AIによるコピーライティングツールHeadlimeを触ってみた

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Headlimeはインドネシアのスタートアップが提供しているコピーライティングツールです。たまたま目にしたので、少し触ってみました。

2021.1.2 現在でProduct huntでは932のupvoteがついています。FounderはインドネシアのDanny Postma(@dannypostmaa)さん。

まず本家サイトのトップに載っているキャッチコピーですが

Write better marketing copy
faster with AI.
Writing effective marketing copy can be tough or time consuming. Headlime uses artificial intelligence and templates to make writing faster and easier. You'll spend less time on content and more time on results.

とのことで、要はカッコイイ感じのテキストを自動で作るよ、といったとことです。

国内で言えば、テキストのテンプレといえば、bizoceanが強い領域です。自分も定期的に使わせてもらっています。ビジネス系のテンプレート(事業計画書や契約書など)が豊富です。基本的には会員登録すればほぼ無料で使うことができます。

会員登録してみる

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まず会員登録して、プロジェクトを作成すると、様々なテンプレートを使うことができます。

・見出し
・メールテキスト
・アンケート
・SNS投稿用のテキスト
・CTA(Call To Action)用のテキスト
・ポップアップ
・チャット
・Facebook広告やリスティング広告
...
のように、「1つの製品」を起点としてビジネス上で必要になるであろうテキストを作ることができます。

面白いと思ったところ

事前に設定すると、文字列を置換してくれる

先ほどのスクショの右サイドバー のほうに、{Audience}、{Desired Outcome}のような変数を設定する箇所があり、そこに文字を入れておくとテンプレートの変数を自動で置換してくれます。(画像だと、{Audience}を営業マンに、見切れていますが{Desired Outcome}をアポ獲得に変えています。)

カテゴリが豊富

先ほども紹介しましたが、テンプレートのカテゴリが豊富です。スタートアップや新規事業に必要なものが揃っています。逆にここを見て、ポップアップを出す施策をやろう、とか広告も打たなきゃなーとか気付きにもなりそうです。

これからに期待したいところ

日本語対応

一応日本語には対応している、との記載はありますが、あくまでGoogle翻訳レベルなので、実用は難しそうです。

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テキストテンプレートをクラウドソーシングで数集めて、日本語版だけでも作ることはそんなに難しくなさそうな印象を受けました。

無料版だとテンプレートの数が限られる

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例えば、テンプレートカテゴリの「CTA Buttons」だと無料版で見れるのは、74個中13個に限られてしまいます。

ちなみに料金体系はこんな感じ

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サイトの読み込み時間がややかかる

カテゴリを移動するたびに自分の環境では15秒程度かかります。頻繁にカテゴリを移動するツールではないのでは実際に使うときにはそこまで気になる部分ではないですが、今後の改善部分かなと感じています。

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新規事業やアプリ開発、運用におすすめのツールです

課題点はあるものの、カテゴリの豊富さがなんといっても魅力的です。特に新規事業やアプリ開発など概念的なフレームワークはありますが、こういった具体的なテキストのオープンソース化はあまり見たことがありません。

というわけで、「AIが作るコピーライティングツール」Headlimeぜひ触ってみてはいかがでしょうか。


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