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2022年W杯について④

ラウンド16の試合で、日本がクロアチアに敗れた時点で、以下のようなことを書いた。

<ここまでのラウンド16の6試合の結果で、オランダ、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジル、クロアチアが次に進むことになった。ここにスペイン、ポルトガルが加わるかどうかは間もなく決まる。>

この時点で、スペインがモロッコに敗けるとは実はまったく想定していなかった。スペインがグループリーグを2位通過したことに関しては、結果オーライだよね、クロアチア、ブラジルと当たらなくて良かったじゃんと思っていた。

ところがである。

スペインとモロッコも120分で決着がつかず、PK戦にもつれ込んで、スペインが破れるという結果になった。スペインも日本と同じ運命を辿ったことになる。

これでグループEはすべてラウンド16で姿を消した。

どこに転がるかわからない丸いボールを手以外で扱うゲームである以上、サッカーの勝敗には偶然性がかなり関係する。一説によれば、勝敗の2割とか3割くらいは番狂わせであるという。強い方が常に勝つとは限らないのがサッカーなのである。

だから、日本代表に関しても、ドイツやスペインと10回試合をすれば、たぶん7回くらいは敗けていたのかもしれない。スペインにとってみれば、W杯の晴れ舞台で、10回のうちの3回の方を2回連続で味わうことになったわけである。不運というしかないが、それだからサッカーは面白いのだ。賭博の対象になるのも同じ理由である。

これでラウンド8(準々決勝)の顔ぶれが出揃ったことになる。オランダ、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジル、クロアチア、モロッコ、ポルトガルである。

試合の組み合わせは、以下のとおりである(時間はいずれも日本時間)。
①クロアチア - ブラジル:12月10日(土)0時~
②オランダ ‐ アルゼンチン:12月10日(土)4時~
③モロッコ - ポルトガル:12月11日(日)0時~
④イングランド ‐ フランス:12月11日(日)4時~

いずれも本当に何が起きても不思議ではない好取組である。


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