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今のうちに「好き」と叫ぶんだ

高校時代、クラスの男子を好きになった時、友達のチカちゃんに、「告白するなら、早めがいいよ。『好き』の気持ちが大きくなりすぎると、言えなくなっちゃうから」とアドバイスされた。

アドバイスに従い、私はその年のバレンタインに告白し、玉砕した。だけど、気持ちは清々しく、私はチカちゃんに感謝した。

以来、私は、誰かを好きになったら、早めに行動を起こすようになった。動かなければ、なにもはじまらないし、なにも終わらない。それはそれで、いろいろな問題が引き起こったりもするけれど、自分の巨大な「好き」に乗しかかられ、縛り上げられ、身動きが取れなくなっちゃうより、ずっと楽しい。

というわけで、今のうちに、この胸の内にある「欅坂46」への「好き」を語らねばと思うのに、「いや、その前に、いろいろアイドル論とか調べたいし」「私、ライブも握手会も行ったことないし」「私より熱心な人、たくさんいるし」「書くならすごいの書きたいし」などと、いろんなことが思い浮かんで、書くのに躊躇してしまう。

だめだ、すでに「好き」の巨大化がはじまってる。
はやく、はやくしなければ。


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