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好きなアーティスト紹介 日食なつこ

今回は、日食なつこさんについて紹介したいと思います。
数々の名曲の中から、短い時間で魅力を伝えるために自分なりに絞り込んだ5曲がコチラ↓

日食なつこさんは、ピアノ弾き語りのシンガーソングライターです。

もう5年くらい前になると思いますが、amazon musicのステーションを聴いているときに、プレイリスト1曲目の「黒い天球儀」が流れてきて、すぐに心をつかまれました。

歌とピアノ、ドラムだけという演奏形態にもかかわらず、必要な音は全部揃っていると感じられるパワーがあると思います。

ちなみに、ご本人監修の楽譜を持っているのですが、なんでこれを弾きながら歌えるのでしょうか?
本当にすごいです😳

そして、2曲目に紹介する「√-1」を初めとして、歌詞の表現も私の心に突き刺さります。

√-1というのは、虚数という数学の概念で「2乗すると-1になる数」で、「i」という記号を用いて表わします。

それを歌詞の世界に持ち込み、

血色の悪い真っ青な手とひび割れそうな真っ赤な手で
いくら手繰って寄せ合ったって存在しない数を
それでも i や虚ろと呼んで知った気になったあの夏を
超えられなかった気付けなかったおまえも、俺も、馬鹿だったんだ

日食なつこ √-1

このように表現に使用する事が出来るのが素晴らしいと思います。

他にも表現の美しい歌詞の曲がたくさんあるのですが、思いつくままに紹介していると全曲紹介になってしまうので割愛します💦

「黒い天球儀」のように、激しく力強い感じを受ける曲に最初は心惹かれていたのですが、3曲目の「white frost」のように非常に儚く美しいメロディーの曲もたくさんあり、本格的にハマったのはそういった曲も聴くようになってからだと思います。

日食なつこさんは岩手県の雪が降る地域の出身なのだそうですが、私も地元は雪の降る地域です。
この「white frost」のメロディーが、冬の静けさ、突き刺すような寒さ、それなのにどこか心温まる感じを思わせ、聴いていると雪に触れたくなります。

更に、4曲目の「ローカルミーハーのうた」。

この歌は、今も東京にある「地元では有名」だったり「この町の名物」であったりするスポットや人について、SNSで集められたエピソードを元に制作されたそうなのですが、自分が子供だった頃に家の近くにあった商店街が思い出され、ノスタルジックな気持ちになります。

曲調などは全く異なりますが、閉店してしまった地元のデパートについて歌われた「あのデパート」という曲があります。
妻はこの曲を聞くと、幼い頃に出かけたデパートの事を思い出すと言っていました。
現在30代〜それ以上の世代の人だと「あぁ、こういうデパートがあったなぁ」と懐かしく切ない気持ちになるのではないかと思います。

5曲目は「音楽のすゝめ」。
音楽との向き合い方、付き合い方の9つの指南のような歌で、特に九つ目が心を震わせます❤️‍🔥

九つ、即ち音楽これ人の心
絶やしちゃいけない人の命 そのものなんだよ
なぁ そうだろ?

日食なつこ 音楽のすゝめ

絶対そうです!(即答)

…もちろん、家族との生活以上に大切なものはないし、衣食住に欠けが無ければ生きてはいけます。
ですが、それでも、私にとって心から満足できる生き方に音楽は必要不可欠です。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました☺️

この記事が、あなたにとって新しい出会いをもたらすことになったなら嬉しいです!

今後も、よろしくお願いいたします🙇


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