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2018ベネルクス鉄道の旅 #1ドイツ入国からの、撮り鉄

はじめまして。からんだと申します。

今年9月のことですが、はじめての海外一人旅として
ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを巡る旅に、行ってきました。
9月8日から、9月14日までの5泊7日旅。

ツアーなどではない、完全一人旅です。
手配から何から、すべて自分で行っての出発となりました。

完全一人旅、かつすべて自己手配ということで
行く前も、行ってからもわからないことだらけ

時に、少し危険なこともあり、楽しいこともあり
日本では経験できない「ありえへん」ハプニングなど…
様々な経験ができた7日間でありました。

この経験を、もっと色々な人にシェアしたい。

私は鉄道ファンです。日本の鉄道ももちろん好きですが…
海外の鉄道が、大好きなのです。

今回の旅の目的は、そんな海外の鉄道
とくに、日本ではほとんど馴染みがない、ベネルクス三国の鉄道を
見て、乗って、感じること、なのであります。

そして、日本では絶対に体験できない、「鉄道で国境を越えること」
それも、ICE、タリースといった国際特急列車ではなく
国境を越える、ローカル線に乗りまくる!のが、テーマです。
もちろん、ちょこっと観光もしてますよw

実は一度、自分のブログの中で、旅行記としてまとめました。
しかし、ブログでは、普段から接している仲のいい人達には見ていただけますが…
もっともっと、多くの方に見ていただき、
海外の鉄道に興味を持つ人を増やしたい、海外の鉄道に興味があっても
実際に海外に行くのは、ハードルが高い…と二の足を踏んでいる方の
背中を、押したい。
そんな思いから、今回noteの場を借りて、再度書かせていただくことに
いたしました。

なお、このような経緯で、一度ブログで発表した記事でありますから…
単なる焼き直し、では面白くありません。
今回は、旅行記のうち、鉄道部分によりフォーカスした内容に
再編集して、公開いたします。

また、noteでは記事を有料公開できるとのこと
自分の書いた記事が、お金になるのなら、嬉しいことですが…
一度無料で公開したものでありますから、基本的には
すべて無料での公開とさせていただきます。

重ね重ね
本記事が、一人でも多くの方の目にとまり
海外鉄道へ、興味を持つきっかけにしていただければ、嬉しいですし
ヨーロッパの鉄道を見てみたい、でもツアーだと行動が制限されるから、
できれば自分で行ってみたい、という方が、実際に行動をする際に
少しでも参考になる、そんな記事にできれば、幸いです。

それでは、書き始めていきます。

★目次はこちら★
https://note.mu/karanda_videos/n/n01e4cf58ffab

■ドイツ入国から、ベルギー国境へ

出発の地は中部国際空港。今回、往路は中部国際空港からフランクフルト、
帰路はフランクフルトから羽田の便を利用しました。
(私は岐阜の羽島というところに住んでおりますので、最寄りが中部国際空港になりますが、中部-フランクフルト便は本数と時間が限られますので、帰路は羽田から新幹線に乗り岐阜羽島へと戻る行程にしました)

9月8日(土)、早朝7時の中部国際空港から活動開始です。
まずはエクスコムグローバル社のカウンターへ行き、Wi-Fiルータをゲット。
続いてルフトハンザカウンターへ行き、荷物を預けます。

出国審査はすんなり通過し、免税エリアを抜けて、出発ロビーへ。
出発ロビーにはUSBがさせる充電スペースがあるので、スマホにしっかり日本の電気を食わせておきますw

↑やらかしたのが、日本円をすべて預け荷物にしてしまったこと。日本円が全く手元になく、出発ロビーの自販機が一切使えない状況に…w
唯一カードが使えたスタバで、ようやくアイスコーヒーを入手。喉からからだったので、最高においしかったですw

いざ出発

ルフトハンザドイツ航空の機内は満席ですが、空調は程よい感じで不快ではありませんでした。乗務員の中には日本人の方も数名いらっしゃって、少し安心(日本路線では、必ず乗務しているようです)

10時間ちょっとのフライトを終え、無事、14時にフランクフルト空港到着です。(15時到着予定でしたが、早着しましたw)

フランクフルト空港での入国審査、何を聞かれるかと思って構えて、想定問答までつくっていたのですが、特段何も聞かれず…ちょっと残念
ずっと隣の係の方と雑談しており、パスポートを渡してひたすら待機…という謎の状況で、とりあえず何か言おう、と「I'm from Japan」といったら「I Know(知ってる)」といって、入国スタンプをどかんと押されましたw

空港に着いたら、まず地下のバゲッジクレーンへ行き、預けてあった自分の荷物を受け取ります。

フランクフルト空港では、荷物受取のレーンが、なぜか
いったんパブリックエリアに出た先にあります。つまり、だれでも入れてしまうという状況。
なので、荷物レーンで自分の荷物を、悪意を持った人に持っていかれないように、十分注意しなければなりません。

