見出し画像

山梨ワイン 勝沼の伝統と鮮やかな革新

今こそ勝沼ワインの奥深さを知る時

厳選勝沼ワインを楽しむ会2024

 2月半ば向春の夜、山梨県の友人とのご縁もあり「厳選勝沼ワインを楽しむ会2024」という素敵なイベントに参加してまいりました!
 日本でワインと言えば、山梨県は、誰もが認める古くからの銘醸地ですが、最近は、ほかの新興の産地の勢いがものすごく注目度も高く、そういえば、自分も山梨のワインについて、恥ずかしながら何も深めていないことに気づきました。この日は、私にとって、山梨ワイン、勝沼ワインの奥深さを知るスタート地点となる大切な一日となりました。お友達のご縁に、そして、このワイン会の開催に、心から感謝です。
 
 さて、この日は、日本ソムリエ協会のワイン教本にも掲載されている憧れのワイナリーが7つ、ハイアットリージェンシー東京に集結し、それぞれのワイナリーから代表者、醸造責任者といった勝沼ワインを担う錚々たる皆様が、和装でドレスアップされ、100名ほどの出席者に、白・赤、合計14種類の勝沼ワインを直接サーブしてくださるという粋な趣向の会でした。そして、お料理も豪華に、山梨の食材を使ってワインとのペアリングを楽しむ、という、大変贅沢なものでした。
 また、自治体の長である甲州市長が直々に会場に来られて、勝沼のワインの歴史、素晴らしさについてお話され、山梨県庁からもご挨拶があり、まさにワインというのは、地域振興を担う主役なのだと、改めて認識。。。私も地域振興のお仕事に少なからず関わっているため、これは応援したい、と勝手に心震えて熱くなってしまいました。

 また、甲州市観光大使として、辰巳琢郎さんもワイン色のジャケットで参加、さすが、日本のワインを愛する会会長、日本ソムリエ協会名誉ソムリエ、「日本ワインが各地で盛り上がりを見せていますが、その原点が勝沼なのです。一緒に応援して盛り上げていきましょう!」と熱いワイン愛、甲州愛を持って、ご挨拶されてました。
 少しドレスアップした雰囲気の中で、日本ワインの魅力を存分に味わい、生産者と触れ合う、こんな素敵な機会が、もっと増えて、日本ワインファンの裾野が広がるといいなあ、、、と本当に思いました。

マル神農園の無農薬野菜、白州山の水農場のきのこ、甲斐サーモンレッド、甲州牛、甲州地どりなどを使ったお料理と、甲州7種類を自由にペアリング
甲州ワインビーフのロースト マル神農園にんじんのオレンジ煮込み赤ワインソース白州山の水農場しいたけと牛蒡のフラン どちらもペアリングが素晴らしかったです

日本ワインの黎明を支え、甲州のルーツである勝沼

 勝沼は日本ワインの原点である。。。日本ワインを語る時、これほどまでにパワフルなストーリーはないのではないでしょうか。
 もともと、山梨県は、江戸時代からのブドウの産地。そのなかでも現在の甲州市勝沼町上岩崎にあたる祝村では「甲州ブドウ」の栽培が盛んでした。そんな中、明示政府が殖産興業政策の一環としてワイン造りを奨励し、1877年、その祝村に、山梨県令(現在の県知事)の声かけにより、日本初の民間ワイナリー「大日本山梨葡萄酒会社(祝村葡萄酒醸造株式会社)」が設立されたのです。
 そして、ここから2人の若者、高野正誠と土屋龍憲が、フランスへワイン修行に旅立ち、帰国後、この地でワイン醸造を開始しました。ここが、まさに日本ワインの黎明であり、この勝沼から日本ワインづくりが始まった、といわれる所以です。このワイナリーの流れを汲むのが、なんとシャトー・メルシャンとまるき葡萄酒といいますから、そんな背景を知って味わう勝沼ワインは、また違った味わいとなりそうです。

