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自分の発言に自分で間違い探しをしてしまうのはなぜか?

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです

5月のカウンセリングは満席となりました!
6月の予約は5/20から公式ラインにて募集開始します。

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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『自分の発言が間違っている気がする』
相談者:匿名さん

元々自分の話をするのが苦手な20代後半の女です。
最近夫以外の人と話すと、直後猛烈な自己嫌悪と罪悪感に襲われ、勝手に疲弊してしまいます。

私の発言によって、
相手を不快にさせてしまったのでは
この言葉遣いは失礼だったかもしれない
マウントみたいになってなかったかな…?

などなど、相手にネガティブな意味で受け取られているかもしれない…と色々考えてしまい、落ち込みます。

例えば、プールに通ってる話を同僚にした際、
「運動になって良いですね!」と言われ、
「はい、ちょっとだけ痩せました!」とついうっかり何も考えず反射的に答えてしまい、

後で「もっと他に良い答え方があったのに。自慢みたいに聞こえてたらどうしよう、人によっては気に障ることかもしれない。私は何てことを言ってしまったんだ…最低すぎる、もう消えたい…」ととてつもない自己嫌悪に襲われる…という感じです。

それくらい会話の流れで言うこともあるよ、考えすぎ!と励ましてくれた人もいるのですが、自分の言葉選びに本当に自信がありません。

何を言っても間違いがある気がして、自分の中での失言の基準も曖昧になっています。
失言すること、常識を疑われること、人を不快にさせ嫌われることがとても怖いです。

昨年、知人の悪意ないマウント発言を浴びるように受け、私も知らず知らずそういうことを言っているかもしれない…と思うようになったことがきっかけかなと思っていますが、元々人と話すことに苦手意識があります。

ちなみに家庭環境は、明るくてお喋り大好きな母、寡黙で優しい父の元で育ちました。昔から今でも私が母の話の聞き役で、思春期の頃から「誰も私の話を聞いてくれない」と思っていました。

本当はあれこれ考えず、楽しく人と話したいです…。
失言を恐れず人と話せるようになるには、どうすればいいでしょうか…?

こんな質問で恐縮ですが、もしよろしければ何か少しでも前に進めるヒントをご教示いただけますと幸いです。

匿名さん
 
ご相談いただきましてありがとうございます。

自分の発言に自分で間違い探しをしてしまうようになると、人とお話しするときも心からリラックスしたり、楽しめなくなってしまいますし、それどころか人に会うのも嫌になりますよね。
 
実は私も入社して数年間、同じような思いをしていた時がありました。
 
匿名さんがご自分でも言ってくれていますが、

>昨年、知人の悪意ないマウント発言を浴びるように受け、私も知らず知らずそういうことを言っているかもしれない…と思うようになったことがきっかけかなと思っていますが、

こういうことがきっかけで、元から持っていた思いが自分の中で強調されていったのかもしれませんね。

匿名さんはずっとお母さんの話の聞き役だったということもあり、相談文の内容や雰囲気から、非常に優しく、人に気遣いの出来る方なのではないかあと私は思いましたが、いかがでしょうか?

お母さんの話を聞きながら、ずっとどんな感情を感じていたのか?
匿名さんが私のカウンセリングに来られたら聞いてみたいと思います。

「話を聞いてあげることで役に立っている」
「話を聞いてあげることで与えている」
「話を聞いていることが、私の役目であり、それが私の存在価値に繋がる」

そんな思いがなかったですか?

なので、人の話を聞いてあげられない自分はあまり価値のない存在である

そんな思いがどこかにあるのかもしれないですね。

***

同じ出来事に遭遇しても、その時湧いてくる感情は人それぞれ違います。

それはなぜかというと、頭の中で考えることが人それぞれ違うからです。

思考が感情を生み出すのです。

この思考の根底には「思い込み」があります。

匿名さんが人とお話しているときに「誰かを傷つけたのではないか」って考えるとしたら、心の底では「話を聞いてあげる私でないと価値がない」とか
「無意識にでも、人を傷つけてはいけない」と信じ込んでいる可能性があります。

この思い込みや信じ込みのことを「スキーマ」なんて言い方をしたりします。

このスキーマを緩めるのは、結構大変なことでもあるのですが、カウンセリングなどを使って少しでも緩めていけば、問題が小さくなり、自分の中で意識が小さくなることで、日常生活の生きづらさから解放されることも可能です。

自分がイヤな思いをしたからこそ、絶対に人に同じことをしてはいけない!って強く思っているのと同時に、ひょっとしたら、「私、傷ついたよー!」って心の底ではまだまだ細かい傷が沢山ついているかもしれませんよね。

取り組んでみたいなあって思われたら、私でよければ伴走しますので、公式ラインからご連絡くださいね!


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