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2019.5.15 シニアマスタービルダーに「最高の一本」をカスタムオーダーする-新藤晴一編

表参道ヒルズスペースオーで行われた、フェンダーカスタムショップのトークイベントレポ。

新藤 晴一が⽬指す「最⾼の1 本」を実現するべく、シニアマスタービルダーのトッド・クラウスにオーダー。

新藤晴一(ポルノグラフィティ)編

晴一さん所有ギター紹介

・クリーム色のテレキャスター
Fender Custom Shop Masterbuilt Series
60's Telecaster Relic by John Cruz2007
アタック強い
・黒色のテレキャスター
Fender Custom Shop Masterbuilt Series
57Telecaster Relic by John English 2005
中域に粘りがある。

テレキャスターは ギタリスト魂を燃え上がらせる。弾きこんでやろう
という気持ちになる。

フロントをセレクトし、クリーンの音でメリッサコードを演奏披露。
センターがリッチな音という印象を持っている。
クランチ の音にして、ハネウマコードを演奏披露。 

・ストラト黒(塗装が剥がれるとペイズリー柄が見える)
Fender Custom Shop Masterbuilt Series
60's Stratocaster Relic by Chris Fleming2018
家で弾いている。個体の性格がわかったらステージで使おうと思っている。
嘘くさくないレリック加工(ランダムで傷をつけているのではなく、弾いていて自然と傷が出来る位置)がフェンダーの技術ならではと思っている。

ビルダーより
新しいギターを手に入れると、大事にする。でも、傷がついてから弾きこめることがある。
その状態で渡すことがレリック加工の特徴。
晴一さんからビルダーへレリック加工の質問
Q
都市伝説的に、レリック加工のやり方で土に埋めたりチェーンをぶつけたりするというのを耳にしたことがあるが、本当なのか。
Aビルダーによって加工の仕方が違う 。チェーンで傷をつけるのは遠くない。

オーダー

変わったやつを頼むか正統派か悩んだ。
クラプトンのドンズバモデルを、実際クラプトンのギターを作った人に作ってもらうという価値。
クラプトンのギターの特徴を説明してくれる晴一さん(主にミッドブースターについて)

デヴィッド・ギルモアの様な特徴のあるギターも良いと思っている。
ワイヤリング、ピックアップ、組み合わせがユニーク。

最終的には、フェンダーのマスタービルダーが考えた今の音楽に合うもの(音のパンチやスペックなど)を作って欲しい。ということを伝える。

ビルダーより
もしよかったら二本買うと良いかもしれない
22フレットまで使うかどうかも、オーダーの時に検討すると良い。

晴一さん→ビルダーへ質問

 Qどのくらいで来る?
Aビルダーによるし依頼されてるクライアントの数状況による。アーティストオーダーは1年以内目標普通は二年半
Qどこからどこまでやってるの?
A
マスタービルダーが選ぶ用の木を用意してくれるディレクターがいる。
マスターペインターがいる。
パーツ集める人がいる。
仕上げをやる。全行程のプロがいるが、マスタービルダーの指示で出来が変わる。 
Qクラプトンどんな人?
A
英国紳士、プロフェッショナル
Qマスタービルダー同士仲良い?
A
お互い笑えあえる、良きライバル。健康的に競っている。

これからフェンダーギターでどんな表現をしたいか?

晴一さん「オールジャンル対応出来るギター。ほかにどんな音が出るのかプレイが出来るか挑戦したい」

【感想】
ギターを良く知らないお客さんにもわかりやすく、シニアマスタービルダーのすごさや、音の特徴を例え話を使って伝えようとしたり、
シニアマスタービルダーそのものへの興味関心がある姿がとても印象的だった。

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