まぁ、出口に税関もありますし、たぶん大丈夫だろうとは思いますが。

10分ぐらい待って、ようやく荷物を受け取り、税関を通ると到着ロビーに入ります。

フランクフルト空港からベルギーを目指します。
フランクフルト空港には、近郊列車駅(Frankfurt Flughafen Regionalbahnhof)と、ICE等の特急列車が発着する長距離列車駅(Frankfurt Flughafen Fernbahnhof)の二つの駅があり、両駅は徒歩で10分程度離れています。
フランクフルト市内へ向かうのであれば、基本的には前者でSバーンの8号線に乗りますが、今夜の宿はベルギーのリエージュというところにとりましたので、市内とは逆方向の「マインツ」というところへ移動し、ここから特急列車に乗り換えます。

こちらの近郊列車で移動します。
Regional駅は何やら3番線の増設工事中。イチ国際空港の(しかも、ヨーロッパ最大のハブ空港の)玄関駅にしては、ちょっと薄暗くて陰気な感じです…。

1日目の行程です。

フランクフルトを出発して、マインツからは特急列車でケルンへ、ケルンで近郊列車、さらに国境ローカル線でリエージュへと至る行程です。

リエージュ到着予定は22時。さて、

無事にたどりつけるでしょうか…(←伏線w)

【Frankfurt am Main Flughafen Fernbahnhof】15:23 →【Mainz Hbf】15:49(RE2 Koblenz行)

さて、マインツに到着。ここで、1時間半ぐらい時間があきました。というのは、当初飛行機が遅れることも想定して、かなり余裕のある時間のユーロシティ(EC:国際特急列車)を予約していたからです。

ということで、しばらく時間がありますので、まずは散策。といっても入国したばかりで、あまりうろうろする勇気もありませんから、駅周辺をぐるっと歩いただけですが。

駅前はこんな感じです。

マインツはドイツらしい明るい、近代的な街並みでした。

ホームに戻るとICE-1型が待機していました。
ICEというのは、ドイツ版新幹線といったところです。
なお、ヨーロッパの鉄道には、基本的に「改札口」というものがありません。切符はすべて車内で、車掌さんが検札にきたときに渡す方式です。

なので、このように撮り鉄がうろうろすることもできますし、近所の人がホームで休憩していたり、犬の散歩をする風景にも出会いました。日本の第三セクター鉄道やローカル線のような方式ですね。

ただしこれは、鉄道利用者を狙った犯罪者も、自由にホームで「お仕事」できるというわけでもあり、ヨーロッパの鉄道駅が基本的に治安が悪い、ということの原因でもあるようです…。

なお、無賃乗車が発覚した場合は、200ユーロや300ユーロの超高額な罰金が課されるため、自由に列車に乗れるからといって、無賃乗車をするのはやめておきましょう。車内で切符を買うのもNGのようです。

↑京急の「歌う電車」は有名だと思いますが、ドイツにも歌う電車は走っています。
このICEは、超低音ですが、歌いながら走っていきました。

誰だ落書きしたやつはw
これに限らず、ヨーロッパの鉄道は落書きがされているものが多かったです。。

ドイツの鉄道は、日本のように、新幹線と在来線…という分け方を基本的にはしていません。
ので、さっき新幹線が走っていった線路を、ローカル線のディーゼルカーや、貨物列車も行きかうのです。
これは、日本の新幹線では見られない光景ですね。

すぐにやってきたのは、ドイツ新幹線の主力車両、ICE-3型です。
マインツ駅は、南北ドイツを結ぶ交通の要所らしく、特急列車が頻繁に出入りします。

すれ違いのICEが到着し…

また別の、貨物列車が出発していきます。
日本の貨物列車は、基本的にコンテナかタンクですが、
ヨーロッパの貨物列車は、様々な貨車を連ねて走っていて、見ていてとても楽しいです。

客車列車も到着しました。
この客車列車というのも、日本ではイベント等を除くと、ほぼ絶滅しておりますが、ヨーロッパではガンガン走ってます。

逆方向の客車列車も到着したところで、そろそろ私の乗るEC(ユーロシティ・国際特急列車)の時間がやってきましたので、ここいらで撮り鉄タイムは終了としましょう。

パチパチ撮っていますが、このマインツ駅では治安の面で不安はありませんでした。人もかなりのんびりしている様子でしたし、ホームの中央付近にしか人がいないので、ホーム端のほうは主に私しかおりません。

上写真にもちらちら写っているように、他の現地撮り鉄さんもおられまして、二言三言会話をしましたが、ここは特段危ないとかそういうことはない、ということでした。

フランクフルト空港から30分程度の距離ですし、これだけ撮れますから、入国後や出国前に時間があれば、寄ってみてはいかがでしょうか。

ということで、早速長ーくなりましたが…
初・noteはここまでとします。
次は、ベルギー国境を目指します。

長文、お付き合いいただき、ありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

★目次はこちら★
https://note.mu/karanda_videos/n/n01e4cf58ffab

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!