3.強制的に自主性を発揮させる?
前回、社内のモチベーションアップには自主性が必要と言った。
とはいえ、難しいのが、どうやって自主性を発揮させるか、だ。
何しろ会社の仕事はやらなければならないモノがある。
そして大抵それには締め切りのようなものがある。
しかも、それらは一定のルールにのっとってやる必要がある。
小学生が夏休みの宿題をやっておらず、
「今やろうと思ってたとこなのに、言われたらヤル気がなくなった」
なんていう言い訳は社会では通用しにくい。
そこで、無理やり自主性を持たせた。
たとえば、ポストイットで有名な、3Mは「15%カルチャー」ということで、仕事時間の15%は好きな研究に使っていい、とした。
ヒューレットパッカードやGoogleなどでも同様の仕組みがあるという。
文脈としては、仕事を離れたところでやることで画期的なアイデアが生まれやすい、ということにはなっている。
しかしこれは、自主性によるモチベーションアップにもつながっているのでしょう。
ある意味、強制的に自主性を発揮させようとした例じゃないかと思う。
こういった本来の業務と切り分ける形で自主性を発揮させるという手法がとられているというのは、あるいは本来業務での自主性の発揮というのは難しいのだろうか?
どうもそうでもないらしい。
そこで、Googleの研究が役に立ちそうだ。
彼らは「心理的安全性」という言葉を強調している。
その話は次回にでも。
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