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奈良の園庭訪問〜虫談義が止まらない〜

先日、からむし堂姉妹は奈良の幼稚園の園庭を訪ねてきました。
その園庭をフィールドにしているFさんに案内していただきました。

Fさんはその園庭で見られる虫を紹介する「園庭の虫あそび図鑑」というサイトも作っておられます。

虫を見かけても、なんの虫かを調べるのはなかなか難しいこともありますが、このサイトがあれば、より絞られた中から探すこともできますし、子どもたちの興味や関心に合わせていろんな探し方もできるようになっているスグレモノです。

園庭では、園児や先生方と、虫との付き合い方などもお聞きできました。
先生方からは「最近、こんな虫がたくさん発生しているんだけど、毒はないかしら?」とか、子どもたちがお掃除をしていて見つけたお尻をふりふりする蛹を虫かごで観察してみようかな、などなど、ちょっとお邪魔している間にも虫談義があれこれ寄せられます。


葉っぱをむしゃむしゃ食べていた幼虫

こうしてちょっと聞ける人がいることは園での虫の付き合い方にも大きな影響を与えているんじゃないかな〜、と実感するエピソードでした。

園の方たちとのやりとりもさることながら、やはり虫好きが集まると、それはそれは楽しいもので・・・。
あっという間に時間が過ぎていきました。

この日のプチ驚きは、毛虫(もちろん毒がないものに限りますが)の毛ってちくちくと痛そうに思っていたのですが、じつはま〜ったくそんなことはなくて、撫でられちゃうこととか。
(あ、でも試す方は、毒がないかどうか、よ〜く調べてからにしてくださいね)


触ったら痛そうに見えるのも戦略のうち?!


なでなでしてみると、じつは柔らかい感じ

こんな調子であっちでもこっちでもつい立ち止まって虫談義に花が咲いたわけですが、この日の一大発見はこちら!


植木の葉っぱの裏で発見!


ハバチの幼虫さんでしょうか。
くるっと丸まって面白いね〜、などと言いながら見ていると、なんと、刺激が加わると突起がビュ〜っと伸びてくるのを発見。
渾身の威嚇行動!


驚くと突起が出てきてヒトデか太陽マークのような姿に!

しばらく、小枝でツンツンして突起を出させていたのですが、よ〜〜く見ていると、これ、背中が丸まっているのではなくて、お腹を反り上げて丸まっていることに気づきました。

そうして、またまたよ〜くよ〜く見てみると。
なんだか脚が伸びているように見えてきました。
対になっている脚の一方だけが伸びているように見えるんだけど・・・というあたりで、Fさんとからむし堂妹は大興奮(それこそ足をジタバタさせているような盛り上がりっぷりでした笑)。
この突起が伸びる動画は、近日中にYouTubeからむし堂チャンネルにて公開予定です!ので乞うご期待!!

そんなことってあるだろうか?え〜?本当に?
というところでタイムアップ。電車の時間が迫ってきて、ダッシュで駅に向かうことになりました。

そうして翌日になるとメールでこんなやりとりも。
これ、脚のように見えたけど、脚と脚の間に、別の突起があって、そこが膨らんでる!とか。

外来種の話題では、竹ボウキにくっついてやってきたのは、ムネアカハラビロカマキリだけじゃなくてセミ(タケオオツクツク)もいるみたいですよ〜、とか。

キンカンの木で「黒いガ」だと思っていた虫が、写真を拡大してみると、顔がセミ!ヨコバイの仲間かな〜、とか。

あれやこれや帰宅してからも虫談義が続いておりました。
(あの突起が出てくる幼虫については、姉妹間でまだまだ話題沸騰中で、さっきも「あーでもない、こーでもない」と始まって、「今日はあんまり時間ないからまた今度ね!」とおさめたところ)

子どもたちの虫との出会い、付き合い方をなんらかの形で深める活動ができないかなあ、と考えているからむし堂姉妹としては、園庭での具体的な活動を見せていただき、とても貴重な体験となりました。

そうして、こういうワクワク、sence of wonderを共有できることって、やっぱりいいなあと改めて感じています。
ありがとうございました!


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