【黒歴史Ep.1〜新たなる弟子〜】

【まえがき】

私には、マルチの団体に所属していた過去がある。

もちろん「マルチをやろう！」
と思って入ったのではなく、
「所属していた団体がマルチ」であった。

親・姉弟は勿論、心を許せる友達、会社の人、
恥ずかしくて誰にも話したことはない。
墓場まで持っていく予定の黒歴史である。

現在もこの団体が存在しており、
私の個人情報もまだ残っている可能性があるが、
最大限実名でお届けする。
リアルはそこにある。

※本作はノンフィクションになります。
所属していた期間は約半年間と短いものでしたが、
人生を狂わされかけたくらいには、
濃い時間を過ごさせて頂きました。
実は以前（初代カリン）でもnote連載をしており、
今回改めて連載と言う形になります。
全3話くらいでまとめる予定🤗
それではGo！

〈主な登場人物〉

カリン🙍‍♀️かりん先生こと、私
地味子👽私の紹介者
ハスキーボイス🤡地味子の姉弟子
デニーロ🦹‍♂️地味子とハスキーボイスの師匠

① 紹介者（地味子）との出会い

社会人2年目の夏、もちろんコロナ前。
地味子とは、職場の飲み会の2次会で知り合った。
1次会で偉い人は帰宅し、
若手4人だけでコリドー街の立ち飲みバーへ。
水曜だったのでほぼ貸し切り状態で、
上司の愚痴を言いながら飲んでいた。

そこに若い女の子2人組が入ってきて、
先輩が速攻で声を掛け、一緒に飲むことに。
その2人がマルチのメンバーだった訳だが、
1人がパッツン黒髪ストレートの地味子👽
もう1人が酒焼けのかすれ声で、テンションが無駄に高いハスキーボイス🤡

先輩相手にハスキーボイスが場を回して盛り上げ、
地味子はそんなハスキーボイスを、
常に立てるような話し方をしていた。
私は地味子が同い年だったこともあり、少し話が盛り上がり、連絡先交換をしてその日は解散した。

② 地味子とのやり取り

飲み会の後、地味子からは定期的に連絡が来た。
カフェしよう！飲み会が今度あってさ！など、
地味なクセにとにかくアクティブ。
実際に会うと、会話の中身の半分以上は
「将来のこと」についてだった。
・今の仕事をして何を目指しているのか、
・何故働くのか
・自由なお金と時間を両方欲しくないか、など。
勿論、私も若いなりに意識高く働いていたので、
そう言った話には結構食いついてしまった。

すると、本を紹介される。
ロバート・キヨサキ著
『金持ち父さんと貧乏父さん』

その中に「キャッシュフロークワドラント」
と呼ばれるESBIという概念があるのだが、
E：会社員
S：自営業
B：ビジネスオーナー
I：投資家
E→B、すなわち現在の会社員から、ビジネスオーナーを目指すことに対して興味があるかどうか、
ここをやんわり確認される。

③ 師匠への紹介

私は元より独立に興味があった。
働く以上はいつか独立して、自分で会社を興すことも視野に入れている。
地味子からしたら、E→Bに興味がある最高の人材に映ったに違いない。
そして、実際にE→Bを達成し、経営者をしている方に会わないか、という話をされる。
何でも、その方は地味子の「師匠」らしい。
私はそんな人が身近にいるのか、と二つ返事で了承をした。

仕事終わりに錦糸町駅で待ち合わせし、
その方が経営しているバーへ向かう。
一体どんな素晴らしいバーかと思ったら、
錦糸町南口の雑居ビルの地下2階にある居抜き物件。
店の中にはミニステージやバースペース、ソファーと椅子が所狭しと並べられている。
その中にひと際大きい声で高笑いしている男がいた。
Tシャツに短パン、キャップ帽子の色黒の35歳。
どうやらその方がこの店のオーナー、地味子の師匠で、みんながデニーロさんと慕っていた。

ちなみに、師匠の紹介方法は管轄（この組織にはチームや派閥が沢山ある！）によって異なり、
・師匠の住むタワマンへの招待
・ベンツなどの高級車でのドライブ
など色々な方法があるらしいのだが、
私は「師匠が経営している店への招待」だった。

④ デニーロとの会話

デニーロの特徴はとにかく声が大きく、オーバーリアクションだった。
そんな面白くない自虐話でも、めちゃくちゃ笑う。
なんでこんなのが独立できたのか不思議で、
🙍‍♀️どうやって独立を果たしたのか？
という質問をぶつけた。すると
🦹‍♂️ビジネスの師匠を見つけて、その師匠の真似を全力でし続けて、独立した
という根も葉もない回答。なので、
🙍‍♀️師匠の真似ってのは具体的にどういうことか」
🦹‍♂️ビジネスオーナーという結果を出すための、原因作りをし続ける
という全く拉致のあかない状況。

