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個人事業主として開業したきっかけは、「義父がスマホを使ってくれるようになった」だった話

こんにちは、
note初投稿なので私がカラクリワークスとして開業することになったきっかけについて書いていきます。長文ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。


自己紹介

まずは簡単に自己紹介から。
現在43歳。都内のIT系ベンチャー企業に勤めています。プログラマ兼SEとしてキャリアをスタートしたものの、技術そのものよりも「その技術を使って何ができるか」という課題解決のほうが好きでした。本職の会社員として仕事以外にも、友人や知人からのIT周りのお手伝いや技術調査等を少しだけやっていたものの開業するほどの規模ではありませんでした。

開業のきっかけは義父がスマホをもってくれるようになったこと

見出しの通りなのですが、お義父さんがずっと携帯やスマホを持っておらず、それが持ってもらえるようになったということが開業のきっかけになりました。
もともとスマホがないと外出時の連絡や写真の共有が不便だなと思っていました。(ガラケーを使っていた義母にはiPhoneをプレゼントしたのでそれ以来iPhoneユーザーです)LINEを使って子の写真を義母のiPhoneに送ると、それをチラチラ見たりしていたそうなので本人も手元で見たいはずだと思っていました。それに連絡を容易にするためにも、スマホは持ってもらいたいと思っていました。
しかし「ザ・昭和の親父」でガラケーすら持ってない頑固なお義父さんは、私の妻や義妹が「スマホ持ってよ」って言っても全く聞きいれてくれないままでした。
長女の夫である僕のいうことは割と聞いてくれるものの、帰省するたびに「お義父さんもスマホ持ってくださいよ、あったら写真もすぐ見れるし連絡も取りやすい。何ならプレゼントしますから」と言っても、

「いらね」

の一言で終わって話が進まない、という繰り返しでした。
結婚してから10年近く、ずっとこの状態だったんですが2023年の1月に変わります。2022年末に妻実家への帰省もそろそろだなーと思いつつ、今年こそお義父さんにスマホを持ってもらおうと説得案を考えていました。お義父さんに理由を聞いても「電話に出るのが嫌だ。めんどくさい。不要」というので、ふと思いついたんです。

「これは電話がならない、SIMカードもないWi-Fi環境でのみ使える(ほぼ自宅内だけ)ものだったら心が動くのでは。。スマートフォンというより電子端末がいいのか、、」と。

電話が嫌だということが原因だと仮定して、買い替えてから売らずに置いていたiPhone12 pro max 512GBをSIMカードが入ってないままで渡しました。

「これ、契約してないので電話できないです。電話したかったら契約してあげるので言ってください。繰り返しますが電話できません。そういうやつですがよかったら使ってください。これでLINEもできるし孫たちともビデオ通話だってできますよ。あ、繰り返しますが電話できませんからね。」

としつこい位に電話できないアピをしたところ、

「おお、いいね(ニヤニヤ。電話はいらねえよ。」

と笑顔で手に取ってくれました笑!!!今までめっちゃ拒否ってたのに!!まさか本当に電話が鳴るのが嫌だっただけ!?自分や妻にとっても意外すぎる内容だったため軽視していたのを悔やみました。

初期設定は僕がささっとやってLINEアカウントも作り、家族グループにも入れても油断はせず、ここからいろいろ教えて「できないからやめる」にならないようにしないとなと思っていたところ、すぐにそんな心配は不要なことがわかります。

初期の頃はうまく入力ができず、妻から返信
義妹が代わりに返信

最初の頃は入力操作に慣れないせいで、妻や義妹が代わりに入力するということがありました。
しかし、

なにこのモコモコした文字!?笑
普段やり取りする人で使う人いないから新鮮笑

とうとう画像送ってきたw
しかもクイズ形式のメッセージw
爺さんの絵文字、お義父さんしか使ってるの見たことないw

半年経つと慣れてきて近況報告までしてくれるようになりました。

が夏休みの宿題をしないことを愚痴ったらお説教じみた返答が涙
こんな感じでLINEでのやりとりは全く問題なくなりました。
ウェブ検索まではしてないですが、ゲームはたまにしているようでした。

行き詰まっていることを「カラクリ」で動作「ワーク」させたい

今回のように何かしら行き詰まっていることをやっぱり課題解決は楽しいし気持ちがいいなと改めて実感しつつ、お義父さんがスマホライフを楽しんでくれている(はず)のも嬉しいです。
この件がきっかけで本職を越えていろいろなシチュエーションや個人や組織の課題や困りごとを何とかすることを本格的にやりたいなと思うようになりました。

行き詰まっているであろう課題や困りごとをあの手この手の施策「カラクリ」を作って実装し、正常/望む方向に動作「ワーク」させたい、してもらいたいという思いを込めて「カラクリワークス」という屋号にしました。ピタゴラスイッチとか大好きなので、それっぽい感じのロゴも作ってもらいました。

カラクリワークスでできること

・DX支援
ペーパーレス化やクラウドツールの導入など、DX支援をお手伝いします。デジタルツールを導入することだけが正解でないこともあるので、解決したい課題や背景をお聞きして柔軟に改善案をご提案いたします。

・kintone導入、アプリ作成
導入支援やアプリ制作前の要件定義からアプリ制作(JSでのカスタマイズも対応可能)、制作後の運用フォロー、担当者育成もお手伝いさせていただきます。外部システムとの連携など複雑なものもご相談ください。

・RPA導入時の要件定義、設定、運用フォロー
RPA導入時はどの業務をRPAにさせるかの要件定義が重要なので、その要件を決めるお手伝いからさせていただきます。要件定義さえしてしまえば、あとは自社で設定していただくこともカラクリワークスでお手伝いすることも可能です。

・Zapier、MakeなどのiPaaSを使ったシステム連携
Makeが一番得意ですが、Zapierなど他のものでも大丈夫です。iPaaSを使えばノーコードでkintone/LINE/Chat GPTを使ったBOTを作成することも容易です。

こんな感じでカラクリワークスをやっていきたいと思います。
より多くの課題を解決できるよう、今後も技術を磨いていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

長文にお付き合いいただきありがとうございました!


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