 そして、勝沼のワイン造りのきっかけとなった「甲州ぶどう」には、有名な2つの説があります。1つは、1186年、祝村の住人である雨宮勘解由が「城の平」という山で、ヤマブドウの変生種を見つけて改良して生まれたのが甲州であるとの説。もう1つは、さらに時代を遡り、奈良時代の718年、西方から渡ってきた僧の行基がブドウを手に祈願を続け、薬師如来のお告げにより大善寺を建て、甲州ブドウの栽培方法を教えたという説です。
 この2説、ワイン教本には必ず書かれているものですが、いずれにしても、勝沼が起点であることにかわりはありません。
 シャトー・メルシャンのアイコンシリーズ「城の平」にその名は生き続け、そして、葡萄の房を手にした薬師如来像は、国の重要文化財となって、伝説を伝え続けています。
 いや~、勝沼、すごいです。まさに、日本のワインの原点を味わいに、勝沼ワインを現地で飲みたくなります!

甲州ぶどうの魅力

 さて、「甲州ぶどう」が、日本最古のブドウ品種と言われることは分かりましたが、どんなブドウなのか。。。ワイン品種としては、東洋系品種に分類され、薄い藤紫色の果皮が涼しげ、ちょっとスモーキーな味わいと苦みのニュアンスが日本的な雰囲気を醸します。生食も出来ます。
 そんな甲州について、2013年、シャルドネ等の欧州品種と同じ欧・中東系Vitis ViniferaのDNAに、中国の野生種Vitis DavidiiのDNAが3割含まれていることが分かりました。甲州が、ワイン発祥の地と言われるカスピ海付近で生まれ、中国大陸を渡りながら、何千年もかけて野生種と交配が重ね、日本に伝わったというダイナミックなストーリーは、甲州に見られる、Vitis Davidiiの特徴である枝の付け根の小さなトゲにも、その痕跡を見いだすことができます。
 ソムリエ・エキスパート試験でも、甲州の味わいを理解することは必須ですが、甲州特有の、無色透明とも言われるクリアな色味、軽やかに魅せて爽やかさだけには止まらない独特の旨味、苦み、グリ系品種だからという理由だけでは説明のつかない実に奥深い存在感。シュールリー製法で、旨味が引き出されていることもありますが、実に繊細な個性が絶妙です。甲州は、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)に国際品種として日本で最初に登録された、日本を代表するブドウ品種として、今や、世界中で認知され、評価される存在となっています。
 個人的にも、大好きになってしまった甲州、美味しい甲州をもっと世界に知って欲しいです。

シュールリー製法について(日本ワイン.jp)

勝沼厳選ワインをじっくりと味わう

 それでは、いよいよ、勝沼の7ワイナリーのご紹介です。この日は、白は甲州、赤は欧州系品種で希少なものを提供いただきました。
 どれもワイナリーの個性を引き立たせた正統な品格を感じる、それでいて日本ワインならではの、たおやかな優しさと芯の強さが共存した味わいで、素敵でした。こうして改めて思い出しても、東京に居ながらにいて、厳選された勝沼ワインに触れる機会をいただき、そして、もう二度と飲めない希少なものもお持ちいただいたりしていて、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

勝沼ワイナリーズクラブの熱き思い

 ところで、このワイン会は、「伝統のワイン造りを継承し、ワイン造りに賭ける熱き思い」をもって「勝沼を愛し、ワイン造りを競い合う」をモットーに、地元の気鋭ワイン醸造家が集まり、1987年に発足した「勝沼ワイナリーズクラブ」により運営されています。
 現在は、このワイン会に出店参加している7つのワイナリーがメンバーとなっています。
 そしてこの日提供された勝沼の伝統を体現する「甲州」には、勝沼ワイナリーズクラブ(KWC)の品質審査会の合格品を表す、欧州に旅立った2人の青年をモチーフが浮き彫りとなったボトルが使われています。
 勝沼にあるたくさんのワイナリー。どのワインを買ってみようかな、と迷ったときに、この、果敢に挑戦を続けながら、勝沼ワインの伝統を感度良く発信し続ける7つのワイナリーをスタートに、勝沼ワインの世界を広げて行くのもいいかもしれません。作り手の熱き思いの注がれたワインを味わいましょう!

