伽古屋圭市

小説家。仕事の話とか、近況とか、肩の力を抜いてツイッターの拡張版みたいな感じで使ってい…

伽古屋圭市

小説家。仕事の話とか、近況とか、肩の力を抜いてツイッターの拡張版みたいな感じで使っていく予定。

最近の記事

ロングスリーパーの憂鬱

 自分に必要な睡眠時間は8~8.5時間くらいで、厳密にはロングスリーパーではないだろうが「気味」ではある。少なくとも多くの人より多くの睡眠を必要としている。  生活や環境を改善することで「睡眠の質」をよくし(入眠に至る時間や中途覚醒を減らし)、結果として「床に横たわっている時間」を減らすことはできるが、持って生まれた「必要睡眠時間」を減らすことはできない。現代の科学、医学の知見ではどうすることもできず、この体質とは死ぬまで付き合うしかないのが現実だ。  AIが順調に進化すれば

    • F1を最安で見る方法の考察

      どうも、久しぶりのnoteです。 今回は2024年シーズンのF1全戦全セッションを(個人的な方向性としてはDAZNで)どうやって見るかについて考察しようかと。これがまた考えれば考えるほどややこしくて…… F1しか見ないのにDAZNは高すぎる!と敬遠している人も多いかと思う。しかし意外と安く見る方法はあったりする。 なのでF1好きのみなさんの参考になればと、このエントリを執筆した次第。 結論から言うと、フジテレビよりも格安に、DAZNで全戦全セッションを見られます(ただし、

      • 少子化の推進を目指して

        来月(9月)下旬に出る『猫目荘のまかないごはん』の再校が無事終了。基本的に著者の仕事はここまでで、あとは発売を待つばかりです。ありがとうございます。 「猫目荘」は「ねこのめそう」と読みます。「猫目草(ネコノメソウ)」から。 少し気は早いが、ここでその新作の話を。 せっかくわざわざブログまで覗いてくれたお礼に、少し突っ込んだ話もしようかと。 まずは「猫目荘」のおおまかな内容。 親と絶縁し、いろいろあって「人生詰んだお…」な三十女が昭和の下宿屋のような「猫目荘」にやってきて

        • 夏のてんやわんやと富士山の話

          いきなり宣伝だが、9月25日ごろに角川文庫より『猫目荘のまかないごはん』が刊行予定です(発売日は25日と聞いてるけど、搬入は22日で、Amazonはそれを発売日としているっぽい?) 新刊の話はまた今度するとして、今回は山の話。 「猫目荘」が予想外のスピードで本になることになり、この夏は仕事に忙殺されることになってしまった。 原稿を上げたあと、7月半ばにいよいよ北アルプスにテント泊山行へ!と考え、準備を進めていたものの、それも無期延期となってしまい…… まだ雪山には登れな

        ロングスリーパーの憂鬱

          謎の入金の顛末

          お久しぶりです。 なぜここに戻ってきたかというと、ひと言で言うと久しぶりにブログ書きたいと思ったから。ツイッターが最近いろいろあれだから分散化によるサプライチェーンの強化みたいな気持ちもあるようなないような。 最初の話題は先日、謎の入金があった件。 5年以上前に本を出してそれきりお付き合いのなかった版元から、突然大きな入金があったんですよ。電書にはなってるので細々とした入金は定期的にあったんだが、これまでにない大金で「なんじゃこりゃ!」と。 だからまあ、なんらかの理由で電書

          謎の入金の顛末

          チャンスを掴むということ(ある小説家の場合)

          巡ってきたチャンスを掴めるかどうかで人生は大きく変わってくる。 この事実に異を唱える人は少ないと思うが、人生というのはどこが分岐点で、どこがチャンスだったのか、意外とそのときにはわからないものである。 けれど小説家という仕事は、これがわりとわかりやすい。いま自分は分岐点に立ってるなと気づけるし、このチャンスを掴めるかどうかで今後の作家人生が違ってくるなというのが自覚できる。 そしてチャンス(分岐点)というのはいちどきりでなく、何度も巡ってくる。もちろん大小の差はあるし、つ

          チャンスを掴むということ(ある小説家の場合)