ろじりはブログ_note

理学療法士/脳卒中/線維筋痛症/高次脳機能障害/講演経験多数/著書『臨床は、とまらない…

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理学療法士/脳卒中/線維筋痛症/高次脳機能障害/講演経験多数/著書『臨床は、とまらない』 など。 プロリハ研究サロン(https://prorehastudysalon.com/)運営してます。 リハビリの臨床や神経系、痛みなど知識から臨床まで書いていきます。

最近の記事

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自己紹介

こんにちは!理学療法士の唐沢彰太です。 初めての記事ということもあり、自己紹介をさせていただきます。 HPやSNSも是非ご参考ください。↓ プロリハ研究サロン  理学療法学科を卒業後、回復期のリハビリテーション病院に勤務開始しました。 1年目はがむしゃらに勉強と臨床をし(全く記憶にないのです)、2年目から本格的に外部の勉強会へ参加開始しました。  学生の頃、千葉のとても有名な病院での実習の時に出会った、<認知神経リハビリテーション>に興味を抱き、脳科学を中心に勉強をし

    • 実は…自費の訪問リハビリ始めました!

      お久しぶりです!理学療法士の唐沢彰太です。 理学療法士や作業療法士などの、リハビリテーションの専門家を対象に2年以上オンラインサロンを運営してきました。 そんな私がついに… 自費の訪問リハビリのサービスを開始しました! 名前は+αの【プラス】と改善という意味の【improvement】を組み合わせた意味の「Plusim」です。 皆さんは、リハビリが病院や施設以外でも受けられることをご存知ですか? もちろん訪問リハビリはそのうちの1つですが、通常は介護保険や医療保険を使用し

      • 手のリハビリテーション

        お読みいただいている皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。 今回は脳卒中の「手」のリハビリテーションに関して書いています。手は他の身体部位とは明らかに異なる部位で、リハビリの内容も特別な考え方が必要になってきます。ぜひご覧ください。 本文はこちらから↓ 手のリハビリのポイント|プロリハ研究サロン

        • 感覚と知覚を使い分ける!

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しております、理学療法士の唐沢彰太です(自己紹介はこちら→運営者紹介)。 リハビリの臨床では、似ているけど意味が全く違う言葉がたくさんあります。【感覚と知覚】もそのうちの1つです。この2つを使い分けることで、患者さんの病態の解釈がしやすくなったり、訓練のプログラムがより質の高いものになったりします。 そこで今回は、感覚と知覚の違いと、どう使い分けるのかを臨床に特化した方法でご紹介します! 本文はこちらか

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          人はなぜ歩くのか?

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。本サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 人とサルの大きな違いの1つ【2足歩行】は、進化の過程で獲得した非常に高度な行為です。リハビリテーション(リハビリ)においてこの歩行の獲得は非常に重要な要素で、歩行のことを詳しく知っているかどうかはリハビリの内容に大きな影響を及ぼします。そこで今回は、この歩行を運動学的な視点ではなく、少し違う視点から考えてリハビリにいかせないかどうかを

          人はなぜ歩くのか?

          生活期におけるリハビリの今後

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 今回はいつもとちょっと違うテイストのお話です。私は今、生活期のリハビリ領域で働いているのですが、診療報酬がどんどん減額されていく中で、急性期や回復期でのリハビリが十分に行われなくなってきているのを、ひしひしと感じています。そんな中、ここ数年で大きく変わってきている生活期のリハビリについて、今回は書いていきたいと思います。 本文はこちらか

          生活期におけるリハビリの今後

          消去現象と半側空間無視の違いと共通点

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 脳卒中後遺症の高次脳機能障害で、半側空間無視と消去現象があります。これら2つは非常に似ていて、臨床上判断がつきにくい症状です。消去現象を半側空間無視の症状の1つとして考えている文献もあり、悩む方も多いと思います。 そこで本記事は、ケース別に半側空間無視と消去現象を紹介し、どちらか判断するのではなくどう介入していくべきか参考になることを目的

          消去現象と半側空間無視の違いと共通点

          注意障害には注意が必要?!

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。 本サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) <注意障害>は臨床現場では毎日のように聞く言葉です。実際、脳血管疾患の患者さんでは非常に高い割合で注意に関する能力が低下しています。ですが、この注意障害に頻繁にあうこと、病態が一見単純に見えることから安易に「患者さん注意障害あるよね」と言ってしまいがちです。 そこで今回は、注意障害を整理しながら、知覚との関係や行為との関係を書いて

          注意障害には注意が必要?!