錦城葡萄酒株式会社

 勝沼のワイナリーは、もともと農家が作ったところが多く、錦城葡萄酒も近隣のブドウ農家があつまり、自分たちで飲むためにワインを作り始めたのがきっかけでした。設立は1939年。小石混じる水はけのよい東雲地区、小佐手地区の畑の厳選したぶどうを使い、「日本の食卓を笑顔に」をモットーに作られたワインは、毎日でもいただきたいような、素直な作りが素敵なワインです。山梨の豊穣なワイン文化を思わせる一升瓶ワインの展開もあります。
●群青ーぐんじょうー2022:甲州。癖のない清々しさが、逆に癖になってしまう甲州。東雲地区の甲州をフリーラン果汁で仕込んだもので、フレッシュ感が際立つ。会場に入り、ウェルカムドリンクとして、最初にいただいたこともあり、染み渡るような爽快感でした。
●「紫苑ーしおんー2021」:カベルネ・ソーヴィニヨンと甲斐ノアール。甲州市が管理するトンネルカーブに2年間眠らせたワイン。甲斐ノアールは、豊かな果実味と高い耐病性を持つブラッククイーンと、良質のタンニンと酸を備えながらも耐病性の低いカベルネ・ソーヴィニヨンを1990年に山梨県果樹試験場が交配して生み出した、山梨を代表する品種。日本ワイン独特の優しい樽味、もっといただきたかった!この日、最後に頂いたワイン。僅かに残っているものを奇跡的にいただけました。

勝沼ワイナリーズクラブオリジナルラベル。色味もかわいいです。
後ろラベルもイラストがしゃれてます。ロットナンバーが
504本とあります。貴重ですね。。。

高埜社長のインタビュー(Terroir.media)

株式会社くらむぼんワイン

 祝地区にある1913年創業の築130年の母屋が素敵な、自然な味わいのするデイリーワイン造りを目指すワイナリー。不思議な響き「クラムボン」は、宮沢賢治の童話「やまなし」で蟹がお話しする言葉。自然との両立という哲学的な宇宙観を感じます。今回のワイン会の立役者の野沢社長は、フランス南西部の自然派ワインに感銘を受け、2007年から、畑を自然農・有機栽培・ビオディナミに即した栽培へと転換されたそうです。じっくり味わいたいワインです。
●くらむぼん樽甲州2023:ステンレスタンクとフレンチオークでそれぞれ熟成させたものを瓶詰め前にブレンド。樽の甲州をいただくことはあまりないのですが、樽感の際立ちが甲州に立体的な奥行きを与えていました。このラベルのイラストはリンゴか梨でしょうか。味わい爽やかさを表すようです。このほかに、蟹のイラストの甲州もあり、こちらはステンレスタンクのみでしょうか。試してみたいです。
●Nカベルネ・ソーヴィニョン2017:CS、ほか、タナ、プティ・ヴェルド。ワイナリーオーナーの頭文字を呈したフラッグシップシリーズ。ぶどう果皮についた天然酵母で発酵。カシス系の香りと樽香、少しのスパイシーさと渋み、タナの果実味の濃縮感。。無濾過、非加熱の自然派ワインということで、実に丁寧に作られ、自然派ワインならではの豊潤さ、素直さが素敵なワイン。野沢社長に自然派栽培ならではのご苦労をお聞きし、ワインづくりの奥深さに感じ入った一杯でした。

くらむぼんシリーズのイラストがかわいい。
Nシリーズはシンプルさゆえの高級感があります。
ビオディナミ製法のカベルネ・ソーヴィニヨン。貴重なワインをいただき感謝

野沢社長のインタビュー(Terroir.media)