結局、肝心な部分は一切教えない、と言うのがポリシーだと分かった。
しかしこの教えてくれない、というのが逆に探究心や好奇心を駆り立てられる。
そのせいで、デニーロの目にも私は非常にビジネスオーナーに興味がある子に映ったと思う。

⑤ 朝活セミナーへの招待

デニーロに会った後日、改めて地味子からカフェのお誘いが来た。
現地に行くと、ハスキーボイス🤡が一緒にいた。
この前のハイテンションとは異なり、
この日は最初から全力で夢を語ってきた。
地味子もハスキーボイスも、夢を実現するために、
師匠の元でビジネスオーナーを目指しているおり、
🤡実際にBを目指している人が集まっている朝活セミナーがあるから、参加してみない？
そうハスキーボイスが言う。
私もよく分からないスイッチが既に入っており、
🙍‍♀️参加してみたいです！
と明るく返事した。
🤡良いね！最高だよ、カリンちゃん！！
ハスキーボイスは満面の笑みで、詳細を地味子へバトンタッチした。

日曜の朝9時、秋葉原の貸会議室で朝活は行われた。
その日は40人くらいで、会場の中は目が覚めるような熱気で溢れていた。
内容は細かいので割愛するが、ハスキーボイスくらいの少し地位の高い人が講師を務めていた。
そこで改めてESBIなどの知識のインプット、
『山の部族』の話などをする。
そして4人組を作って、「何故今日参加したのか」、「将来何になりたいのか」などのアウトプットを行い、お互いを刺激し合う。
そしてビジネスオーナーを目指すためには、
「この人に学ぶんだ、という師匠を決めること」
「時間の使い方、付き合う人、住む場所の3つを変えること」
これが最短の道だと教えられる。

⑥ 師匠への弟子入り

人間は不思議なもので、周りの人に触発される。
朝活で自分より若い20歳の子たちが、ビジネスオーナーを目指しているという事実を目撃させられ、
私も「早く動き出さなきゃ！！」と焦り始める。
そして地味子にデニーロと改めてお話させて欲しい、とお願いした。

ここが肝だと思うのだけど、いざ改めて紹介してほしいとお願いすると、少し焦らされる。
「もう1冊読んで欲しい本があるんだよね！」
「この前、朝活で講師やっていた人と話してみない？」など、
少し時間を置いても気持ちが本物かどうか、探られている形だった。

それらの細かいイベントをこなし、
私は改めてデニーロとの会合の場を設けた。
再び錦糸町のクソ汚いバーへ向かった。
地味子からも事前に「時間限られているし、弟子入りの件は最初に伝えよう！」と言われていたので、挨拶もそこそこにすぐに切り出した。

🙍‍♀️あの、色々考えまして、是非デニーロさんの元で学ばせて欲しいです！
🦹‍♂️うん、良いよ！！
えっ？良いの？あっさりすぎん？
👽カリンちゃん、一緒に頑張ろうね！！
地味子は少し泣きそうな顔をしている。
私はめちゃくちゃ拍子抜けして、えっ？という状態だったが、無事に？弟子入りが完了した。
🦹‍♂️でもまだ仮弟子の状態だから。正式に動くためには、色々やってもらうことがあって、今度の土曜日よろしく！
デニーロがそう言うとその場は解散した。

こうして、本気でビジネスオーナーを目指すために弟子入り？を果たしたカリン。
しかしこの組織がマルチ商法の団体だと、まだ知る由は無かった。

【次回予告】

無事にマルチの片棒を担ぐことになったカリン。
そこに待ち受けていたのは、
「チームビルディング」と「自己投資」
疑問を抱きつつも、心を殺して活動を続けていく。
そんなカリンに待ち受ける運命とは！？

次回:Ep.2〜マルチの逆襲〜

【中京記念】

はい、中京記念。
中京マイルのハンデ戦なんて需要あるのか！？
適当にいくよ～！

1ヴァリアメンテ　西村55.0
中京は一度だけ若駒Sで2着（7頭立て）。
決め手は大外一気。3勝クラス阪神1600mで上がり32.9が使えているので、今回は面白いかも。
ただ最内枠で揉まれないか、ここだけ心配。

2シュリ　荻野57.0
体質が弱いのか、3歳で全然走れず、4歳がキャリアハイの4勝でLクラス勝利。
昨年の関谷記念を逃げて2着の効果もあり、今回は57.0のハンデ。
萩野君がどれだけしごけるか、センジュリを・・・

