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95年の空気と色気をにじませる画が最高に良い『95』

やばい!超面白いの見つけた!完全にノーチェックだったがテレ東60周年記念作品『95』まじ素晴らしいっす同世代全員観て!

1995年地下鉄サリン事件発生の頃に高校生だった主人公が、2024年に現在、その頃についての取材を受けながら当時を思い起こす構造。サリン事件の当時の報道映像とかも交えながら、ノストラダムスの大予言で1999年で世界が終わると信じていた10代の感覚とか、とにかく映し出されている要素が映像的にとても多くてめちゃくちゃ良い。

そして中川大志。かねてから中川大志を見ると好きになりすぎそうで控えていたわけですけれどもこれはもう真剣に見ざるを得ないかも。主人公の高橋海人を焚きつける同級生であり「謎の秘密組織」のメンバー。という役どころ。今の若者として喋っていたら暑苦しすぎるけれども、「95年当時」に何か大義を信じていたうら若き若者、として見られる独特のアツさと濃さを表現している芝居が良すぎてクラクラする!良い、前髪。見てください。

一話では地下鉄サリン事件で自身の生死、生きる意味、この先の未来、がぐらりと揺らぐ主人公の心持ちが描かれていてその危うい青春感がとても良いです。

城定秀夫監督の画。映像全体に言外のものをぐちぐちゃと滲む色気があって本当に良い。いやー、素晴らしい布陣だなー。これは今のところ絶対に最後まで観たい。明日2話ですので今のうちに一話を是非。

dev.70

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