山幸彦

梨木香歩『椿宿の辺りに』読んで、『f植物園の巣穴』(共に朝日新聞出版)を再読

梨木香歩の近刊『椿宿の辺りに』を読む。父方の祖父の強い意向で山幸彦と名付けられた主人公。一人っ子だったので、海幸彦の名づけは従妹に対してなされた...彦はあんまりということで「海幸比子」と名付けられ、それぞれ、余りに仰々しい名前を厭い、山彦、海子と自称し、周囲の人にもそう呼ばれているが、普段は殆ど接触を持っていない二人が共に、原因のわからない疼痛に悩まされ、医療機関や鍼の治療を受けながら、根本的な

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神話のエロス! 獣姦を愛する神々

先日、モロッコで十五人ほどのグループが、次々と狂犬病に感染する事件が起きた。調査の結果、彼らが獣姦に用いたロバが狂犬病に感染していたことが判明。ただちにロバは殺されたが、感染の拡大が懸念される、極めて重大な事態である。
 狂犬病は「感染すれば必ず死ぬ」(発症前なら治療の可能性あり)重大な伝染病であり、近年日本で発生していないのは、野犬の徹底的な撲滅をはじめとする、日本の保健行政の成果である。しかし

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