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破鏡  | 20文字小説

砕かれた月の僅かな光も、晩秋に閉ざした。


20文字はしびれるぅ〜……ヽ(´o`;
キャッチコピーみたいになるね。

最後を、「て」か、「た」かで迷いました。
でも小説なら言い切りたいと思って後者に。

日本語は奥深いね。すごい言語だと再認識します。
短い言葉にこれだけ意味が込められている、美しく、ともすれば難解にもなる。普段は難解なものは避けて、極力シンプルな言葉を選ぶけれど、知らない言葉、忘れてしまった、忘れられてしまった言葉が、たくさんある。

漢字にするのか、ひらがなにひらくのか。句読点の位置はどこなのか。それでまた印象が変わるのが日本語の醍醐味。アルファベットにはないものね。

そう思うと、音だけではなく、意味だけでもなく、字面からもニュアンスを汲み取ろうとする日本人が、ややもすると繊細になりすぎるのもうなづけます。
その感性を、良い方に活かしたいね。

シロクマ文芸部さんの小牧幸助文学賞のエントリーは2作品にしておきたいと思います。

小牧さん、素敵な企画ありがとうございます(^^)


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