子タケミナカタは龍神。


正統竹内文書が語る浦島子

浦の島子事件は第10代崇神天皇の時に起きた(日本書紀と丹後風土記では雄略天皇時代とされる)。
出雲族の巫女が大勢の男に囲まれレイプされそうに。巫女は男性と交わると能力を失う。島子はそれを救う。
島子と巫女の結婚式に登場するのは女性のみ。
→男性陣は仕返しに出払っていた。つまり戦争。その国人間は皆殺しにされた。その国とは浦島太郎の故郷だった。島子が家に帰ったら国は変わり果て人はいない。ショックのあまり白髪になる。

では戦争の引き金となった島子とは何者か?

島子自身は非出雲族。故郷は滅ぼされたのだから、日向族でもない。
ということは、崇神時代の「第三勢力」だった。


正統竹内文書によれば、
初代神武から4代までは順調に進むが、周辺諸国との間でだんだんと戦争に発展(AD150年ごろ)。そこからいわゆる倭国大乱の時代へ突入。
倭国大乱は天皇が4代変わる期間続いたとされている。

「孝」がつく天皇たち
5代孝昭天皇
6代孝安天皇
7代孝霊天皇
8代孝元天皇
この時代、大和を奪われ九州に戻っていた。大和は他の勢力に奪われていた。

戦っていた相手は誰か


吉備国、温羅一族。鬼とされた。

7代孝霊天皇は171年に即位。
吉備討伐。
兄の大吉備諸進命が軍事司令官、息子の大吉備津彦、若日子建吉備津日子命
この3人が「桃太郎」。
3人でも「鬼=温羅一族」に勝てなかったので援軍を募ることにした。
勝てば褒美として土地をやることにした。
→ きびだんご

桃太郎の家来
犬 →犬養氏
猿 →猿女氏
キジ →鳥取氏
猿女氏は、元は温羅の味方だったのが、裏切った(温羅を切るが語源?)。

8代孝霊天皇の時代に完全勝利となる。
同時期、魏志倭人伝の卑弥呼の記載「男を王にしていたが戦争が収まらず、卑弥呼という女を王にしたら収まった」。
後漢書東夷伝「146〜189年の倭国大乱。国を治める者はいなかった」。カオスの時代。
この女王(ヒミコ)とは、孝霊天皇の娘、倭迹々日百襲姫。

百襲姫


父=孝霊天皇
母=倭国香媛(ヤマトクニカヒメ)*大和なら天孫系、倭なら出雲系
別名・意富夜麻登玖邇阿礼比売命(おほやまとくにあれひめのみこと)、絙某姉(はえいろね)、蠅伊呂泥(はえいろね)
つまり母は出雲族
大和(男性中心)と出雲(女性の祭祀が偉い)の共闘にてヒミコを擁立した。

温羅一族は両者にとって厄介な存在だった。
温羅=ウラ=「浦」島子=海幸彦


浦島太郎伝説が指すものはウラ。吉備の鬼退治。



(続く)



マニアックな話だから読んでくれる人がいると嬉しいです!価値を感じてくれたら良ければサポートしてください。書籍代になります