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ラグビー観戦記’23.01.14スティーラズvサンゴリアス@神戸ノエスタ

2023年のラグビー観戦はここからスタート。
またもや遅くなりましたが
それでも観戦は記録しておくぞ!と決めたので
よかったらお付き合いください。

屋根がしまる専用スタジアム

さて、みなさんそうかもしれませんが
やっぱり専用のスタジアムがいいな、と思うわたくしです。

そしてリーグワンに関しては
どこかのチームをとっても応援している、
というほどではなく
どこでも好きなのですが
一応「どこのファンですか?」と聞かれたら
以前長く暮らした馴染みのエリア・神戸にある
「スティーラーズです」とこたえます。
つい、いまだにすぐコベルコと言ってしまいますが。

そのコベルコ神戸スティーラーズのホームスタジアム
ノエビアスタジアム神戸
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場となっています。

けれど専用グラウンドであるノエビアスタジアムでの試合は
ほぼ一年に一度の開催になります。
ですから当然、陸上用のトラックの分が遠くなるよりは
すぐそこがピッチであり
近くで見られるこの時を逃したくない!
その上、今回の相手は
東京サントリーサンゴリアスとくれば
それはうきうきで出かけてしまいます。

開場時間頃は何とか雨もあがっていました

また嬉しいことに、
1月にしてはとっても暖かくなったこの週末
寒さ対策はそれほど気にしなくてもよさそうだ
と思いましたが、
ただこちらは残念ながら
当日の天気予報は雨。

でもまあ今回はメイン側なので
屋根の下に入っているだろうと思いつつ、
でもちょっと嬉しいことにお席が前の方なので
雨が降り込んできたり
屋根からはみ出して濡れてしまうかなと
そんな心配をしておりました…ら。

前日にちゃんとアナウンスをしてくれたスティーラズ。
「明日は雨なので屋根は閉じておこないます」
なんてすばらしいのでしょう。

ノエスタは2002年の
サッカー日韓ワールドカップの時に作られたそうですが
その時は収容人数を満たすための設計で
屋根はなかったそうです。

でも大会終了後、なんとスタンドをこわして屋根をつけた、
それも開閉式の屋根です。
しかもわずか20分、ボタン操作一つで
誰でもが閉められる
更にそれにかかる費用は
電気代にあたる5000円程度だそうです。

作った会社のページに書いてありました
ページはこちら↓
https://www.yokogawa-yma.jp/works/yma124/

なんとありがたいことでしょう。
暖かいうえに雨に心配もしなくてよい
最高のラグビー観戦スタートとなりました。

当日変更になったメンバー表
今日はここから

阪神淡路大震災メモリアルマッチ

そして今回の試合は、
震災があった1月17日に一番近い試合ということで
阪神淡路大震災メモリアルマッチとして開催されました。

オープニングセレモニーでは
大きなフラッグをもって会場に入る役目を
コベルコスティーラーズの社員の皆さん
つとめていらっしゃいました。
この姿にはなんだかジーンとさせられました。

ご存知の方も多いと思いますが
阪神淡路大震災の時
神戸スティーラーズの第三高炉(加古川)が
被害にあいました。
それでもその後、わずか2か月で
復旧可動させたそうです。

コベルコ社員のみなさんとコーロクン

崩れた街をたてなおすには
鉄もたくさん必要だったでしょう。
そしてまた、力強く復活を遂げる姿は
周囲の人にも勇気を与えたのではないかと思います。

そして当時のこの想いは
スティーラーズのジャージ(ユニフォーム)に
描かれています。
この高炉がシルエットで入っているんですよ。

ちなみに私は一つ前のデザインのものを持っていますが
ここにはドラゴンも一緒に描かれているから
こちらの方が好みです。

新しいジャージー
前のジャージー


それはさておきここでふと気づきました。
2023年1月17日で28年になる震災です。
それを思った時に出場している選手、
28歳以下がたくさんいる…と

山中選手は大阪出身ですが当時やっと5歳か6歳。
急に変わって出場になった日和佐選手も
兵庫出身で同じくらいの年齢でしょうが、
知らない世代がたくさん活躍しているのことに
年月を感じたりもしました。

そして会場でも流れましたが
これはここで観ると絶対泣くと思ったので
見ないふりしてやりすごし、
帰ってからあらためて観て泣きましたが…
こんな思いの映像を作っているスティーラーズです。

試合の内容は…

さてそんなメモリアルマッチだったから
ほんとうにとっても勝ちたかったですね。

勿論、相手がサントリーという強豪でしたし
スティーラーズ側は出場予定だった選手が
当日になって4人も交代になったことも
影響したのかもしれません。
インフルエンザと発表があったようですが。

