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【最終回】必要とされるよりも必要とする自分で在りたい

2019年3月からおよそ2年間、毎週(日)の夜に更新してきた【軟水のたそがれ】

数にして、111本。

今回で区切りをつけて、一旦、最終回と致します。

最後の最後で、更新が月曜日になってしまいました。すみません。。。

ただし今後も、毎週(日)の夜にnoteを更新することは続けて参りますので、また読んでもらえると嬉しいです。

新しいマガジンのタイトルは…

【朝陽を待ち侘びて】

これにします。

【軟水のたそがれ】のテーマは、『黄昏時の夕暮れから、夜に向けた想い』

一方で【朝陽を待ち侘びて】は、

『深い夜を越えて、朝陽を浴びる晴れやかさ』をテーマに添え、書き流して参ります。

ちなみに、軟水のたそがれを一旦辞めようと思った理由は、「自分の好きな世界"だけ"に浸ろうとしていること」へ、嫌気が差してきたからです。

夕陽が沈みゆく黄昏時が、僕は大好き。

夕暮れの空が移ろう間は、好きなヒトやモノへ想いを巡らす時間にしようと志しています。

空の移り変わりを眺めながら、その色に自らの心情を重ね、心がフワッと浮き上がる瞬間が好きなんです。

その際に浮かんできた言葉を【軟水のたそがれ】に書き流して参りました。

そしてその言葉は、読者の方に対してだけでなく、”自分自身”に対して届けていました。

「お前ならもっと、熱く優しくなれるだろ」と自分に言い聞かし、己の内側に潜んでいるはずの利他性を燃やしたかったのです。

だからこそ、心の底に沈んだ感情をすくい上げて、水面の上にさらけ出すような文章を書こうと意識していました。

水面まで浮上すれば、光が届いて、この文章を読んでくれた誰かが僕のことを明るく照らし、その温もりを感じることができるからです。

これは、あくまでも『自分自身が輝くため』に続けてきたこと。

黄昏時に自分の好きな世界観へ入り浸り、「私もそれ好きだよ」と言ってくれる人と通じ合うことが、楽しかったのです。

スキが重なる瞬間を愛でることで、己を満たしていました。

けれどこの先は、他者の心を明るく照らす朝陽のような文章を書きたいと、そう志しています。

夜中を漂い続けるのではなく、夜明けを迎え、他者と共に輝きたいのです。

・・・ところで、僕が大好きな『水鏡』の風景は、「穏やかな水面」と「彩り豊かな光」によって、成り立っています。

水面が波立っていれば水鏡がぼやけてしまうように、もしも僕らの心が激しさに呑み込まれてしまえば、光のようにこちらを優しく照らしてくれる他者の魅力も、ぼやけて映ってしまう。

つまりは、心の底に沈む感情をあらわにしてから、水のような穏やかさで心を鎮めることで他者の恩恵に気づこうと志していたのがこれまでの僕で、それこそが【軟水のたそがれ】で表現したかったことなのです。

さらに、『水鏡』に映る「光の色」は、陽の光がどの角度から水面に入るのかによって異なります。

だからこそ僕は、自らが光となって、他者の心の中に水鏡を映し出し、その色を「温かくて優しい色」にしたいのです。

「はたして、どんな色が優しく映るのか?」は、十人十色。

共に輝き合いたいと願う相手の感性と、それに対して僕がどんな光を注ぐのか?によって、移り変わると思うのです。

きっと人々の心の内には、色んな感情が底に沈んでいる水面のような状態の時期があるから、その人にとって優しい光を注ぎ、共に輝き合いたい。

『共同性』と『利他性』、そして『唯一性』をこれからは特に大切にしていたいのです。

誰かから必要とされることばかりを追い求めて、こちらから誰かを必要とすることを忘れてしまわぬように在りたいのです。

「僕には、あなたが必要なんだ」と伝え、共に輝き合えるように、他者の世界の中へ潜り込むことを忘れずにいたいと、そう志して参ります。

・・・それでは、読んでいただきありがとうございました(*^^*)

【軟水のたそがれ】は、夜に沈んでしまうようなことがあった時に、またいつか書きたいと思います。

その際はぜひ、光を照らしてくださいませ…!

↓こちらは、これまでに更新した【軟水のたそがれ】です。

ありがとうございました!

今後も、ゆるっとよろしくどうぞ!




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