長らくnoteを更新できていなかった。
書きたい、言いたいことがない、ここ2〜3週間そんな感じだったから。

週に一度、この時間、と決めて宣言までしてるのに無責任だなとは思う。でも、気の進まないことはできないタイプなんです。多分、ビジネスに向いてないのかもしれない。

ここ最近は、ただ流れに乗ってふよふよしてた。だからと言って何もなかったわけではなくて、いろんな人と出会ったり、2週連続で友人の結婚式に行ったり、軽井沢に行って山の中にいたりした。

では、またとあるイラストレーターの一日をのぞいてみてください。以下、三連休の最終日（とは言っても私にはあんまり関係がない）の日記。

7月17日（月）

今日は、朝9時から綱島にてモーニング。先日、本屋でお店番をしているときに出会ったカメラマンの方と。
一人で活動をはじめてから、初対面の人とごはんやお茶に行くことが多くなった。たまたますれ違えた人の人生を垣間見るのは楽しいし、絶対に刺激になってくれる。

会うのは2回目だけど、相手が全然壁をつくらないかんじだったので私もすぐ自然体になれた。そういうのっていいな。
予定していた喫茶店が臨時休業だったので、そことは別の喫茶店に行く。

今日の気付きは、一緒に過ごす人の大切さ。常識にとらわれず素直に前向きに生きている人と会うと、自分の中の「これでいい」の範囲が広がる。
価値観や環境が同じ人ばかりと接していると、知らず知らずに思考が凝り固まってしまい、そうやってできた「常識」が自分の首を絞める。
SNSでも最近自分好みにカスタマイズされた投稿が表示されているけど、それもやっぱり一要因なんじゃないかな。

今日話した人はまさに刺激を与えてくれる人で、考え方や心がけに何度もハッとさせられた。

また、と解散して、電車でとなり駅の大倉山に移動。好きなお店のスタッフさんが、そこで間借りカフェをする日だったので向かう。

目当ての間借りカフェで注文を待っていると、知り合いが続々と到着。このあたりの知り合いもだいぶ増えてきて、行く先々で誰かに会うのが楽しい。約束しないでも会えるって気軽でいいなあ。

お話に混ぜてもらったり、レモンケーキを食べたりして過ごす。お店の一角にある蚤の市コーナーで、お店で使っていたお皿を購入。ひそかに変わるラインナップを、毎回楽しみにしている。

一旦帰ろうと、最寄駅の白楽駅を降りると今度は行きつけの居酒屋店主さんに遭遇。木ベラとゴムベラもらいましたー。この間はどうも〜、多分あとで行きますー。なんて会話。

おとといのヤミ市（月1で行われる商店街のお祭り）で、家の不用品を店先に出しておいてもらってたんだ。断捨離して、出た食器類など。全部ががっとリサイクルショップに持っていく前に、同じ街に住んでいる人がもらってってくれたら面白いな、と。その前にも、しばらく家に置いといて来客にもらってもらったりしてた。

いったん帰宅して、支度をしてまた家を出る。こんなに暑いから、プールに入りたい！と思い、一日いろんな人と話しているうちに気持ちがそんな方向に向かってた。

前に働いていた職場で、綺麗なお姉さんが「よく市民プールに一人で泳ぎに行くんです」と言っていて驚いたんだけど、そうだ、大人もいいんだよな、と思ったことがずっと残っていた。今日がそれを実行する日だ！

近所の公園内にある、25mプールと幼児用しかないような小さな市民プール。子連れか子どもしかいない。見た感じ、一人で来ている大人は私だけなようだった。ちょっと勇気は要ったけど、入ってみるとみんなそれぞれ遊ぶのに夢中で、もうしっちゃかめっちゃかで、気にする人はいないようだった。

あ〜、気持ちいい。懐かしい。更衣室に塩素が立ちこめる匂い、冷たいシャワー、さらりと水が肌に馴染むかんじ。顔をつけずに平泳ぎみたいなかんじで泳いだり、歩いたり。人のいないところを縫って。歩いてはいられない炎天下でも、水の中にはいられる。

15分くらいかな。一人ではちょっと退屈になってきたし、やっぱり肩身は狭くて。もっと気軽に、大人も行けるプールがあるといいんだけどな。前もって約束して、プール付きのレジャー施設に行くとか、そんな仰々しいのじゃなくて。今日プール行きたい！ってなって、12時集合ねー！みたいな。

プールの後は疲れて、シャワーで塩素を流してからちょっと寝る。眠りにつくまで、体が水の中にあるように揺れてるかんじがするのが懐かしい。短く、深く眠った。

夜は、やっぱり飲みたくなって近所の友人を誘い、旦那さんと、3人で先の居酒屋で呑んだ。なんの話をしたかな。プールのはなし、軽井沢のはなし。もう少し飲みたいかんじだったけど、次の日は平日だったので一軒で解散となった。

帰りに、ヤミ市に出してもらっていたうちの不用品を回収。結構減っていたし、調理器具のいくつかはお店で使ってくれるとのことだった。うちではいらなかったものが、この街の誰かの「ちょうどよかった！」になっていて嬉しい。
こちらがあげたのに、もらった気持ちになって不思議。

事務的に処理されて、二束三文にしかならないのよりずっといいなって思った。