3アドマイヤビルゴ　岩田ムスコ57.5

岩田ムスコが3回目の6億円ホースとの共演。
しかしムスコのムスコに6億円の価値はなく、
ムスコが未成年だった頃に、
1発3,000円の汁男優としてビデオデビュー。
勿論、中ではなく、外出しだったらしいが、
そんなムスコの出演ビデオが人気するわけもなく、
どうやらお蔵入りになったようだ。

そんな息子が今回6億円ホースに乗るという。
ちなみにアドマイヤビルゴ自体は中京との相性は悪くなく、1-1-1-2という戦績。
最後、しっかり外出しできれば、ここは一発があるかもしれない。
しかも人気もしないので、配当は単勝で3,000円を超える見込み。
外出しすれば一発があり、自分の一発よりも大きな金額を生むが、中に出せないと更なるムスコは生まれない。

言葉遊びって楽しいね！

4メイショウシンタケ　モブ弟57.0
阪神でどうぞ！

5ワールドウインズ　幸56.0
1600ｍの戦績は0-1-0-8と全くダメ。

6セルバーグ　松山55.0
ハンバーグ、スピルバーグ、全てのバーグの駒であるセルバーグ。
過去同舞台で、カワキタレブリーに0.1差で3着だった実績があり、また今村の60キロのケツを乗せて2勝している。
中京は相性。
ここは穴として、狙ってもいいかもしれない。

7アナゴさん　どっちかの国分55.0

「フグタくぅん、今夜どうだい？」
「ダメだよ、アナゴくん。君には奥さんがいるだろ？」

「それは言わない約束だろぅ？」
「でももう、そろそろ終わりにした方が良いと思うんだ！」

「そんなこと言ってぇ、フグタくん、下半身は正直じゃないかぁ」
「いや、これは、、、」

「奥さんとはもうやってないんだろぅ」
「うん、もうサザエじゃイケない身体になってしまったよ。アナゴ君、君のせいで！」

「はっはっは、別に悪いことじゃないさぁ。オレも君の身体に夢中でさぁ」
「アナゴくん・・・」

「では改めてぇ、ふぐたくぅん、今夜どうだい？」
「一緒にイこう！アナゴくん！」

サザエさん最終話『サザエ、磯野になる』より抜粋

8サブライムアンセム　三浦55.0
G1以外でいじる気力は無い。

9ホウオウアマゾン　リュウセイ58.0
高速馬場の阪急杯で3着なので、高速の展開になればチャンスあり。重い芝は苦手そう。

10ウイングレイテスト　松岡57.0
キャリアのピークは去った～
天気予報士がテレビで言ってた～
それでもう未だに馬は
種牡馬を目指して走っている～

11ディヴィーナ　デム54.0
オーナー大魔神。
前走VMは15人気ながら上がり最速の4着。
ずっと私の◎ナミュールの外壁になってたから、まぁまぁムカついてたよ。
中京は4-1-0-1と好相性なので面白そう。

12ダノンスコーピオン　カズオ59.0
唯一のG1馬。そもそも参戦するようなレースでもないけど、あまりにもG1戦線で情けないので、気持ちも分かる。
1ミリも期待してないけど、「腐ってもG1馬だな」と言わせて欲しい。

13ベジャール　菅原55.0
前走のダートはコンディションが絶好調＋芝の良いレースが無かった、ということもあってダートへ。
勝ち切っているし、もともと芝でもそれなりに走れてたから、マイナス査定にはならない。
面白そうな存在。

14カイザーミノル　ノリ57.0
キャリアのピークは5歳。6歳でも全然ダメだったし、今回は厳しい。

15ミッキーブリランテ　和田ドラゴン57.0
父ミッキーロケットと思いきや、父ディープブリランテ。
使い詰めでキャリア44戦目、今年だけでも7戦目。
7歳だけど、地方馬並みに走らせるやん。
まぁ走らないと挽肉だから仕方ない。

16ルージュスティリア　ストーカー川田53.0
ルージュステラリア、かと思ったら、
まさかのスティリア。
発音しづら！！
そしてこの馬もストーカー川田による、
「福永さんのお手馬を引き継ごう」の馬。
何度も言っているけど、ストーカーモードの川田は全く勝てない。
実際に今のところ2連敗中。
2度あることは3度あるね、こりゃ。
三度目の正直なんてな～い、四の五の言うなよ、ろくでもなーい

【印と買い目】

◎6セルバーグ
○13ベジャール
▲11ディヴィーナ
△3アドマイヤビルゴ
⭐︎1ヴァリアメンテ

あんまり印は打ちすぎない方向で🤗
馬連BOX、ワイドBOXでも回収できるかな、この感じだと。

はい、ということで！
今回の内容が少しでも面白かった🤣
参考になった🤗
生きる希望が湧いた☺️
という方はスキ❤️お願いします♪

それではCiao♪