かれんとしずか

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1年前の今頃、わたしは大学病院を辞めた。 いわゆる普通の社会人として、看護師として勤めた3年間が、コロナ禍という特殊な状況と被ったことは、今となれば必然であったと思う。 コロナになってからの2年間、外側から著しく制限されたからこそ、むしろ内側の世界を拡大することができた。 振り返れば、物語の大きなスタートはそれまでの人生の全てであった大学受験での挫折だった。何者かにならなきゃいけなくて、何者かになりたくて、大学で出逢う全ての人々に憧れた。自分の好きなものがあること、自分で自