ねじれと振動の関係

30年ぶりにライブハウスに行きました。
その翌日の出来事です。
まぁ、「出来事」と言っても、車を運転していただけですが(笑)。

一人稽古が習慣になると、日々の違和感が増えていきます。
今回もまさに、それでした。
良いライブで力が肩の力が抜けてくれたのでしょう、ハンドルを持った手が軽く動いたように思えました。

きっと、今日は調子いい、そんな事って皆感じていると思います。
この軽さも、そんな程度のものだと思います。
手が左へとハンドルを回している時、軽く感じたのは、肘が動いているからだ、と目星をつけました。

こうなると、頭の中で色々なものが結びつき始めます。
この軽さの原因を求めだして、頭は自然と答えを作ります。
これがあっているのか、間違っているのかはわかりません。
しかし、一つの答え、これが術理へとなるのですが、それが再現性を持っているとなると、心は落ち着き、もう「そうとしか思えない!」、と確信へと変わるのです。

手が軽く動いている時には、肘が軽く動いていました。
それまでとの違いは「肩があるかどうか」という事です。
肩があると、体幹の力がそこへと流れ、肘へと力を渡しますが、ハンドルを回す時、体幹の力は要りません。
肩の力が抜けてくれた事で「肘から先が切れて」くれたのです。

手は軽くなっていましたが、別の見方をすると、肘が重くなってもいました。
普段、無意識のうちに肩が腕をぶら下げていたのを感じます。
肘が独立して重くなりましたが、手首に意識を伸ばすと、逆に肘に浮きが生まれてきます。
肘と手首にシーソーのような連動が見えてきました。

なぜ重さと軽さが現れるのかな?と想像は膨らんでいきます。
そして見つかったのが「ねじれ」です。
前腕にはねじれがあるのです。
前腕には尺骨と橈骨2本の骨があります。
その骨が平行になったり、交差したり、自由に動きます。

ただ、私の場合、体幹の力を求めすぎていたのか、自由というよりも、強さを求めていたのです。
せっかく重さがあるのだから、それを使わない手はありません。
ここに疑いを持たず、良かれと思い稽古をして、そして成果も出ていました。
それが「ねじれ」をみつけ、これまでの動きの否定が始まりました。

肘と手首の連動は気持ちの良いものでした。
ただ、そこに見つかる連動は鎖骨肩甲骨上腕骨に見つけた「当たり前」の連動とはまるで違うものでした。
肩に見つけた連動には「時間」が必要ですが、前腕に見つかった連動はタイムラグなしに動いているように思えました。

パイプの中を通る水は上から下へと通り抜けるのに時間が要ります。
2点間を想像すると、自然と頭はその間を繋げてしまうようです。
前腕の中にも「流れ」はあります。骨は尺骨、橈骨、それぞれ一本、まっすぐです。当然、流れはあります。
しかし、その2本を並行にせず、交差させれば、そこに「ねじれ」が意識されます。

ねじれがある時、その両端がそれぞれ、独立するようです。

「ねじれは分断をつくる」

これが大きな手掛かりとなりました。

ねじれによって分断が出来、両端が振動しだしたのです。
今日はここまで、また、書きます。

「つくば稽古」

日時:2023/12/3(日)13:00-20:00
参加費:10000円(当日払い)
会場:つくばカピオ リフレッシュルーム
住所:茨城県つくば市竹園1-10-1 

「東京ロングヒーリング」

日時:12/5(火)10:00-17:00
参加費:24,000円(当日払い) 最大人数6名
会場:大岡山西住区センター
住所:目黒区平町一丁目15番12号
残り2名ほど、興味のある方はお早めに。

「東京夜稽古」

12/5(火)18:00-21:00
会場:大岡山西住区センター
住所:目黒区平町一丁目15番12号
参加費:参加費10000円(当日払い)
同日10-17時にある「東京ロングヒーリング」に参加の方は5000円

「甲野善紀先生名古屋講習会(12月)」

稽古日時:2023/12/16(土) PM2:30~PM5:00
稽古場所:名古屋市南生涯学習センター/第4集会室
会場住所:名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1-10
参加費:8000円

共に詳細、申し込みはウェブサイトから。
http://www.karadalab.com/

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