白百合醸造株式会社

 創業1938年。勝沼・等々力地区は、日照時間が長く、甲府盆地に降りそそぐ陽光を南アルプスの山々に沈むまでたっぷり吸収することができ、東の谷から直接吹き付ける「笹子おろし」で寒暖の差が大きくなり、冷涼感あるぶどう栽培が特徴です。東洋を意味するオリエントのフランス語読みがロリアン。ヨーロッパに劣らぬ高水準を目指し、甲州、欧州系品種を生食に近い製法でワイナリー自ら栽培しています。勝沼を世界へ、の力強い宣言のとおり、世界最大のワインコンクールでも実績を残しています。オーナーの内田社長はプロヴァンスへの留学をベースに、風土にあった葡萄作り、おいしいワイン造りを勝沼で実践されています。
●ロリアン勝沼甲州2022:シュールリー製法の透明感ある旨味の甲州らしい甲州。シンプルで好きです。フラッグシップワインで一番の評判。2024年サクラアワードでゴールド受賞。2019年はロンドンDWWA(Decanter World Wine Awards)で最高プラチナ賞97点。「神の雫」40巻に掲載されているそうです。「神の雫」お恥ずかしながら読んだことがないので、読んでみるべきですね。これは。。。
●ロリアン TRIO(三重奏)2021:マスカット・べーリーA45%、プティヴェルド39%、メルロー16%という日本ワインならではの組み合わせが嬉しい一本。フレンチオークで6ヶ月熟成。マスカット・べーリーAの軽やかさに、プティヴェルドが相応して、軽やかさに凝縮感、スパイス味が加わり、メルローがうまく調和させている印象です。日本ワインって面白いです。

甲州のボトルは1877年に勝沼から欧州に渡った2人の青年をシンボルに。
勝沼ならではの日本ワインのルーツを感じながらいただきたい。
2人の青年のシルエットは勝沼ワイナリークラブのシンボルでもありますね。
勝沼のワインストーリーに入り込んでしまいます

内田常務のインタビュー動画(日本ワイン.jp)

蒼龍葡萄酒株式会社

1899年創業の勝沼でも最も伝統あるワイナリーの一つ。勝沼からフランスに渡った正誠、龍憲の2人と蒼龍の創業家とは親戚関係にあるそうです。「蒼龍」は、中国の故事にある「東西南北の守護神のうち、東を守る神様」の名前に由来。勝沼を東西に流れる日川両岸の砂礫質土壌からなる水はけの良い自社畑から収穫される葡萄は香り高く、ふくよかなワインを生み出します。
●勝沼の甲州樽熟成2022:ステンレスタンク発酵後、3ヶ月間樽熟成。柑橘系の香りと穏やかな樽香、キリッとした酸と程よい苦み。白ワイン樽のまろやかな印象がお好きな方におすすめです!過去ヴィンテージは、日本ワインコンクールで銀賞受賞、ジャパン・ワイン・コンペティションでは、金賞受賞。
●シャトーソウリュウ日川渓谷メルロー&プティヴェルド2019:メルロ59%、プティ・ヴェルド41%のブレンド。その名のとおり日川に隣接する自社畑のぶどうのみを使用。樽熟成のミディアムタイプ。プティヴェルドのスパイシーさも日本ワインだからか優しい感じに、メルローのミディアムなところに寄り添っていて果実味が嬉しい一本です。

日川渓谷のラベルが爽やかで山梨の風を感じます。
甲州のボトルは、こちらも2人の青年をモチーフとしたオリジナルボトル。
ご親戚関係ということで、どんな会話が交わされていたのでしょう。。。

鈴木社長のインタビュー動画(日本ワイン.jp)

原茂ワイン株式会社

創業1924年。自社畑と契約農家のぶどうを使った、ぶどう棚のなかのワイナリー。明治時代に建てられた母屋を改装して、一階がワインショップとのことです。ツヴァイゲルトレーベとカベルネソーヴィニョンの交配品種のアルモノワール「HARMO NOIR」の栽培・醸造に力を入れられています。
(日本ワインJpさんのHPによると、HARAMOに綴りが似ているということで、ほんとです!)
●原茂勝沼甲州2021:10月中旬と遅めの時期に収穫。果皮が十分にピンク色になった完熟した甲州のみを使用。プレス果汁も混ぜて発酵させ、甲州独自の渋み・苦みを活かしたスタイル。実は、私見ですが、この甲州がこの日一番のお気に入りでした!果実味があるのに潔い辛口という、私の思う甲州の良さが出てて素敵な一本でした。
●ハラモメルロ2017:593本の少数生産ワイン。自社畑のメルロ100%と嬉しい一本。一文字短梢仕立て。2017年は暑く降水量も少なく良く熟したそうです。フレンチオーク新樽100%、12ヶ月熟成。メルロ単一なので非常にストレートな果実味と柔らかなタンニンを味わえました。

