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【絵師さまインタビュー③】はる さんの場合(Art Jun所属)

はじめに

Art Junは、栃木県宇都宮市にある障害者福祉サービス事務所です。
ここの利用者の皆さんは、みな思い思いに自分の好きなアートを創造しています。
雰囲気はこんな感じ(インタビューのとき)

はるさん、雑貨屋さんが大好きですって。楽しいが詰まってるから。

「妖怪たちの宴の始まり」

「妖怪たちの宴の始まり」

うわー、タイトルも絵もすごく楽しそうですね。

「猫またの双子のきょうだいが右上と左下にいるんですよ。男の子と女の子。その下にさらに、双子のお母さんの魂がいます」

色も鮮やかです。

「水彩絵の具をアクリル絵の具のようにべた塗りする手法が好きで。この絵は描くのに五カ月くらいかかりました」

絵を描くようになったきっかけは何ですか?

「ずっと漫画にしたい話があって、絵だけでもまず描いてみようというところから始めました。なので、自分は作品に設定やストーリーがある方なんです」

細い線が綺麗ですけど、何で描いているんですか?

「筆です。0番とか00番の筆で」

筆! ペンかと思いました。

「こちらの絵は、空がガラスのように割れて、異世界から飛び出してきたようなストーリーがあります。」

この夜景も筆で描いてます。

「擬人化が好き」

水クラゲを擬人化しました。

構図はどういうふうに決めますか?

「エスキスを何度も描いて、描き直して……。

この絵は水クラゲの擬人化です。まだ完成してないですけど。
擬人化するのがすごく好きで。
ゴキブリの擬人化も描いたことありますよ(笑)。かわいい女の子なのに皆に嫌われて泣いちゃう、というような。

こちらは紫露草の擬人化。友だちのリクエストで描きました。

紫つゆ草

こちらは、少し落ち込んだ時に描いた絵。

でも、落ち込んでいる時に勇気を与えてくれる子が現れる……というようなお話が好きです。

こちらはさなぎの擬人化、羽化を描いています。

さなぎの羽化を描いたものです。

文章や詩や、一言の言葉を絵にしてほしい、と言われたらいけます。」

小説や詩など言葉を扱う人と相性がよさそうです。



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