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【家つく日記】私たちが家探しをはじめたわけ

先週よりスタートしました家つく日記。今日は、私たちが家探しを本格的にスタートさせた背景について、過去に遡ってお伝えしたいと思います。

家つく日記の初回はこちら↓

今すんでいる家について

私たち夫婦は結婚を機に、2022年4月から今すんでいる2LDKの賃貸住宅に引っ越し、共同生活をスタートさせました。
今の家は、私が一人暮らしをしていたエリアからほど近く、駅前の賑わいのある商店街が魅力です。

賃貸住宅を探すとき、1か月ほどの短期間で複数の仲介業者にお願いし、6件ほどの物件を内見。申込はとにかく熾烈な競争で、物件情報を教えてもらって朝いちばんに申込をしたにも関わらず、一番手になれない(先に申込が入ってしまっていた)ということもありました。

また、多くの場合、居住者がいる状態で情報が出てくるので、物件情報だけを見て申込みをする必要があり、我ながら驚きのスピードで決断を下す日々でした。

最終的には、ある物件で一番手をゲットし、週末に契約を予定していたのですが、その直前の水曜日に内見した物件が100%希望を叶えていたため、こちらの物件に即決。

住んでから1年ちょっと経ちましたが、一生ここに住み続けたい!と思うほど、本当に心から気に入っているお家です。

住宅の購入を意識しはじめたきっかけ

あぁ~このまま一生住み続けていられたらいいなぁ、という思いが心一杯に広がる中、周りを見渡すと、同世代で家を買う人がちらほら。

わけを聞くと、子供が生まれて今の家は手狭になったけど、一部屋増やそうと思うと、賃貸でもとんでもない賃料になる。それならば、いっそ購入も視野に入れて探そうか、ということであったりする。

確かに、今の私たちの家は2LDKだけど、二人とも在宅勤務なので、ひと部屋は寝室、もうひと部屋は夫の書斎として使っていて、もしも将来家族が増えたら、余地はもうない

いつかはこの大好きな家も卒業しなければならない日が来るかもしれないんだと、急に現実的に意識するようになりました。

また、夫婦で受けたファイナンシャルプランニング(FP診断)も、今後の人生について話し合う、大きなきっかけを与えてくれました。

一般的なFP診断では、今後の人生を仮定して、それにかかるお金を見積もっていきます。とりわけ家の購入は、資産形成に大きな変化を生む要素であります。賃貸と購入でかかるお金の違いや、いつ購入するかで変わってくる総額など、具体的な数字を見ることで、ぼんやりとしていた「夢」が、具体的な「計画」に変わった気がします

では、肝心の私たちの次なる家は、いったいどんな家がいいのだろう…?

マンションor戸建て

そんな私たちの実家事情は、夫が賃貸マンション、私が持ち家戸建て。お互いに異なる住環境で育ちました。

戸建てで育った私にとって、初めてのマンション暮らしはつい最近の出来事ですが、一年中部屋が暖かく、ゴミ出しも自分のペースで行え、ワンフロアなので移動が楽ちんという、マンションならではのメリットに感激。

一方で、マンションのメンテナンスや家賃(主に管理費)の変化、売却の可能性など、実体験としては知らないことばかりで、正直、長く住む家としてマンションを選ぶべきか、とても悩んでいました。

また、最近では都心部のマンション価格が驚くほどの高騰ぶりで、希望するエリアや駅では、予算的に難しくなってくるような印象もありました。

夫は、マンションか戸建てという選択に、あまりこだわりはないようでしたが、私がマンションに対してそうであるように、戸建てのメリット・デメリットについてはわからないことも多かったので、まずは試しに「SUUMOカウンター」で家づくりの基本講座を受けてみたい!ということに。さっそく2023年の年明け早々に訪問しました。

SUUMOカウンターでは、家づくりにまつわるお金のことや、進め方、決めなければならないことなど、一通りの内容を教えてもらい、具体的に検討するための材料を得ることができました。

さらに、いくつかのハウスメーカーを紹介され、住宅展示場にも訪問。後から考えると、ここで出会ったハウスメーカーは最終的に選択しなかったものの、建設会社ごとの特徴や違い、チェックするべきポイント、見積もりなどの情報を一気に仕入れることができ、所要時間はかかりましたが、経験値が格段に上がるステップとなりました。

この頃には二人とも、マンションを見に行こうと言い出すことなく、戸建て一本に絞って情報収集を進めていくことが決まっていました。

やっぱり、自分の目で見て、話しを聞くという体験は、大きな判断材料になるのですね。

次なる家に求めるもの

すっかり戸建てを建てたい気分になっていた私たちは、どんな家に住みたいのか、要件定義をするところから始めました。 

この作業は、初めての二人暮らしの時にもさんざんやってきたことで、お互いが重視するポイントは、なんとなく理解していたつもりでした。

ただ、今回は賃貸マンションとわけが違う。戸建てであれば、当然複数の階にまたがって部屋があるので、リビングは1階がいい、とか、バルコニーは南側で水回りと同じフロアがいい、とか、複数のパラメータが絡まりあい、掛け算的に条件が増えていったのです!

さらに、建物だけではなく、土地に対する条件も検討する必要がありました。これが本当に最初のうちは苦労しました。

紆余曲折を経て、最終的に私たちが考えた条件は、以下のとおりです。

<建物の条件>

  • 延べ床面積90平米以上

  • 3LDKまたは4LDKが作れる間取り

  • 主寝室が7畳以上

  • LDKが16畳以上

  • 子供部屋が2階または3階

  • バルコニーがある

  • 十分な明るさと風通しが確保できる(隣家との距離が極端に近づかない)

<土地の条件>

  • 幹線道路から2ブロック以内ではない(騒音・排ガスの問題)

  • 用途地域が第一種低層、第二種低層、第一種中高層のいずれか

  • 駅徒歩13分以内

  • 立地の相場感に対して割安または妥当な金額

  • 小中学校との距離が適切

  • 直近で周辺環境の悪化が予定されていない(道路の設計や再開発)

  • 近隣住宅の状態が著しく悪くない(人間関係のトラブル防止)

  • 権利関係や境界線がはっきりとしている(購入後のトラブル防止)

いかがでしょうか?土地に比べて建物の条件があんまり多くないように思われたのではないでしょうか?

そうなんです。何も特殊な家を作りたいわけではないのです。それでも、こんなにシンプルな要件定義を作るまで、沢山の間取り図を見て、実際に建売物件なども内見し、二人の希望する条件をすり合わせてきました。

建物は、このうちどれか一つでも満たされていない家は、決め手に欠けていました。
土地は、初めて住む町の、すでに出来上がっている住宅地の中に、突然加わることになるので、周辺環境に対する不安は大きいものでした。

様々な情報・経験を通じて、この条件を作り上げていくことが、家づくりの一番大切な過程だと感じています。

次の記事では、戸建て住宅に住むことを目標設定した私たちが、どんな風に家探し・土地探しを進めていったのか、について詳しくお話したいと思います。

それでは、また読みにいらしてくださいね~!

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