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あなたの「こうしたい」をなくさないで

先日、「玉野市(岡山県)の図書館にエッセイ入りましたよ」とお写真いただきました。図書館へのリクエストや情報提供うれしいです。わーい!

いただいたお写真。ありがとー!

わたしの地元の藤沢市の図書館にも、いつの間にか入ってたの。誰かリクエストしてくれたのかな、地元紙にインタビューが載ったからかな? 嬉しいです。読んでくださる方がいらっしゃるといいな。取材やご感想待ってますーう!

あなたの思いをなくさないで

20年前、大きなレコード会社からデビューしました。右も左も分からないまま、録音して、契約して。当時は事務所からマネージャーさんが2人ついて、お友達との約束もままならず嫌われてしまったりも。それだけお仕事を作ったり入れたりしてくれることは有り難くもありましたが、自由は少なく大変でもありました。

二年を過ぎ契約が終わりフリーランスになってから、自分の好きなペースでやれるようになったの。安定した仕事ではないけれど、自由度が高いのは割と合ってるみたい。

小さなカフェやバーから大きめの会場まで、活動の場がどこでも、全てのものごとの判断をしないといけないのは当然のこと…。誰もが日々、選択の連続で生きてる。けれど自信のないわたしには、「人前に立つこと」を選択し続けていくのは、なかなかエネルギーのいる作業ではありました。

細々とマイペースに好きな歌を歌ってきて20年にもなるなんて、自分でもちょっとびっくり。


知らないところで、評価されて
知らないところで、好きになってもらって
知らないところで、嫌われて。

売れる、という基準がテレビやYouTubeの再生回数なら、わたしはそこからは外れています。ジャンルもちょっとマニアック。それでもそうした、好き嫌いや評価をぶつけられるのは、なくならないみたい。知らないままなら気になることはないけれど、自分の意思とは関係のないどうしようもないものが、いつも近くにある感じ。


子どもの頃から詩や物語を書くのが好きだったから、わたしにとっては書くことは人生の延長線上の好きなことだけど、お仕事としてはずっと音楽を作ってきて、本を作るのは初めて。

新しい取り組みには、いろんな声がありました。

プライベートな話は要らない、イメージを壊さないでほしい、音楽でないことで仕事しないで欲しい、なんでお前が本なんか出せるんだ、被害を売りにしてる、何がしたいの? e.t.c...

たくさんの、励まされたよ、良かったよ、勇気をもらったよ、という嬉しい言葉よりも、反対の言葉に立ち止まりそうになる日があったの。

ああ、わたしは今、もう少し強くならないといけないタイミングなのかも。
これからも、進んでいくほどいろんな声が増えていくんだ。

そう思いました。

自分の「こうしたい」を、しっかり持たないと、押し寄せる誰かの好き嫌い、良い悪いに潰れてしまう。自分に自信がないからと、自分の気持ちを簡単に手放してはいけないな、って。自分の気持ちを大切にしても、反対の意見の相手を嫌うわけじゃないのだから大丈夫。その意見はありがたく受け取るけれど、選択するかはわたしの判断。ただそれだけ。

誰かがわたしの人生に、責任を取ってくれるわけじゃない。
自分のことを信じていいんだ。

それは正解かわからない。先に答えを知りたくて不安だし、すごくすごく心もとないけれど。

だれになんて言われても、もしもお客さんが居なくなっちゃっても、わたしはこの本を完成させたかった。自分が進むために。
だからこれまでとは違う制作をしたことで、離れるひとたちがいても受け止めていられています。色々やりたいことやっていいじゃない、と思うけれど、仕方がないものね。それもまた、その人の判断だから。


どれだけ大切に進んでも、ひとつひとつのステップの中で失ってしまうものもある。でも、同じだけ得られるものも、あるはず。

変わっていくことを恐れずに、進んでみよう。
自分と、自分の周りの縁を信じて。

誰にも替わることが出来ないそれぞれの、一度きりの人生だから。


そんな風に思うこの頃は、心がとっても軽くて。
改めて、応援してくれる人たちに感謝の気持ちです。

もちろん反対意見も、応援してくれているからこそのことが多いのです。そういう声もあってまた「それでも、こうしたい」と、より心がクリアになったり強くなったり、「それじゃあ、こうしよう」と幅が広がったりすることがあるね。

今は、いただく声のコアの部分がストレートに届く感じがしてるんだけれど、それがなんだかもう、豪速球ストレートにズバン!って届きます。受け止められる心の状態になったのかな?

こんなに応援してくださる方が、楽しんで聞いて、読んでくださる方が、わたしの周りにはたくさんいたんだ、と幸せに感じるこの頃です。ありがとう。

あなたの心の中にも、誰かの、違う人のフィルター(価値観)がかかっていませんか。あんまりそれが厚くなると、自分の「こうしたい」が見えにくくなっちゃう。わたしも自分はどうしたいのか、をよく探していました。
自分の気持ち、後回しにしないでね。


舵を切る方向が、追い風でも、向かい風でも。
3歩進んで2歩下がる、のペースでも大丈夫。進んでいこう。


チャイラテだったかな? 何ラテだったかな? 忘れちゃった(笑)
休み休み、無理せず、心の声を聞きながら。


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