山口潤

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山口潤

稽古会の予定、問い合わせ、申し込みなどはウェブサイトからどうぞ。 http://www.karadalab.com/

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    2022年に見つけた唇の術理についての記事をまとめました。

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【カラダラボ】赤毛のアンから古事記へ

※毎月、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラボの山口です。 3月後半から、4月頭の週に甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古が続けてありました。 2週続けての稽古、というのは記憶にありません。もしかしたら初めてだったかもしれません。 甲野先生の稽古は不思議で仕方ありません。 人それぞれ、どんな影響を受けるか違います。 若い頃の私はその「技」に驚き、それを再現できな

    • 身体感覚マンション理論

      身体感覚を手探りしてずっと稽古をしてきました。 世の中には技や手順があふれ、その技の意味を知らなくても効果を得られるようになってきています。特に、機械はその手順すらも省けます。ボタンを押すだけ、いや、今は放っておいても仕事をしてくれます。 成果が欲しい、成果だけが正義、というのなら今の時代は天国でしょう。 しかし、人の心は変わります。若い時には気にしなかった事が歳を重ねて辛くなったりもするものです。 現代は殴り合う喧嘩は無くなりましたが、経済の上での戦争は続いています。また

      • 窒素でいいです その3

        窒素の話はたいてい皆さん、???となります。 そして、それは実演をしてもそう。どうやら平和な気持ちでいられる人にはこちらが酸素だろうが、窒素だろうが、どうでもいいようです(笑)。 色々な事があっても、どうでもいい、と思えるおおらかな状態、これ、ある意味理想です。 窒素でいいです、の「発動機会」は触覚的な接触前段階です。 触れてしまえば、これまで探ってきた様々な術理を役立たせられます。 しかし、現実社会はその「接触」を避ける時代になりました。 いじめも陰湿化して、簡単には証拠

        • 窒素でいいです その2

          2週続けて、甲野先生の稽古を開催しました。 続けての開催、というのは記憶がありません。初めてだったのかもしれません。 甲野先生の稽古は本当に不思議です。参加される人、それぞれに何かしらの刺激が与えられます。 当然、私もその刺激をもらい、また、新しい世界が開いてしまいました。 つい先日、「窒素でいいです」と言葉にして、その新しい世界を伝え始めたのに、言葉にしていくよりも先に、さらに新しい世界が見えてしまうのですから、記事を書いていく際のテンションが上がったり下がったり、大変で

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        記事

          窒素でいいです その1

          粘膜の感覚に気づき、内臓を感じるレベルが上がりました。 肺を重ねるようにする呼吸によって、身体は大きく動き出し、それを粘膜の感覚が受けとり、胴体の内側全体が大きく揺れるようになったのです。 呼吸をするたびに揺れる身体。 これは「波動」的なものだなぁ、と思えます。 波動という言葉は大人気です。しかし、多くの人が波動の楽しさに囚われ、痛みを伴う塊と波動との関係を追及していません。 波動を高める力はあっても、それは塊としての身体を害されない時だけ、となれば、衝突の多い現代ではうま

          窒素でいいです その1

          【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

          ※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラボの山口です。 今年の春は早い、と思っていましたが、急な寒の戻りでやっぱりこの世は波なのだなぁ、と痛感しました。 私たちの頭はつい、「まっすぐ」を考えます。 目的地を見て、後は全力で、と考えますが、身体は様々な部位が組み合わさって出来ているもの、まっすぐでは無理が出ます。 だからこそ、「急がば回れ」という教

          【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

          皮膚と粘膜

          花粉症が凄いです。 目がかゆく、鼻水が垂れる。そんな毎日を過ごしています。 古武術でこの花粉症を何とかしよう!と考えた事もありました。それなりに効果の出そうな事もありました。 しかし、いつの頃からか、私は花粉症の解決よりも、それを生かして稽古にする、という事の方が簡単で、楽しいぞ、と思うようになりました。 嫌なのは間違いありません。これが無くなったらなぁ、と薬も飲みます。 症状は抑えられても、案外と他の嫌なものを目にしてしまいます。ニュースが溢れるこの時代に、情報遮断は難し

          皮膚と粘膜

          内臓は動く、それも簡単に。

          つくば、東京の関東稽古では非常に良くしていただいて、三日間しゃべり、動き、空っぽになるほど楽しく過ごしました。 ただ、乗りに乗りすぎて無理もあったのか、その後、頭の回らない日が続き、このnoteの更新も滞ってしまいました。 たった半月、という思いはありますが、この半月の間も新しい気づきも生まれてきて、言葉にしておきたいなぁ、と思ったのでノープランでパソコンに向き合い、指に任せて書いております。 一体、どんな言葉が生み出されるのやら・・・、自分でも楽しみです。 疲れたなぁー