          そもそも認知ってなに?

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。 本サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) リハビリテーション(以下リハビリ)に携わっていると、認知という言葉に頻繁に触れると思います。 例えば<身体認知>や<空間認知>などのように<○○認知>は皆さんもよく聞くのではないでしょうか?また【認知症】のように疾患名になっていたりもします。 このように、様々な使われ方をしている認知とはそもそもなんなのでしょうか? 今回は、この認

          そもそも認知ってなに?

          卒業後の理学療法士の勉強

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)です。 理学療法士は、大学や専門学校を卒業し国家試験に合格することで取得できる、国家資格です。養成校での勉強は大変で、覚えることの多さに愕然としたのを覚えています。 そんな理学療法士ですが、実際に働き始めた後の勉強はどうなっているのでしょうか?私自身の経験はもちろん、たくさんの理学療法士の教育に携わってきた経験も合わせてご紹介します。 卒業後

          卒業後の理学療法士の勉強

          初回評価のここだけはおさえたいポイント

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。 プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です(自己紹介はこちらもご覧ください→唐沢彰太って誰?)です。 入院患者さんでも外来患者さんでも、必ず行うのが【初回評価】です。環境によって、初回評価に割ける時間は変わってきますが、多くて1時間、短いと10分程度だと思います。 今年理学療法士・作業療法士として働き始めた方も多い、回復期での初回評価について、整形外科疾患と脳血管疾患に分けて、ポイントを整理しました。ぜひご覧ください。 本

          初回評価のここだけはおさえたいポイント

          運動と感覚はやっぱり密接な関係だっ

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。 プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です(自己紹介はこちらもご覧ください→唐沢彰太って誰?)です。 【運動すること】と【知覚すること】がとても密接な関係で、聞いても切り離せないことはすでに常識になっています。私も臨床の中では、意識しているポイントでもあります。 実は最近、運動と感覚はやっぱり密接だなと感じた経験をしました。今回はその経験をもとに、もう一回、運動と感覚の関係をまとめていきたいと思います。 本文はこちらから ↓

          運動と感覚はやっぱり密接な関係だっ

          関節を動かす時の触れ方と動かし方

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。 プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です。(自己紹介はこちらもご覧ください!→運営者情報) 病院や施設などの現場で働かれている皆さんは、関節可動域訓練(Range of motion exercise:以下ROMex)を行われていると思います。このROMexですが、実はものすごく技術が必要なこと知っていますか? 自分が計測した角度より、先輩が行った角度の方が10度も大きかったなどの経験をしたことがありませんか? そんなR

          関節を動かす時の触れ方と動かし方

          運動・動作・行為を使い分ける!!

          お読みいただきありがとうございます。プロリハ研究サロンの、唐沢彰太です。(唐沢彰太について→こちら)  リハビリテーションの専門家として言葉を正しく理解して使用することはとても大切です。臨床の中ではもちろん、多職種での連携が大切なリハビリではその面においても重要です。  その中でも、 運動・動作・行為 の3つは、なんとなく似ているように見える言葉ですが、実は全く意味が異なっている用語です。  そこで今回は、これら3つを意識的に使い分けることで、頭が整理されリハビリの臨床が

          運動・動作・行為を使い分ける!!

          高次脳機能障害と行為を関連付ける方法

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 今回は、皆さんより多く声をいただいている高次脳機能障害について書いていきたいと思います。 その中でも特に、高次脳機能障害と動作をどう関連付けて行けば良いのか?に焦点を当てて行きたいと思います。 本テーマはトレンドでもあり、先日開催された日本神経理学療法士学会のカンファレンスでも取り上げられていました。 本学会では、半側空間無視と歩行につい

          高次脳機能障害と行為を関連付ける方法

          筋トレのポイント

          お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 身体の運動がポイントのリハビリテーション(以下、リハビリ)特に理学療法では、筋力が足りているかを評価し、足りていなければ筋力トレーニングを実施していきます。 ですが、筋力トレーニングって意外な落とし穴があるって知ってましたか? そこで今回は、リハビリで筋トレを取り入れているPTやOT、また患者さんに知っておいて欲しいポイントをまとめていきます! 本

          筋トレのポイント