青いラベルが潔く、味わいもスキッとして甲州らしい一本
こちらの甲州ボトルも正誠・龍憲をモチーフにしたもの。

山崎専務のインタビュー動画(日本ワイン.jp)


丸藤葡萄酒工業株式会社

1890年創業。日本が甘口全盛の時代から、ずっと「辛口」にこだわり続けたという、辛口派には、そのこだわりが嬉しいワイナリー。エキゾチックな響きが素敵な商標名「ルバイヤート」は、戦前に、縁あってワイナリーを訪れた詩人の日夏耿之介が、11世紀のペルシャの天文学者で詩人であるOmar Khayyámオアマ・カイヤムの詩集名から名付けたものだそうです。ぶどうの原産地の非常に葡萄酒好きな詩人であり、そして、葡萄酒を大々的に売り出すのだったら、この名前であれば日本のインテリ層が必ず「やったな」と思うだろうと勧めた名前ということで、当時の世相やワインのイメージも伺い知れるエピソードです。こういうストーリーが勝沼ワインの世界の楽しみ方を広げてくれます。
●ルバイヤート甲州シュールリー2022:シュールリーで5ヶ月間澱の上で熟成。旨味を引き出しながら溌剌さを表現。甲殻類との相性抜群ということで、確かにアミノ酸のコクと、その爽やかさに、甲殻類と思いっきりペアリングしてみたいワインです。
●プティドメーヌルバイヤート2021:カベルネ・ソーヴィニヨン34%、メルロー33%、プティヴェルド33%。ボルド-スタイルでありながら、ボルドーではないこの1/3づつのブレンドバランスと、日本の土壌や気候が醸す優しい味わいが日本ワインの魅力です。

甲州のボトルと相まって、オーソドックスなラベルが高級感を出している気がします。
ルバイヤート、一瞬のひっかかりが、記憶に残るワインを演出してます。
こちらの甲州も欧州に旅立った2人の青年のボトルです!

大村社長のインタビュー動画(日本ワイン.jp)


メルシャン株式会社(シャトー・メルシャン)

 1877年設立の日本初の民間ワイナリー「大日本山梨葡萄酒会社(祝村葡萄酒醸造株式会社)」の流れをくむシャトー・メルシャン。「世界に認められる日本のワイン」を造り上げることを目標に、1966年ついに日本ワイン初の国際コンクール金賞受賞し、現在も日本を代表するワイナリーとして、世界で評価を受け続けています。そして、その姿勢は、日本ワイン全体の発展にも向けられ、まさにCSV経営(共創価値を生み出す経営)として、新技術の共有や遊休農地活用、ワインづくりを担う人材育成、次世代へのワイン文化の継承、自然への配慮、地域交流等、幅広い地域貢献とSDGsに配慮した取組を実践しています。
●シャトー・メルシャン勝沼甲州セレクテッド・ヴィンヤード2021:ワイナリー限定品。勝沼地区の選抜された単一畑のブドウを100%使用。柑橘類、リンゴといった爽やかな酸に、白桃などの果実味の味わいは、甲州ならではの苦味と相まって複雑さを出しています。
●シャトー・メルシャン城の平2014:カベルネ・ソーヴィニヨン67%、メルロー33%のボルドーブレンドらしい調和で、黒系、赤系ベリーの果実味と、上品な深みのある樽由来の香り、スパイス、なめし革など複雑な味わいもあり、さすがメルシャンの一本。お値段もかわいくないです笑。同シリーズでは、年によりカベルネフラン等がブレンドされます。

メルシャンのワインのエチケットは、高級和紙のような質感で
ザ・日本ワイン、という風格を醸しています!
世界市場に向けて、勝沼の場所が分かるように案内してあります!

メルシャンのワイン造り(日本ワイン.jp)

甲州市ワイナリーを巡るには。。。

 ここまで調べたら、もう行くしかありません!甲州市のHPには、ワイナリーガイドがありました。市内45件。。。徒歩で回れる距離にワイナリーが集まっているとの情報もありますので、ワイン好きのお友達と行ってみたいと思います。さてさて、どうやって巡ろうか、楽しい悩みはつきませんね(^^) 日本ワインだからこその楽しみ方、みなさんでシェアしていけたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?