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私の911

911から20年、、、
あのときの衝撃は今でも覚えています。


私はあの時、アメリカにいました。


5ヶ月を目前に流産してしまい、気分転換に友人が住んでいたトロントとサンフランシスコに行くことにしていたのです。


チケットを自分で手配して、エアーカナダのバンクーバー経由でトロントに1週間。その後、サンフランシスコに1週間。


帰る前日にそれは起きました。
テレビからはアラート表示と、あのツインタワーの映像が繰り返し流れていました。


何が起こっているのか?最初は全くわかなかったのですが、時間を追うごとに非常事態だと理解していきました。


旅行社を通してない予約のため、自分でエアーカナダにかけて予約変更しなければなりません。が、空港は全てクローズ、、、飛行機がハイジャックされて起こっているのですから当たり前ですが、、、


いつ空港がオープンされ、飛行機が飛ぶか?は全くわからない状態。私はとりあえず、3日後のフライトに切り替えました。

空港がオープンするかどうか?は全く予測できません。とりあえず、オープンしそうだということで、3日後に荷物をまとめて空港に向かいました。


見たことないくらいにの、長蛇の列がターミナルの外まで続いています。私はその例に並びましたが、よくよく聞いてみるとチケットのない人の列でした。


係の人を捕まえて聞いて、なんとかチェックインしたのはよかったのですが、飛行機はなかなか出ません。ターミナルでかなり待ちました。


バンクーバーから関空への乗り継ぎが5〜6時間ほどあり、持て余すかと思っていましたが、むしろ足りないかも、、、という状態に。


数時間後、なんとか飛行機は飛び立ちました。
ゴールデンゲートブリッジを眼下に見ながら、ホッとした記憶があります。


私の乗った飛行機は、空港がオープンして初めて飛んだフライトでした。


バンクーバーに着き、乗り換えですがまたもや長蛇の列。並んでいたのですが、フライト時間が迫っても全く進まず、、、またもや、係の人をなんとか捕まえてチェックインできました。チェックイン締め切りのギリギリです。


とりあえず、無事トランジットして関空に着き、先ほどまでアメリカにいたなんて、嘘のようでした。


ニューヨークではありませんでしたが、リアルに911というものを体験したので、私にとって911はとても身近です。あれから何年というのを聞くたびに、あの時のことを思い出します。


現地ではあの時、次はLAやサンフランシスコなどの大都市が狙われる!と言われていたのですが、不思議なほど私には全く危機感はありませんでした。


私は小さなことには、たまにあせる時がありますが、大きなことはあまり動揺しない傾向があるようです。そんな話はまた改めて!


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