見出し画像

【新刊情報】『本日のメニューは。』発売日でございます。


 本日、10月18日は、新刊『本日のメニューは。』の発売日でございます!

入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え! マンプク食堂」)。熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。

 本が出ましたー! ということで、久しぶりに発売日告知が出来ました。ありがたいことでございます。お近くの書店さんに置いて頂けているかはアレですけれども、できるだけたくさんの方に読んでいただけると嬉しいですねえ。

 とかなんとか告知をしているわけですけれども、発売日当日、僕自身はどこかの書店に「置いてあるかなあ?」とか見に行くようなことはいつもしないので、本当に自分の本が世の中に出回っているのだろうか? と毎度不安になるわけです。じゃあ見に行けばいいじゃん、ってことになるんですけど、僕の家の近所の本屋さん、僕の本毎回置いてくれないんですよ!店長の方針なの!?取次さんの方針なの!?(あ、怒ってないですw)

 モノカキの日常は地味なものでございまして、作業部屋に引きこもってひねもすのたりとキーボードをパチパチしているだけですから、今日一日、世の中がどう動いているか、みたいなところから隔絶された時間軸で生きているのですよね。なので、自著の発売日だからといって何か生活が変わるわけでもなく、いつも通り仕事をしつつ、自分の本がどうなるんだろうなあ、と思いを馳せるくらい。つくづくね、小説というのは読者の方がいてようやく成立するもんなんだなあ、と思いますよね。

 夏の猛暑が何だったのかと思うほど、あっという間に季節は秋になりましたね。読書の秋、食欲の秋ということで、ゴハンモノ小説を読むにはちょうどいい季節ではないでしょうかね。また、おいおいウラバナシなどもできればなあと思います。もしお近くの本屋さんで見かけることがありましたら、ぜひぜひ、一度お手に取って頂ければ幸いです。

↓↓↓書店さんでご予約の方は。↓↓↓


小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp