ENTJから見たNT達の続編
NT達のTがFに置き換わった人
と言っても、結構心理機能からガラッと変わっている。
優先しているのが、合理性か人の気持ちかで粗方わかる。
あとは、N独特の雰囲気で大抵わかる。

第2の変人グループ NF達について
NT達はゴリゴリの合理主義者だが、
NF違はフワフワな理想主義者という感じ。

NF達は基本的に温厚で、温かみがある。SF達とは違った温かみ。
N特有の居心地の良さがある。

前回の記事 ENTJから見た各MBTIの役割も参照

概要

INFJ 健気な心配性
最も内省的な献身者. 後輩H。
なんやかんや超考えている。

INFP 心燃ゆるアーティスト
自らの理想を昇華る創造者 後輩I。
感性豊かで、繊細で敏感。

ENFJ 天運の勇者 
人柄で人を引っ張れる人 ミスター
菩薩のようで、なんか知らんけど安心できる。

ENFP フワフワな人たらし
そのフワフワさで周りを包み込める人 先輩T
 The 不思議ちゃんなんだけど、アイデアや雰囲気を掴むのが非常に上手い。

INFJ

健気な心配性
最も献身的で、最も自己開示をしない人。
限定的な条件ではあるが、人を導くカリスマタイプ。
INTJのTがFに置き換わっている人

心理機能

 INFJ Ni-Fe-Ti-Se
ENTJ Te-Ni-Se-Fi
なんかいろいろ違うが、大きな特徴はNiを持つこと
Niを簡単に言えば、"信念"だったり、"収束"である。
自分の信念(Ni)を集団の総意(Fe)に沿わせて考えるので、
非常に献身的にみえる。
さらにそこに、Ti(自分の中で考える)が入るので、
非常に内向的に見える。

INTJ-INFJ

両社ともNiを持つので確固たる信念を持つが、
INTJと違い、INFJは自己主張が非常に少ない。
確固たる信念をENTJのように、外に出さないので、
異常なまでに自己開示が少ない。そのためか、
INTJも目立たないし、INFJはもっと目立たない。

ENTJから見るINFJ

INTJ同様に、非常に内省的であり、Ti(自分で考える)持ちなので
屈強のようだが、見かけ以上に傷つきやすいように見える。
そのため、献身的な心配性というのがあっている。
また、一見集団にそぐわない行動をしているようなときは、
彼らがよく考えたうえでの結論(Ni-Fe-Ti)であり、周りからはよく浮く(Se)。
INFPとの違いは、いろんなところで解説されているが、次のINFPのところで

INFP

心燃ゆるアーティスト
自分の理想を昇華させるために生まれてきた人
ENFP同様に、ゆるふわな変人枠。
INTPのTがFに置き換わった人

心理機能

INFP Fi-Ne-Si-Te
ENTJ Te-Ni-Se-Fi
INFPは、自分の気持ち(Fi)を基に、無限の/発散する未来(Ne)を考える人たち
ENTJと得意・苦手な部分が逆。感情移入できるらしい、スゴイ。
人の気持ち(Fi)を考えるのが苦手なENTJと
客観的な合理性(Fe)を考えるのが苦手なINFPである。
NiとNeなので、未来や本質のとらえ方も異なり、
Niは収束・信念だが、Neは発散・連想である。

INTP-INFP

合理性を基にするINTPが科学者よりだとしたら、
感受性を基にするINFPは芸術家という表現が似合う。
INTPは図太く、INFPは非常に繊細である。
NT全般、NF全般に言えるような気もするが、
特に顕著な気がする。
INTPは自分の興味あるものに突っ走るのに対し、
INFPは自分や他人の気持ちを優先するので、
配慮に関しては際立って見える。
INTPのミスタイプはないが、INFPのINTPミスタイプはたまにする。

ENTJから見るINFP

自分や他人個人の気持ちに敏感で、我々ENTJが勝利を求めるのに対し、
INFP達は生き方や人生を求め居ているように見える。
理屈ではない、創作という言葉が最も似合うタイプの人種。
日本で最も多いタイプらしいが、結構疑問。
各MBTIタイプの役割でも述べたが、個人主義のように見えて、
かなり集団染みたところがある。
ENTJ同様、INFPもなんやかんや周りに人が居ないと脆いタイプである。
そういった意味では、多いのかもしれないが…。

INFJ-INFP

両者とも他人や集団の思いやりに優れている。
ENTJの自分から見える両者の違いは、N直観。
INFJはNi(信念)で、INFPはNe(連想)。
強く硬いNiをもつINFJは独りでも、大丈夫。
発散する無限の連想Neは、色々なものと関わって初めて真価を発揮する。
INFJは、INFPと比べて非常に強固な信念を持っている。
INFPは、INFJと比べてより強い、特有のふわふわオーラを持つ。
そういう意味合いを含めると、INFJは単体向き、INFPは集団向きである。

ENFJ

天運の勇者
結果や成果ではなく、人柄や人望で人を引っ張ることができる人。
ENTJ同じくリーダー適正のタイプ
ENTJのTがFに置き換わった人

心理機能

ENFJ Fe-Ni-Se-Ti
ENTJ Te-Ni-Se-Fi
2, 3番目は同じ
つまり主軸の考え方と苦手な部分が逆。
ENTJが苦手とする人の気持ちを主軸に考えられる。
Feなのでこの場合は集団の気持ちや意向という感じだけど。

ENTJ-ENFJ

ENFJは、ENTJに絶対できない人の引っ張り方をする、リーダー適正タイプ
ENFJは、人柄で人を惹きつけることができる。博愛主義
ENTJは、結果や実力で人を惹きつけようとする。能力主義

ENTJから見るENFJ

正直、ENTJの僕から見れば不思議な人種でしかない。
Niのせいか、"結果がすべて"と思っているせいか、
なぜ人が付いていくのか・惹かれるのか
さっぱりわからない笑…だが、惹きつけられるのもわかる。
そういう人種。
そうなるべくして生まれた、天運の勇者といった感じ。
もちろん、本人たちに実力もあるのだが、
どうも実力だけで、ENFJ達に周りの人が付いて行っている気がしない。
人柄や人望で組織を引っ張っていけるのだろうという感じ。
ENTJの自分にはできない、尊敬の対象。
まぁ、今までで1, 2人しかあったことないけど

ENTJの覇気のような圧はなく、フレンドリーで、誰に対しても同じ態度をとる。まるでENTJの悪いところを全部漉し取ったような性格。
正直、ENFJが勇者でENTJが魔王と呼ばれても仕方ない所以はここにある。

ENFP

ふわふわな人たらし
場を和ますのに長けた、天然(?)フワフワな人たらしである。
リーダー適正はないが、グループ内の調和を保てるISFJに近い
ENTPのTがFに置き換わった人

心理機能

ENFP Ne-Fi-Te-Si
ENTJ Te-Ni-Se-Fi
全然使ってるものが違うが、補助であれメインであれNを使うという点では同じ。
無限の発想(Ne)を人個人の気持ちに焦点を当てて使えるので、人付き合いに関してはピカイチなのではないかと思う。もちろん、N特有の変なところはあるだろうが、気持ちに敏感という点に変わりはない。

ENTP-ENFP

ENTPもENFPも同様に、非常に愛嬌のあるタイプ
ENTPがどこか憎めないような愛嬌があるのに対し、
ENFPは子供のような純粋な愛嬌である。

ENTPもENFPも、双方かなり思考が飛ぶ。ついていけないほど飛ぶこともある。ENTPは途端に思い付いたように、ENFPは目についたものをそのまま言い出す傾向にあると思う。
また、ENTPが話すことは突拍子もないが、理路整然としている。
ENFPが話し出す話題は、目についたものについての感性を言うことが多い。

ENTJから見るENFP

ENFPもあまり見るタイプではない。
ENFPがいると、ごく一部の人を除いて、雰囲気が悪くなることはないように見える。これは、ENFPが持つ人たらしの能力以外に他ならないと思う。
ENFJ同様に、付いていきたくなるような性格タイプの一つだと思うが、
リーダー適正だけはENFJに軍配が上がる。
というのも、ENFPはENTP同様に色んなものに飛びつく傾向があり、
一つの目標に向かって進むということを苦手とするため。
まぁ、ENTJの自分からすれば目標も進路もこっちが決めるので
ENFPにチームの雰囲気を和ませてもらって、パッと閃いたアイデアを
くれればいい。ENTPと役割は被るが、理屈だけでは通じない部分も出てくるので、そこが彼らの輝くところである。
総じて、ENxPが持つ人たらし能力はいろんな場所で輝いている。

まとめ
今回は、NF達について語った。NT達ほど奇人変人ではないが、
独特のフワフワ人間たちである。
結果や実力が伴う能力主義・個人主義的なNTと違って、
相手の気持ちや総意を汲む、感性や雰囲気を重視するのがNF達である。

STやSFに比べたら、少し異質であるがまたユニークな個性であり、
多様性とはまさにこのことだなと思わされる次第である。
SFとSTはゆっくり作ろうかな…。ではまた。