私はイライラしていた。

どうして自分に激甘な女性ほど、幸せになれるのだろうと。なんだかんだ言い訳をしているけれど、結局楽をしたいだけじゃないか。他人におんぶに抱っこで生きていきたいだけじゃないか。なんでそんな人が幸せになれるのか。

どうして自分の足で立とうとする女性ほど、災難に見舞われるのか。しかも病気や災害、成功を妬んだ他人からの嫌がらせなど、本人に落ち度がない理由で。（私はこういったことで、尊敬している方を何名か亡くした）

こんな世の中はおかしいと思った。でも私が吠えたところで何も変わらない。今日も世界は自分に甘い女に優しい。

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先日、占いをしてもらう機会があった。聞いたのはもちろん、恋愛のこと。

占い師から出た言葉は「もっと異性に対して寛容になりなさい」だった。

私はその言葉を聞いたとき、「それってもっと妥協しろってことでしょ？別に占い師じゃなくても言える、説教の常套句じゃん。あー、こんなので金が貰えるなんて、占い師ってボロい商売だわー(笑)」と内心鼻で笑っていた。

しかし今日、ふと思い出したのだ。約二年前にも、占いで全く同じことを言われていたことに。

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私は男が嫌いだ。今まで結婚したいがために、その感情から目を逸らそうとしていたけれど、もう認めざるをえない。

男は妻子がいても他の女を平然と抱こうとするし、自分に意見する女を嫌うし、いつも女より上に立ちたがる。（なぜこの考えに至ったかは過去にも書いているので割愛）

「そんなの一部の男だけでしょ」と言われても、私の周りがこういう糞野郎ばかりいる環境だったのだから仕方ない。「類は友を呼ぶ」だろうと、私は糞が嫌いだ。

でも私は婚活していた。結婚していた方が女は生きやすいからだ。後ろ指を指されずに済む。独身を理由にあれこれ貶されずに済む。今の会社は既婚者しか出世できないので、それもある（独身は社会的信用が出来ないのだそう）

しかし駄目だった。私の中で「男＝クソ」という方程式が出来上がってしまっている以上、「なんで私が男にニコニコしたり、お世話したり、心にもないお世辞を言わなきゃいけないんだ」とイライラしっぱなしだった。だからちょっとでも男の態度が悪いと、その瞬間にそれまでのストレスが爆発してしまう。

女性に対しては、例え第一印象が悪くても、その後のやり取りで加点評価になっていく。しかし男性相手には全てが減点評価だ。マイナスから上がることはない。これじゃ信頼関係なんて築けるはずがない。

「男友達を作ったら？」と言われたけれど。ここまで重症の男嫌いが、どうやったら男友達なんて作れるのだろうか。ネットで相手の性別を知らずに仲良くしていて、「実は男でしたー」なら、なんとかなるかもしれないけど。

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私が「男に寄りかかる女」が嫌いな理由は、自分でも薄々わかる。

（私にとって）そんな糞みたいな存在である男に依存する女が信じられないという気持ち。その糞だと思っていた男が、世間一般では割とまともだということを知った時の、自分の見る目のなさ苛立ち。そして依存心の強い女が、楽して幸せになっていくことへの怒り。

何もかも許せない。私は他者に寛容になれない。他人の幸せを願えない。私が幸せになって欲しい人ほど死んでしまう。そんな世の中が憎い。

（たぶんこれまで書いた記事の中で、一番「糞」という単語を使ったと思う）