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【音楽レビュー】完璧すぎやしないか シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN

 個人的にここ2年でかなり弾きこんだ曲がある。
それでもなかなか"完璧に"とはいかない。

シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN

 アニメのタイアップから、バンドの知名度を一気に上げた曲だ。

 この曲は深い。
ドラムとギターが交互に鳴り、ホップステップジャンプとイントロが始まっていく。
Aメロはうねり動きまくるベースに、高音で鳴るギター(歌いながら弾く時の第一関門)。
キメのあるBメロから、楽し気に跳ねるサビ。
これだけだったらまだそんなに驚かない。

なんといっても間奏だ。
まぁ一筋縄ではいかない演奏力。本人たちもイヤモニから流れるクリックを頼りにしているだろう。
それでもDrはスティックを回しながら、なんなくこなしている様に見える。

間奏を終えて一息かと思いきやとんでもない。
Cメロ、大サビ前のコードチェンジ&キメも凄まじい。
そこからのラストに向かっていく様は、同じサビに行くにしてもテンションが違う。

歌詞もなかなか聴きなれない言葉が耳に残る。
Vo曰く「Baの田淵色が濃くて悩むことはありましたけど、最近は一切ないですね。バンドの意志が1個になっている感じはある。」
と、まとまって来た良いタイミングで出来た歌詞なのだろう。

演奏する側の難易度とキャッチーさが比例しない。
全ての楽器のバランスが良く、主役級の技術を持つ。
完璧過ぎやしないかとため息が出る、類まれなる曲である。

引用参考インタビュー


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