急遽キャプテンになったマルセル・クッツェー選手が鼓舞するハドル

まあ、そんなこともあり、連携がうまくいかないとか
ミスもでるとか、いろいろあるでしょう。
でもちょっとだけ、生意気を言わせてもらうなら
メンバーが変わったせいとばかりも言い切れない雰囲気が
漂っていたような…
もうちょっと何とかなったと思う感じでしたが。

個人それぞれのミスもですが
一番気になったのは
コミュニケーションがうまくいっていないのかなあ…と言う点。

そして何より声が聞こえない。
優性なサンゴリアス側の声の方がよくでていて
コミュニケーションをとりつつ活気もでている様子が
ありありと見て取れました。

まだ声援は禁止のままでの応援ですし
屋根が閉まっているのもあり、
いつも以上に声がはっきり聞こえます。
そしてサントリーのカッキー(垣永真之介選手)の声は特に
ビジネス雄叫びとか言われていますが(笑)
それでもいいですよね、とっても響いていました。
大活躍でした。

やっぱり声を掛け合うってどこででも
大事だなと思いました。

若きキャプテン斉藤直人選手の話をみんなが聞いてる
滑川レフリーに当たる確率が多いわたし

でもともあれサントリーも日本代表選手もたくさんいて
神戸側もリ・スンシン選手もいるし
ラファエレ選手もスタメンでずっとでてくれたし
にぎやかなスター軍団でたのしくすごしました。

試合終了後の姿…メンバーが✨両チームともに華やか
ラファエレ選手タタフ選手と喋ってる(≧▽≦)
リザーブ出場の流選手が山中選手と話した後に
深々ごあいさつの流選手👏尊敬

でもやっぱりしびれたのは
試合後に何かを語り合っていたこのおふたり

李承信選手と山中亮平選手
ひと回りの年の差10番15番

試合後とっても悔しそうだった李 承信選手。
一番若い選手が一番悔しそうであるということが
「今後が楽しみだ」と思わせてくれてとてもうれしかった
のですが、どんな話をしているのかな、
きっと何かを伝えているのだろうな山中大先輩!などと
勝手な妄想をしつつ眺めておりました。

人生の先輩であることや
その分野での先輩は
どんな姿勢でいるのがいいのだろうかと、
自分の生活の中でも思うことなので、
こういうシーンはいつも注目してしまいます。
そういう意味でもこちらのコンビは
とても素敵だなといつも思うのでした。

そしてこういうシーンはTVだと
よほど抜かれていないと見えないから
そういう感動も含めて、これも現地観戦の良い所です。

もうハマってますよ山中先輩

そして、試合の中身にはいろいろあっても
それでもホーム戦、みなさん暖かかったですね。

帰り際に年輩の女性の会話が耳に入りました。
「いいのいいの、一生懸命やっている姿みて、元気もらえるよね」
ご婦人方はそう言いながら
ゆっくり地下鉄の階段を降りて行かれました。
こういうことなんですよね、生で観戦するって…

試合後に立ち寄った鉄人28号~阪神淡路大震災


さてスタジアムを後にして
その後の時間にStandfmで声を収録して配信しました。
それはこちら

神戸市長田区の長田商店街でぼそぼそ喋ったものです。
ノエスタの最寄り駅、地下鉄海岸線御崎公園駅から二駅
新長田駅でおりて、震災の時炎につつまれた
あの一帯にあらためてよりました。

ちなみに先の音声配信では
「お好み焼き食べます」と言っていたわたくしでしたが
「あ、ここは長田だった、じゃあ、すじそばにしよう」と変更になりました

『ぼっかけ』こと「牛スジ」と「コンニャク」の煮込みが入った
お好み焼きが長田名物
ですけど、
私はこの場合はこの場合はどちらかというと
「そば」の方がすきなので
これが入ったやきそばにしました。

おいしいんですよね、
ソース一色の味じゃなくて
しかもリーズナブル。
街の中のこじゃれたお店とは違う
ずっとある住んでいる人のためにあるお店、
そういう所で食べるのが好きです。

とはいっても
下町情緒あふれた街、長田でしたが
復興として再開発がはじまり
ビルとか立派なアーケードになってはいます。

再開発の方法もいろいろ言われてきたのも耳にもして
いろいろあるのでしょうけれど、
おいしかった「ぼっかけそば」のお店のおじいちゃんは
昔の面影のままの、とってもやさしく素敵な店主さんでした。

そして2009年10月に、この新長田には
鉄人28号の巨大モニュメントが完成していす。

これを見たことなかったので
とっても今更の遅ればせなんですが、
写真などとってみたりしました。

長田にゆかりの深い漫画家の
横山光輝(よこやまみつてる)さんの作品鉄人28号。
パワフルでよい眺めでした。

また横山光輝さんといえば三国志とかで有名ですが
三国志の絵は御崎公園駅の壁に描かれていました。

ということで今回は
試合観戦記であり同時に
震災を思い
あらためて祈りの気持ち
そして忘れていないなと思い返した旅となりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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