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一杯の楽しみ

酒だけが一杯の楽しみとは限らない。
上記の写真は旦那様のお気に入りのラーメン屋さんのつけ麺である。近くを通ると高確率で入る。そういう「一杯の楽しみ」があってもいいんじゃないかと思う。

お気に入りのお店(結構フランクな喫茶店やジャンク系が多い)が数多くある彼が好きだ。
そして、料理が得意な彼が好きだ。
自分が美味しいと感じる食べ物で形成された彼は、私から見たら活き活きしている。
エンゲル係数から真っ先に削り、只今低血糖気味真っ最中の私とは違うなあと思う。

本当に真夜中、どうして早く結婚してくれないのかという面倒臭い女のテンプレートみたいな電話をしてしまった。婚約したのは去年の夏だし、一般的なアラサーにしては健気に待ってる方だろと思った。私は私なりに抱えることが山ほどあって、一緒に居てくれなきゃ無理、もう生きていけない、みたいに思ったから掛けた電話だった。

彼の回答はとても誠実だった。
プロポーズしてから、エンゲージリングとかマリッジリングを見に行ったのだと言う。そりゃあプラチナは高いよ。しかもマリッジの方は艶消しで石なし希望なので(彼には伝えていないが)、メーカーによっては加工料とか色々あるかもしれない。

指輪は絶対にローンで買いたくないと思ったらしい。一括で買うのがロマンでもあるしさ。彼の性質からすると、月々指輪のローンを払うなんて嫌だと思う。
きっと好きな指輪を買ってくれるつもりなのだろう。
真っ黒な前職を辞めて、これから仕事を探す自分には一生モノの指輪が買えないから、それを目標に頑張る(のだと言いたいのだと思う)。

確かに私には手に職があり、副業に手を出す(出さないと本業でワーホリになって倒れるので)ぐらいのゆとりはあるけど、双極性感情障害というやつとは障害の付き合いなので、服薬必須だし、リーマスは劇薬指定なので30日に1回処方してもらわないといけないし、原則としてデスクワーク以外で無理の利く身体ではない。でも、彼と一緒に好きなことが出来るし、冬には入籍しようという目標も出来た。お父さんとお母さんは特に何も言わないかもしれないけど、指輪の貯金ぐらいしなさいみたいな気持ちはありそう(今既にペアリングをつけているので)。

私が頑張れることなんて、一緒に暮らすための生活費を貯金することぐらいかもしれない。それ以外は、お互いの生活のために資格試験や仕事のための技術を一緒に勉強することかな。あと、日常の些細なことでも話すこと。
でも、毎日LINEしたり電話したりビデ通したり、古き良き時代のカップルSkypeみたいじゃん。別にカップルSkypeは遠距離じゃなくてもしたでしょ。ツールが変わっただけで何も新しい文化ではない。

冬のいつ、入籍目標かは一応内緒にしておきますが、あからさまに結婚するようにしか見えない人達なので、あたたかい目で見守って下されば幸いです。

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