          内臓は動く、それも簡単に。

          【カラダラボ】位置エネルギーと関東稽古

          ※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラボの山口です。 今日は2月29日、うるう年の珍しい日です。 世の中、よくわからないけれども、そうなっている、ということってたくさんあります。 誰かが決めた暦に従ってこの世は動いていて、その仕組みにうるう年がある、というのはわかりますが、その仕組み自体を「この身体で」自覚している人はどれだけいるんでしょうね。

          【カラダラボ】位置エネルギーと関東稽古

          エネルギーという言葉について

          前回、「位置エネルギー」を実感した事を書きました。 触覚を気にせず、ピントを合わせる事をやめ、背中の後ろの音を聞き、その上で頭の上に広がる空間を気にしてみたところ、下駄板で見つけていた意識の高さの感覚が手掛かりになり、頭上から下へと「降りて来る力」を感じた、というお話でした。 これは「位置エネルギー」だ!というひらめきがあり、喜びましたが、それは「確かさ」のおかげです。 この世にはたくさんの「エネルギー」があります。 そして、現代はその「エネルギー」が科学と神秘が混ざってし

          エネルギーという言葉について

          位置エネルギー

          前回、ピントを合わせない事から生まれる働きについて書きました。 ピントを合わせられないように、目の周りを満たす水を揺らしてみました。 水が揺れるのは、波の力です。波と言えば音、聴覚に集中すれば、目が始まる前を抑えられる、そんな話でした。 今日は「聴覚の前」の話をします。 触覚の前には視覚があります。 視覚の前には聴覚があります。 聴覚の前にあるもの、五行論で考えればそれは嗅覚です。 さて、嗅覚って何?と連想をしてみました。 聴覚を働かせよう、と思っても、どうすれば聴覚優位

          位置エネルギー

          触覚と視覚と聴覚の関係

          身体感覚という世界がある。これを自覚したのがいつだったのかはわかりません。 ただ、甲野先生の技を受けて、どうにもその原理が理解できず、なにかある、と追えたからこそ、方向を間違えず、稽古を進めていく事が出来ました。 身体感覚とは何か、と定義を考えるのは大変です。 しかし、「感覚」というところを抜き出せば、今自分が認識した全ては五感という感覚から来たものだ、と考える事が出来そうです。 私は稽古の手がかりを「触覚」から始めました。その理由は私が求めた状況を解決するのに触覚が一番手

          触覚と視覚と聴覚の関係

          ピントを揃えすぎてはいけなかった

          最近気にしている事があります。それは、 「ピントを揃えすぎない」 ことです。 目の使い方として、ピントを揃えない、という事の面白さに気づいてしまいました。 今年に入り見つけた「虚の世界」。これはまさに、目の前にある現実にピントを揃えない、という事です。 つい、目に入ってしまうもの、それに囚われてしまうと、他のものが見えなくなってしまいます。 言葉で書けば簡単というか、そうだろうなぁ、と終わりですが、この「癖」が強くなりすぎると、それは固定観念化して、何年も、何十年も、頭を

          ピントを揃えすぎてはいけなかった

          ヒーリングと虚の世界

          虚の世界は見えない世界です。 見えない世界を見ている人は結構います。私は見えない方だけど、稽古のおかげで身体には人が見ないものを見れるようになりました。 いつの頃からか、見えないものを見る人たちに興味を持ってもらう事が増えました。すでに見えないものを見ている人たちは、身体の中にある見えないものも見つける力があるようです。これは興味深い発見でした。 共に見えないものであり、共通点がありそうです。 こちらは当たり前を増やしてきただけです。身体はここにあり、触れる事が出来て、意思

          ヒーリングと虚の世界

          虚を見るための稽古法

          剣の振り下ろしを手掛かりに「虚の世界」をお伝えしています。 虚の世界は剣の振り下ろしでいえば、その軌跡である「扇型」の空間がそうです。 場所が分かれば後は「飛び込む」だけ。 おそらく、人たらしと言われるほどの力を持つ人はこの力があると思います。「懐に飛び込む」というのはまさに、虚の世界です。 ただ、このタイミングが慣れるまでは難しいものです。 頭はわかっても、身体が先に緊張をしてしまいます。 相手よりも先に動けば、懐が出来る前に動く事となり、体幹と衝突します。 剣に目が奪わ

          虚を見るための稽古法

          【カラダラボ】虚の世界の発見

          ※月に1度程度送らせて頂いているお知らせメルマガです。 最近、不着が多いのでこちらにも転機いたします。 こんにちは、2か月ぶり、久しぶりの配信となります。 年末のお礼も、年始のご挨拶もなく、申し訳ありません。 この年末年始、色々な変化もありましたが、一言でお伝えすれば、「虚」という場所がすぐ近くにあったのだ、という事でしょうか。 虚実という言葉があります。 意識、無意識という言葉もあります。 私たちの頭は全てを自覚できるものではなく、普段、気にしていないものもたくさんあ

          【カラダラボ】虚の世界の発見