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(雑談)「電車からぼーっと窓の外を眺める」のが、前より難しくなった気がする

電車移動中、私はぼーっと窓の外を眺めるのが好きです。鉄道マニアなので、車庫とか駅とか、その他鉄道風景を眺めるのも好きですが、それ以上に電車移動中の「何もしない、が許される」時間が好きなので、スマホを触ったり本を読んだりせず、窓から流れる風景をぼーっと眺めていたいのです。

しかし最近、特に東京や名古屋で電車に乗っていると、ぼーっとするのが難しいように感じます。

たとえば電車で、自分の反対側に人が座っていて、その向こうの窓の外をぼーっと眺めているとしましょう。さすがに自分の真正面に人が居る状態で窓を見ることはしませんが、たとえば斜め前に人がいて正面に誰もいない状態で、正面の窓を眺めたり、ドア部分の窓から外を眺めたりですね。そういうとき、眺めている窓の近くに座ってスマホをいじっているひとから、一瞬怪訝そうな目を向けられることがあるのです。

もちろん、そこに座っている人を見ているわけじゃないので、怪訝そうな目で見られて(確認して)終わりなのですが、なるほどもしかしたら自分の「方向」に目線が向いている状態は、人によっては気持ち悪いのかもしれません。そう思って最近は、ぼーっとするときも、ちょっと気をつけて見るべき窓を選んだり、究極目を閉じて寝たことにして、頭の中で色々物事を考える時間に充てるようにしています(混んでいるときは以前からそうしていましたが、空いているときであっても)

以前はこういうことってあまりありませんでした。以前というのはスマホが普及する前っていうことでもなくて、たとえば2019年頃に同じテーマ「電車の中でぼーっとするのが好きだ」という記事をnoteで書いたのですが、その頃はまったくそんなこと(怪訝そうな目で見られるようなこと)がなかったのです。じゃあいつ頃からそうなったかというと、おそらく2020年以降、マスクをつけ始めた頃からなのかなと思います。マスクを付けて口元を隠すようになった結果「目線」の情報価値が高まって、それで他人の「目線」も気になるようになったのかな、と勝手に思っていますが、どうでしょうかね。

そもそも電車の中でぼーっとする行為自体が、もしかしたらマイノリティ、場合によっては異常者に分類されてしまうのかもしれない、とすら思っています。さすがに考えすぎかもしれませんが、そのぐらい電車の中で何もしてない人って少ないなと感じます。一人で乗っている人は99%スマホを見ていますし、二人以上で乗ってきて各々がスマホをいじり出すような場面も見られます。それが悪いとかいう話では無くて、そのぐらいスマホが身近なものになっているんだなという印象は、上記2019年の頃から感じていましたが、5年経って、それこそAirPods等のワイヤレスイヤホンやウェアラブル端末の普及もあり、もう一段進んだような印象です。

ぼーっとしたければ特急ないしは普通列車だったらグリーン車、私鉄だったら座席指定のライナーに乗れ、という時代がもしかしたらやってくるのかもしれませんね。そういう列車が選択肢として増えること自体はありがたいのですが。見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!