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(雑談)新社会人の5月がいっちゃんキツいよね

新社会人ってのは、言葉を選ばずに言うなら常に地雷原の中を歩き続けるようなものですよね。しかもマインスイーパーなどと異なり、地雷がどこ有るかも最初はわからない、ヒントすら手に入らないですし、何より恐ろしいのが、地雷を踏んだことにすら気づかない、後から気が付くことがたくさんあるということです。それは会社の仕組みや社会人としての言動、税金や社会保険といった社会制度に関する部分も含めてです。私も社会人1年目のとき、じつは税金関係でやらかして、周りに迷惑をかけたことがありました。当時はそういったことが地雷であると、まったく自覚が無かったですし、そもそも社会の仕組みを知らなさ過ぎました。有給をとることすら恐る恐るですし、これも私の過去のやらかしですが、祝日が休みであることを知らず、電車に1時間乗ってお客さんのところまで出向いたこともありました(当たり前ですが守衛さんにめちゃくちゃ怪訝な顔されました)。踏む先々で次の地雷にあたり、散々な気持ちになったことも数えきれないほどあります。

しかしそんな私でも、なんとか社会人を12年やってきまして、だいたい7年~8年ぐらい経った頃からでしょうか、だんだんとその地雷がわかるようになってきました。ここはこういう場面だからこうしたほうがいい、これは早めにやっとかないと後々マズいから今のうちにやっておこう、そういう地雷アラートが体内に備わるようになったように思います。もちろんそれでもまだ、ここは地雷だったかーってなることもありますが、それでも新社会人の頃よりは自分の足で社会を歩けるようになったような気がしています。

この「気がしている」というのが凄く大事で、実際にどうかは置いといたとしても、気持ち的には新社会人だった頃より随分と楽になり、社会や仕事というものがようやく楽しめるようになってきています。感覚としてわかることが増えてきたこと、とくに致命傷を避けられるようになったってのは大きいように思います。

でも逆に言えば、私の場合そういう感覚が身につくまで、7年も8年もかかっていて、じゃあその前はどうだったかと言われれば、正直仕事において余裕があるという感覚になったことはほとんどなく、いつも必死だし一歩一歩恐る恐る怯えながら歩き続けていたと思います。よーそれで7年も8年ももったなと思いますが、厳密には前職場を2年で辞めてますから、2年でいったん心折れて、そこからなんとか再生したというのが正しいかもしれません。つまり7年も8年ももたなかったのです。

それでも今になって思うのは、なんやかんや続けることは大事だなということです。もしかしたら前職場も2年で辞めずに、7年8年続けてみたら、もっと楽しくなっていたかもしれませんし、きっとそうなるだろうなという気持ちもある。確かに辛い2年間でしたが、別に辞めたところで、辞めた後楽になったかというとそんなことはなくて、むしろ人間関係とかをイチから構築する場面もあって、むしろ辞めてからのほうがしんどかったですし、辞めなきゃよかったと思ったこともたくさんありました。でもそこからなんとか続けてきて、今ようやく楽しめているのです。

ちょうど朝、ラジオで5月病の話題が出ていました。そうなんですよね、5月がいっちゃんしんどいですよ。4月のうちは、社会人になれた嬉しさ、初任給が出た嬉しさなどのキラキラ部分が目立ちますから、まだいいのですが、5月になりそういったキラキラに慣れてくると、だんだんと仕事自体のしんどさや辛さが目立つようになってくるものです。出張で東京を回ることが多いのですが、正直5月になると、疲れた顔をしたリクルートスーツのたぶん新社会人だな~という子をよく見かけます。あまりに辛い、あまりに会社とあわないなら、辞めてしまうのも一つの手だと思います。一方で、今の私の経験からアドバイスをするなら、その辛さもまたそのうち慣れてきて、5年10年続ければいつか楽しくなるときがくるかもしれないし、そのぐらい続けないと社会人の楽しみ方ってわからんだろうから、辛いなりになんとか続けるのも一つの手だよ、と思います。

このnoteもかれこれ5年半書いてるわけですが、初期の頃は私自身がまだ楽しめていなかった時期だったし、色々なことに影響されていた部分もあって「楽しくないことはしなくていい」「本業以外に強みが欲しい」みたいなこと言ってた時期もありますが、そこから5年半で真逆のことを言ってるわけですから、面白いものです。ここからもう5年したらまた違うこと言ってるかもしれませんが。

見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!