マガジンのカバー画像

縦書き「有茶」

67
詩・書・ラップ。
運営しているクリエイター

記事一覧

八の三十四

20220617 この山の登り方知らない でもいつまでも登っていたい この道の行き先は知らない でもいつまでも迷っていたい この先に何があるかは知らない ないものねだりは性に合わない この命尽きることは承知 だからこそ今ここ TRY

十六の三十三

20220606 軽薄な啓発 精出すよりも 毎日のwake up 噛みしめる贅沢 基本が肝心 置いてくるレイアップ やりたくないことで 叩かない電卓 目にあまる銭勘定 その手には既にちゃんと ありったけのもんが詰まってる 愛してるのサイン 見逃すべからず きっと何年経っても消えない 傷に上書きするタトゥー ベリーグッド 人は何もかもを忘れて それで稼ぐ泡銭 FUCK 人生楽勝って 生き抜く覚悟 建った金字塔 アブストラクト 満ち溢れる奇跡にありがとう パンくわえたまま

八の三十三

20220509 道なき道 掻きわけた先 出逢える君に興味あり 道なき道 掻きわけた先 出逢える日々に興味あり 道なき道 掻きわけた先 出逢える命に興味あり 道なき道 掻きわけた先 出逢えた奇跡は今日みたい

十六の三十二

20220428 親の かすがいになった子が 殺害予告 この世は地獄 あの世をつくる 方法を紐解く 一回死んでまた生きる ヒントは落ちてる そこら中 すがる答えは どこにもなく 生まれ変わりは 期待しないで この身一瞬 全部賭ける 気張って屁がでた 頑張りすぎんな あくまでスマート でかいストライド 都合いい愛をこねくり回して 何になんの 満場一致なんていらない 己の日々に感動していたい 大それた目標はいらない 妻と娘とデートがしたい

八の三十二

20220328 いつか この苦しみが慈しみに 狂った日々が慈しみに 救われない意地が慈しみに 慈しみに 慈しみに いつか 醜い恥が慈しみに 別れと出会い慈しみに あふれた涙慈しみに 慈しみに 慈しみに

十六の三十一

20220319 手先足先全身 行きすぎた消毒は厳禁 あなたの雑菌 愛してやまない あのにぎり飯 なんであんなうまい 好む好まざるに関わらず 今この瞬間 たしかにいる いずれ消える ことも知ってる A secret makes a human human 着飾った秘密に群がるハエ 勘違いしたまま うさ晴らすだけ 愛し合ったはずの 夫婦の別れ 残された子どもと痛みの雨 裸足 踏みしめる茨の道 真っ赤に滴る血 ママに 突き立てる二本指 俺死に際にピース

八の三十一

20220311 恨みつらみ 濃縮還元 人生のうまみに反転 今まで迷惑 色々さーせん まるっとひっくるめて i rep 恨みつらみ 濃縮還元 人生のうまみに反転 今まで迷惑 色々さーせん まるっとひっくるめて i rep

十六の三十

20220224 事実 小説 比べる ナンセンス 誰もが持って生まれてる ハイセンス この身ひとつで己誇る i rep i'm fine, thank you 煎じた爪の垢を飲んだ センチメンタルな夢を見た 天真爛漫な現地妻 持ち場を確認 円陣組んだ 生真面目な俺を 戒めるビート しかめっ面で白けたアイツの 視界が広がる 死体も息を吹き返す きっともうすぐ 君のいる街にも この言葉が届く 新しい道徳 その時が来るまで 赤ワインでも飲んどく

八の三十

20220210 嘘で塗りかためボロがでる ぼろ雑巾をかたく絞る 固唾をのんで見守る いつまで生まれ変わるチャンス 棒にふるの 嘘で塗りかためボロがでる ぼろ雑巾をかたく絞る 固唾をのんで見守る いつだって生まれ変わるチャンス もう行くよ

十六の二十九

20220204 死後硬直 死後説く道徳 しのごの言わずに聴いとく 心肺停止 心配してねえし 新たにはじまる一ページ it's amazing 生涯現役 人生謳歌する名人 妻と娘にキスする日々 体心頭 便秘NG 天変地異 俺がラップしようなんて 天変地異 天変地異 俺が誰かと暮らすなんて 天変地異 ぺちゃくちゃうるせえ 外野は全員 無視して 進む道 ああだこうだうるせえ リトルタカヒデ さっさと腹括れ

八の二十九

20220127 隣人の幸を祈る 新たな命 身ごもる はるか遠く いにしえの記憶 居心地のいい ピロートーク 隣人の幸を祈る 新たな命 身ごもる はるか遠く いにしえの記憶 居心地のいい ピロートーク

十六の二十八

20220121 取り憑かれてる お決まりの成功 置き去りの身体がオバケに変貌 お経に線香 葬式せんと 予約入れましょ 小僧寿しチェーンの 南無阿弥陀仏 世間の波からはみ出すアイツ いつのまにか神隠しにあってる 心は三角 言葉は四角 かくかくしかじかあって 涙がまあるくなくなって なあ皆声を聴かせてくれ 温もりと湿り気 乾燥肌へ 腹減ったなあ まだ眠いな あの子エロいな なんだ夢か

八の二十八

20220113 神様に教わった愛し方 仏様が放っておけない様 精霊の丁寧な世界への敬礼 生けるモノへ シックスセンスの心得 神様に教わった愛し方 仏様が放っておけない様 精霊の丁寧な世界への敬礼 生きとし生けるモノ 次はどこへ

十六の二十七

20220107 美しい罪と君のくるぶし まともなフリした世界で狂う日々 ふんだりけったりでも 韻ばっか踏んでる意味 生まれた命におくるみ 風邪ひかんよう 温うしとき 勝手に迎えた卒業式 いつのまにか ぬくもりは遠くに hold on me hold on me この憤りは 一体どこに どろんこになるまで はしゃぎまわった あの頃のように 産声をあげた うつむいて泣いた おんなじ涙も何か違った 晒した恥が 生きた証 またあしたも 空回り